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おねえちゃんになりたい

「ねえねえ、きょうはおとうさんとおふろはいりたい!」

「あらどうしたの珍しい。ママの方がいいって言ってたのに」

「なんとなく~!」


 おかあさん、きがついてないといいけど。




「ねえねえパ……おとうさん」

「ん?」

「おかあさんにね、ほしいものきいたらね、じかんとか、やるきとか、いうの。

 あやこね、がんばって、あげたよ」

「そうか。ママの誕生日か。忘れてた」

「やっぱり~!」


 おふろ、おとうさんとはいって、よかった。


「でもね、おとうさんとおかあさんとおいのりしてておもったの。おねえちゃんになりたい! っておいのりしてたの」

「お姉ちゃんになりたいんだ?」

「あかちゃん、かわいいもん! いもうとがいいなあ」

「どっちだろうね。」

「ぜったい、いもうと!」

「ははは。だといいね。でも、弟でも可愛がるんだよ?」

「それでね、パパ、じゃなかった、おとうさん。あしたね、おたんじょうびかい、しない?」

「どんな?」


 おたんじょうびかい。

 ケーキとろうそくとおうたと……。

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