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創造神の異世界転生  作者: G/I/N
第3章 仲間とともに
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40. アジト@4

 

「この辺りかな…声は聞こえないが、薄っすらと灯りが見え隠れしている」


 気配察知のスキルでも、敵の気配がこの辺りであることを示している。


 敵は気配を完全に消していると、思い込んでいるらしい。マーカーが静止している。


 気配察知のスキルは、触れた対象の位置を示すスキルだ。先ほどの戦闘の際、逃げていった3人にマーカーを付けていた。


 この3人の配置から推測して、敵の数は20人以上はいそうだ。厄介なこと極まりない。



「派手にやっても誰にも怒られないよね?」


 ニヤケ顔のオリバーは、まるで世界征服を企んでいるかのような、風格を帯びている。末恐ろしい子どもだ。



「派手にやるといっても、捕縛するのが目的だから、力の調整が難しいんだよなー」


 対人戦の経験が、子供にしては遥かに多いのだが、歴戦の勇者と比べれば、まだまだである。


 父、ファンデルにさえ経験値としては、足元にも及ばない。


 対人戦の経験値を得るには、このアジトは絶好のチャンスだ。


「さて、いきますか!!」



 広く空いた部屋へと、オリバーは侵入を果たした。


 すると、そこには薄暗いので良くは見えないのだが、机や椅子、大樽といった物が、乱雑に置かれているのが分かる。


 その影で、潜めている息遣いが聞こえる。それで隠れているつもりなのだろうか。甚だ疑問である。


「ねえ、おじさん達。それで隠れているつもりなのかい?」

「…」


 返事が返ってこない。俺が近づくまで攻撃を仕掛けないつもりなのであろう。


「うーん、こっちから行くけどいいかな?」

「…」


 やはり、返事はない。今の時間で大体の攻撃の算段をつけた。



「闇属性魔法『ダークホール』」


 部屋の中央に、大きな闇の塊が、バチバチと黒い雷と絡むように現れた。


 暗い部屋だからか、日中試した時よりも、格段にでかい。


 多分、威力も上がっているだろう。



「なっ!!引き寄せられる!!!」

「ガガッッ!」


 魔法の近くにいた『髑髏の蛆』のメンバーが、黒い雷を帯びた塊へと、勢いよく引きつけられ、雷に触れた瞬間、「バチチチッッッ」と感電した。



「「 ア“ア“ア“ア“ア“!! 」」


 ドンドン敵が暗闇へと飲み込まれる。


 やがて、意識があるものは半数以下となっていた。一気に戦力が減った為、皆困惑の表情を浮かべている。



「お、お前、魔人族か?!」

「ん?違うよ?」

「う、嘘をつくんじゃない!!魔人族じゃなければ、こんなガキにやられるわけが…」

「んー、説明する義理もないから、パパッとやっつけちゃうね?」

「やはり!貴様、魔人族じゃないか!!」


(しつこいなー。違うっていってるじゃないか…)


 とりあえず、この場所は薄暗いので、光属性魔法の『シーリングライト』で、辺りをパァーっと照らした


「うっ!」


 予告もせず、いきなり照らした為か、想像していなかった敵は、一同に目を手で覆った。


 目くらましになると、予想していなかったオリバーも、少しビックリしている表情だ。


 しかし、オリバーがこのチャンスを逃さないのは、皆も少しずつ分かってきた頃であろう。



 無属性魔法、身体強化系『瞬速』。



 再び、爆速となったオリバーは、有無をも言わさず、次々と敵を倒していった。


 ある者は、脇腹に勢いを乗せられた、凄まじいパンチを食らったり。


 ある者は、脳天に空から、回転しながら飛んできた、オリバーの踵落としを食らったり。


 またある者は、やっとの事で目が見えてきた矢先、目の前で次々にやられていく仲間達をみて、恐怖のあまり泡を吹いて、失神するものもいた。



「まっ、待ってくれ…ウガッ!」

「ふう、やっと片付いたな」


(それにしても、この倒した敵をどうしようか…そうだ!)



 土属性魔法『アースプリズン』


 ゴゴゴゴと大きな音を立てながら、地面が激しく揺れ始めた。砂埃が舞いながら、形を成していった。


 そして、それは机や椅子を壊しながら、部屋一面に出来上がった。



「うん!この魔法は本に載っていた通り、土でできた頑丈な檻になったね!」


 ポンポンと部屋いっぱいに造られた檻を、自慢げに触っている。


 土でできているとはいえ、魔力が込められているので、鋼よりも強度はありそうだ。


 この中に、倒れている敵を入れておけば、逃げることはできないだろう。


「よーし」と職人さんのように、腕をまくりながら、倒した敵を次々と、効率よくその中へと格納していった。


 そして、最後にちゃんと逃げられないことを確認したオリバーは、先ほどから気になっていた場所へと目を向けた。



 その場所は、光属性魔法の『シーリングライト』で照らされたとき、初めて存在に気がつくほど影になっており、明らかに奥へと続いているようだった。


 しばらくその通路を歩いていたら、大きな金属の扉に出会った。



「うーん、やっぱり鍵がかかっているよね…」


 扉をガチャガチャと、前後に動かしてみたが、全然動く様子がない。これはかなり頑丈そうだ。


「かったいなー。んーもう!えいっ!!」


「 ドドッドンン!!!! 」と爆音をあげ、金属製の扉を吹き飛ばしてしまった。


「イヤァアアアアア!!!」

「!?」


 扉を力のあまり破壊したこと、それに呼応したかのように聞こえる大きな悲鳴。


 二つの突然の出来事に、オリバーは……びっくりしていた。


 どうやら、奥にいた人質たちが、アジトの奴が扉を破壊したと思い、恐怖で悲鳴をあげてしまったようだ。


 暗くて奥は見えないが、みんなの視線がこちらに向いているように思える。



「な…なんかごめん…」






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