関接キス
「食べる?」
現在僕は、音夢から食べかけのクロワッサンを貰おうとしてる。
「え、いやそれは……」
「食べないの?」
音夢はどうやらそれが''間接キス''という事に気付いていないようだ。
「いや、その……」
「どうしたの?あ、私ショコラブレッド食べていい?」
「う、うん。……あ、いや、ちょっと待って!」
「え、もう食べちゃった」
早っ!ショコラブレッドが消えたんだけど!
「あ、そ、そう。ごめん、なんでもない」
「なに?気になる、教えて」
何で食い付いてくるんだよ……
「いや、何でもないから大丈夫」
「だから気になるから教えてって」
音夢はしつこく食い付いてくる。どうしよう……何て言えば良いの?
「あーその……か、間接キスしちゃったなって(ボソッ)」
「?よく聞こえなかった。もう一回」
小さくて聞き取れなかったか……もう、僕の顔は真っ赤だ。
「ね、音夢とか、か、間接キスしちゃったなって……」
今回は確実に音夢に聞こえる声量だった。
しかし音夢はキョトンとした顔で僕の事を見ている。何故にそんな無反応?
「何で間接キス?」
すると数秒に音夢が聞いてきた。その表情は変わらずキョトンとした顔をしている。
何で間接キス?ってそりゃあ…
「だ、だって音夢、僕の食べかけのショコラブレッドを食べたでしょ?」
「あ……」
真実に気付いてしまったのか、音夢の顔がどんどん湯上がっていく。
「……」
「……あ、あの音夢?」
「……ご、ごめん!私が初間接キス奪っちゃって……」
え、なんか音夢さん目に水滴が付いているように見えるんですが……
「ほ、本当にごめん……」
え、ちょっと泣かないで!人見知りに女性の涙は難易度高いって!
な、何て声掛ければいいんだ!?
え、えーと……そうだ!相手を尊重すればいいんだ!
「だ、大丈夫!僕は音夢が初間接キスの相手でよかった!」
「ぇ?」
ま、まだ言葉が足りないか!う、うーん……
「ぼ、僕は音夢と間接キスが出来て幸せ!」
「〜!」
音夢が突然走り出し、恐らく寝室だと思う部屋に引きこもってしまった。
ど、どうしよう……傷付けちゃったかな……
「も、もう今日は帰って!」
「ご、ごめんなさい!お邪魔しました!」
寝室から音夢の大きな声が聞こえてきたので、急いで部屋を出た。
□□□
とりあえず僕の部屋に帰って来たが、今思い返すとすごい馬鹿な発言を連発していた事に気付く。
デリカシーの欠片も無い事ばっかり言ってしまった……
何て音夢に謝ろう……そういえばチラッと見えた寝室には、凄い立派なベッドが置いてあったな。
あんなベッドで寝てみたい。
いや、そんな事を考えている暇は無い。とりあえず何かお菓子でも買って謝りに行こう。
ってそうじゃん....買いに行けないんだった……
どうしよう……
次話は寝室に引きこもった音夢さんの話です。
出来るだけ早く投稿したいと思っています。
それとまた短くてすみません…
駄文を読んで下さりありがとうございます!
感想お待ちしてます!




