班の人と自己紹介
めっちゃ短いです。
窓側最後尾の席に座る。先程、新たに更新された黒歴史が何度も頭を駆け巡る。その現実から逃げるために机に突っ伏した。
片岡さんは何も言わずに僕の席の後ろに立った。
僕は机に突っ伏しながら先生の説明を聞いていた。授業や宿題、部活等の説明をしている。ただ聞いた感じ別に前の世界の高校と遜色ない。
ただ、後ろに立っている片岡さんがものすごい気になる。なんというか威圧感を感じた。やっぱり後ろに立つのはやめてもらおうかな。それに立ちっぱなしってのも申し訳ないし。
「あの片岡さん、できれば座って貰って良いですか?」
「いえ、すぐに動けるようにしておかないといけないのでお構いなく」
「あ、はい」
気圧されて、つい了解してしまった。いや、『気になるので』とか言いたいけど…
「いや、やっぱり「お構いなく」はい、すみません…」
無理です。
□□□
「では、とりあえず班の人と自己紹介しましょうか〜。えーと机をくっつけて下さい〜。五分間です〜」
また自己紹介するの?結構トラウマなんだけど……
皆無言で机をくっつける。まぁ最初はこんなもんだよな……
「はい〜じゃあ、皆さん始めてください〜」
四人構成の班でだいたい最初は微妙な雰囲気で牽制しあう。けど、僕の所属班は違ったようだ。
「じゃあ、まず僕から言うね!」
僕の斜め前の小さな娘が言った。…ボクっ娘!?すごい珍しいな!ていうか、始めて会ったんじゃないかな!
「…その珍獣を見るような目をされるのは久しぶりだよ。まぁ慣れたけど。とりあえず自己紹介をしようか!僕は小林 夏って言うんだ!よろしくね!」
夏さんはニッコリと笑いながら言った。彼女は多分あれだ。クラスのマスコット的な位置付けになると思う。ちなみに髪はテンプレのショートだ。
「黒川 優奈よ。よろしくね」
メガネをかけた僕の前の席に座っているポニテ娘が言った。クールな印象持った委員長タイプの人だな。
「伊田 音夢。よろしく。」
肌が真っ白の身長の高い娘だ。眠そうにしている。髪も寝坊しかけたのか、少し残った寝癖が目立つ。めんどくさがり屋な感じがする。
「あと、僕達は小学校からの友達なんだ!」
え…ヤバい、輪に入っていける気がしない。もうボッチの道を歩み始めたのか?
「あ、僕は中野 美月です。よろしくお願いします。」
すみません…寝落ちしました。とりあえず寝る前までに完了していた分を投稿します。できるだけ早くに投稿できるように頑張ります。
読んで下さりありがとうございます!




