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創造神の異世界転生  作者: G/I/N
第3章 仲間とともに
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32. 召喚獣

 

 オリバー以外は目の前に現れた虎に目を見開いた。


 ゼロノに至っては尻餅をついたほどだ。


「...!?」


 金色の毛皮を持った虎は、未だ状況を読み込めてないみたいだ。そして、大きな口を開いた。


「...我を召喚したのは...誰だ...。」

「...ん。」


 フィアは少し怯えながらも、右手を挙げた。


 虎は、フィアを舐めるように見ながら、グルグル彼女の周りを回った。


「...ふむ、どうやったかは知らぬが、よく我を呼び出せたな。」

「...ん、これのおかげ...。」


 そう言って、俺から渡された黄色の玉を虎に見せた。


 虎は、玉をまじまじと見つめ、感嘆の言葉を放った。


「...これは召喚宝玉だな?素晴らしいものを持っているではないか...」

「うん!でもこの玉は、最初に使った人でしか召喚できないようになってるんだ」

「...」


 フィアは言わんとすることが分かったご様子で、嬉しそうにこっちを見ている。


「そうだよ、フィアの召喚獣だよ!」

「...虎さん、私のもの...」


 そう言いながらポンポンと虎の背中を叩いた。


 召喚獣はラグラノクにある学園の授業で初めて勉強する。オリバーは本での知識のみで召喚術を勉強していた。


 学園の授業では今回使ったような召喚宝玉は用いず、一般的な召喚用魔法陣を使って召喚する。


 なので、自作でない魔法陣ではカスタマイズできないので、どうしてもランクの低い魔物しか召喚できない。


 そりゃ、初めての召喚獣がこんな強い魔物が召喚できたら嬉しいよな。笑


「フィア、よかったね!」

「...ん、オリバーのおかげ。」

「ところで、名前はつけないの?」

「...んー、名前はトラさんでけってー。」


 そんな簡単に決めていいのか...笑


「我にはちゃんとした名前があるのじゃが...まあよかろう...。」


 トラさんもこう言っているし...笑


 でも、この召喚獣が居れば護衛としても守ってくれるだろう。


「じゃあ、トラさん、この馬車を護衛してくれる?」

「承知した。」

「...と、いうことでゼロノさんは二人とフィアを連れてトゥルンへ向かってください!」

「オリバーさんはどうするんですかい?」

「えっと、俺は用事が済み次第、トゥルンへ向かうので、待ってる間気にせず温泉でも楽しんでくださいね」

「わかりやした。」


 ゼロノは4、5人がちょうどいいぐらいの小ぶりな馬車で出発する準備を始めた。


 これで二人はトゥルンへ帰ることができるだろう。


 リナもテラも申し訳なさそうにしながらも、歓喜の笑みを浮かべている。


「...これがあれば...私も...。」


 フィアが何かつぶやいていた。


「フィア何か言った?」

「...ん、なんでもない。」

「...そ、そっか。フィアしっかりみんなを守ってね!」

「...ん。」


 ちょっとぎこちない笑顔で、返事をしてきた。



 〜=〜=〜=〜=〜=〜



 一方、その頃...


「陛下!大変です!!」

「!?...どうしたのじゃ!」


 王宮では、宰相のドーアがノックも忘れて部屋に飛び入った。


 国王のトールは驚きのあまり、装飾の施された綺麗な椅子から転げ落ちた。


「何事なのだ!ドーアよ!」

「大変なのです!!」

「う...うむ。落ち着いてちゃんと説明してくれ...。」


 トールは従者を呼び、紅茶を運ばせた。


 流石に国王のティーカップである。飲み口には金装飾が施されており、持ち手も華やかである。


 そこに、茶色い紅茶が注がれる。うっとりするほどのいい香りが漂う。


 その香りに焦燥感が抑えられたのか、ドーアも気づいたら落ち着いていた。


「それで...?」


 一口、紅茶を飲んだ後ドーアは事の次第を話し始めた。


「はい...じ、実は...レイブンの森に潜んでいるアジトの件なのですが...」

「...」

「エルフ側から使者が来られまして、"レイブンの森が人族に侵害されているのはどういう了見か"とのことです...。」

「!?」


 トールは明らかに焦った顔をし、額からは冷や汗が流れている。


「こ...これは困ったな...。」

「...」


 このまま白を切ってもしょうがないし、事実をうまく伝えないと余計にこじらせる可能性があるな...。


 どのようにすれば上手く返せるか...。


「ドーアよ、その者を謁見の間まで連れてきてくれ...。」



 **********



 場所は変わって、国王の玉座がある謁見の間である。


 国王は未だ策を考えていた。玉座に座りながら、”どうしたものかと”。


 まずはどういう経緯で情報がエルフ側に流れたのかが重要だ。


 しかも、討伐に向かっている段階で向こう側から使者が来たということは、我々がこの事実を知る前から向こうは知っていたということだ。


 じゃないとあまりにもタイミングが良すぎるし、事実確認をする時間も取られていないことになる。


「...ギィィイイ」


 そんなことを考えていると、目の前にある大きな扉が開かれた。


 ツカツカと美男なエルフが無表情で歩みを運んだ。


「人族のオリビア王国の国王陛下様、まずはこの場で口を開かせていただくのを許していただきたい。」

「...許そう。」

「ありがたき。こちらのエルフの王からの伝令である、読ませていただきたい。」

「...」


 国王のトールは冷や汗を再び滴らせた。時が止まるほど緊迫した気持ちであっただろう。


 その後、伝令を聞きその内容に謁見の間にいた全員が驚愕した。


 国王はさらに顔から血の気が引き、どうすべきか考えた末その真意を述べた。







この後様々な事情が動き出します!


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