33. 道中
オリバーはニッケル村に向けて、道に沿って走っていた。
脚力上昇の無属性魔法を使い、常人の3倍ほどのスピードで進むことができる。
本気を出せばもっと速いスピードで走れるが、その際数倍のスタミナ消費が必要となる。
なので、今走っているスピードが総合的に見ると一番効率が良い。
「そろそろかな...」
ニッケル村は情報によると、木の実や薬草などが有名らしい。
村人に冒険者が少なく、魔物や動物を狩って収入を得るより稼げるみたいだ。
「お、熊っぽい魔物がいるな...」
道沿いの林の中にいる魔物を見つけ、目を輝かせた。
お世話になるしお土産に持って行こうかな!
ちなみに現在のオリバーのステータスはこうだ。
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名前: オリバー=アウグス
種族: 人族
レベル: 43
職業: なし
HP: 67,312 / 67,312
MP: 771,992 / 771,992
腕力: 15,215
魔力: 42,129
防御: 9,416
魔防: 28,197
幸運: EX
スキル: 創造神の加護 創造主 魔神の加護 戦乙女の加護
商業神の加護 龍王神の加護 音踊神の加護
絶対防御 酒豪の呪い 英雄の子
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創成スキル
解析 全言語翻訳 人形
並行思考 意思疎通
気配消去 気配察知
大地の恵み 高速思考 隠蔽
ステータス上昇率S 地図
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時間がある時、ゴブリンやオークを大量虐殺していたら、意外にレベルが上がっていた。
熊のような大きな体を持った魔物に向かって、ためらいも無しに『ウィンドカッター』という風属性魔法を放った。
魔物の首を一刀両断し、威力が強かったのか後ろの木々までも数本切り落とした。
「これ、倒したはいいけど、どうやって持って行こうか...」
ゴブリンやオークを倒した時には、素材としても売れなさそうだったので、一箇所にまとめて埋めていたが、今回はお土産としてなので、捨てるわけにはいかない。
「あ、そういえば、異世界系の小説では無限魔法袋に素材入れていたような...」
そう、オリバーは元地球の創造神として君臨していた時、暇を見つけては人間界の創作物を見るのが趣味だったのだ。
アニメや漫画は読みやすいので、5冊同時読みは当たり前で、ほぼ全てのストーリーを読み漁っていた。
「えっと、とりあえず血抜きしないと腐っちゃうよね...?」
魔物の血液は普通の動物に比べて酸化しやすく、毒物を含んていることが多い。
なので、肉も味が変化しやすいと本で読んだことがある。
狩人の職業に就いたものだったら、綺麗に血抜きする事ができるが、まだ"聖寵祭"を終えていないオリバーは職業自体についていない。
聖寵祭はオリビア王国に住んでいる7歳を迎えた子供が受ける事ができる。
兄ジェフェリーは父ファンデルと同じ二重魔術師になっていた。庭のガゼボで練習していた風と父が得意とする闇の二属性を得意としている。
それを聞いた時には、「さすが、俺のお兄ちゃんだな!二重魔術師って凄く高位の職業だってお父様も言ってたし、滅多にこの職についた者はいないって聞いたもん」と感じたオリバーであった。
「血...うーん、血属性魔法なんて魔法あるのかな...?」
そんなことを言いながら、10分ほど悩んでいたところ...
「......ファサッ」
「!?...なんだ羽か」
空からユラユラと大きな羽が降ってきて、狙ったかのようにオリバーの頭に乗っかった。
「こんな大きな羽もあるんだな」と少し不思議そうな顔をしながら、目を凝らしてみたらわかるぐらいの黄金色をしたその羽を、ファッ、ファッ、と左右に振りながら遊んでみた。
「...ん?裏になんか書いてあるね...なんだろ...」
(...血属性魔法あるよー。使ってみたら??笑)
(...ポスカトリより。)
「え?...ここの神、ノリ軽すぎない?」
色々対応がおかしい神に対して、あれこれ言いながらも、無事血属性魔法によって血抜きし、無限魔法袋にお土産を入れ、ニッケル村へ向かうオリバーであった。
〜=〜=〜=〜=〜=〜
メロドは焦っていた。
獣人の街であり、新しい領主様のおかげで開発された”温泉”が有名な街で、領主と一番近しい直臣として働いている私は今大事な手紙を持って目的の場所へ向かっていた。
中身は分からないが、差出人はわかっている。国王陛下からだ。
「...ハァハァ...急がないと...」
兎の獣人で、ぴょんぴょんとご自慢の脚力で走っているのだが、距離はまだまだ遠い。
2、3日前たまたま首都ユグドラシルに用事があり、滞在していた所、国王陛下から呼び出しが下り、「今すぐこれを届けて欲しい。」と言われた。
大至急の急ぎの用事であるらしく、馬車や伝令の者よりも速い足をもつ私に託された。
「...ハァハァ...これを...早く...」
そう言いながら、主人の元へ向かうメロドは、さらにスピードを上げた。
第3章が大事な話になりますので、今後ともごゆるりと、もしくは疾走感を持って読んでいただけると幸いです!
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