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創造神の異世界転生  作者: G/I/N
第3章 仲間とともに
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29. 門出

 

 ジェフは学園へと向かうため、準備をしていた。


「これで、準備は済んだかなー。」

「お兄ちゃん、僕も学園いきたいよ・・。」

「ウィル・・。お兄ちゃんも会えなくなるのは寂しい。ウィルが僕の代わりに家族を守ってね?」

「・・・うん。わかった、僕が守る!」

「任せたよ・・。」


 ウィルはキラキラした目で、やる気を見せている。


 ジェフは今年が、10歳の年である。なので、学園へ通うことになる。


「ジェフ兄ちゃん・・・、これ持って行って。」


 俺は勾玉型をした、若緑色の魔道具をジェフへ渡した。


「オリ、ありがとう。・・これなに??」

「ん?これはね、魔力を流すといつでもこの家に転移できる魔道具だよっ!!」

「・・・。」


 ジェフの口が、大きな饅頭を食べている時のように、あんぐり開いている。


 ノアとウィルはよくわからない顔をしていたが、その他のメイドや執事、父や母まで目が点になっていた。


「ジェフ兄ちゃんのために頑張ったんだからね!」

「・・・オリ・・?」

「ん?どうしたの?」

「それ・・ほんとに言ってるの??」

「うん!寂しくなったらいつでも帰って来てね!」

「・・・う、うん・・。」


「オリバー・・・それが本当なら・・その魔道具は国宝級以上の代物だぞ・・・?」

「・・・え??」


「俺、なんか・・やらかしちゃった??笑」


 みんなが静かに、首をコクッと頷かせた。


「オリバー兄ちゃん、すごいのー!!」

「オリバー兄は、なんでも屋さんだね!!」


 ノアとウィルは、純粋なのか・・。笑


「あは、あはは・・・。」



 そんな話をして、ついにジェフが馬車へ乗り、学園へ向かう時間になった。


「みなさん、お元気でいてくださいね!」

「ジェフ、たまには手紙も待ってるからな。」

「はい、お父様!ウィルとノアの、ステータスも気になりますしね!」

「そうだな、手紙で結果を送るとしよう。」

「ジェフ兄ちゃん、何か問題があったらなんでも言ってね!さっきのみたいなの作るから!」

「・・・オリ・・・ありがたいけど、逆に問題になるかな・・?笑」

「そっか!それもそうだね。笑」


「では、みなさん・・・」


『いってきます!!』



「「いってらっしゃい!!」」


 ジェフの乗った馬車がゆっくりと進んでいった。


 ジェフはみんなが見えなくまで、ずっと手をふり、俺たちはそれに答えた。


 また、会う日まで・・。




 〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜




 その後、俺は再び国王へ呼び出されていた。例の話からだ。


 今回、父は急用が入り参加できていない。


 もともと、俺一人だけ呼び出されていたから、問題はない。


「オリバー、それでこのアジトへは、どうやって向かうつもりだ。」

「今のところ、"レイブンの森" に一番近い村まで馬車で行き、そこからはスキルを使いながら徒歩で行く予定です。」

「うむ、それが最善だろう。馬車の用意はこちらでする。」

「ありがとうございます。」


 国王も考えている様子で、腕を組んでいる。


「それで、どれほどで準備ができそうだ?」

「・・それなら、今すぐでも大丈夫ですよ?」


「・・・は?」


「いや、いや、こういったことは最低、半年は用意するものだぞ?」

「いえ、"レイブンの森" へ入ったら、アジトの居場所は割り出せますので、心配しなくても大丈夫ですよ?」

「そ、そうか・・・。早いことに、越したことはないからな・・。」


 俺、またなんかやらかした??笑


「だが、用心のため、装備を整えるといい。ファンデルと相談してな。」

「わかりました。父に聞いてみます。」


 その後、他に詳しい話を交えたあと、俺は解放された。



 帰ったら、装備も見直すか・・・。



 〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜




 帰って俺は今、魔道具作りに専念している。


 先日、転移魔法の禁書を見せてもらい、練習したら難なくできた。


 父曰く、世界に俺ただ一人しかできないらしい・・。魔神(サタン)の加護のおかげかもしれない。


 その知識をもとに、ジェフの魔道具にその術式を組み込んだ。


 先ほど、父の書斎へ訪れたが、忙しそうで不在だったので、自分で作ることに決めた。


 基本的に武器はあるし、大丈夫だろう。



「ここの術式を変えたら完成かな・・。」



「よし!!」



 目の前には、いざとなった時用の魔道具が完成していた。


 これは、自分用というよりかは、誰かに使う感じだ。


 出来上がったばかりの、黄色の玉を無限(エターナル)魔法袋(マジックポーチ)へ入れた。



「これで、準備はバッチリだ!」




第3章スタートです!!


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