29. 門出
ジェフは学園へと向かうため、準備をしていた。
「これで、準備は済んだかなー。」
「お兄ちゃん、僕も学園いきたいよ・・。」
「ウィル・・。お兄ちゃんも会えなくなるのは寂しい。ウィルが僕の代わりに家族を守ってね?」
「・・・うん。わかった、僕が守る!」
「任せたよ・・。」
ウィルはキラキラした目で、やる気を見せている。
ジェフは今年が、10歳の年である。なので、学園へ通うことになる。
「ジェフ兄ちゃん・・・、これ持って行って。」
俺は勾玉型をした、若緑色の魔道具をジェフへ渡した。
「オリ、ありがとう。・・これなに??」
「ん?これはね、魔力を流すといつでもこの家に転移できる魔道具だよっ!!」
「・・・。」
ジェフの口が、大きな饅頭を食べている時のように、あんぐり開いている。
ノアとウィルはよくわからない顔をしていたが、その他のメイドや執事、父や母まで目が点になっていた。
「ジェフ兄ちゃんのために頑張ったんだからね!」
「・・・オリ・・?」
「ん?どうしたの?」
「それ・・ほんとに言ってるの??」
「うん!寂しくなったらいつでも帰って来てね!」
「・・・う、うん・・。」
「オリバー・・・それが本当なら・・その魔道具は国宝級以上の代物だぞ・・・?」
「・・・え??」
「俺、なんか・・やらかしちゃった??笑」
みんなが静かに、首をコクッと頷かせた。
「オリバー兄ちゃん、すごいのー!!」
「オリバー兄は、なんでも屋さんだね!!」
ノアとウィルは、純粋なのか・・。笑
「あは、あはは・・・。」
そんな話をして、ついにジェフが馬車へ乗り、学園へ向かう時間になった。
「みなさん、お元気でいてくださいね!」
「ジェフ、たまには手紙も待ってるからな。」
「はい、お父様!ウィルとノアの、ステータスも気になりますしね!」
「そうだな、手紙で結果を送るとしよう。」
「ジェフ兄ちゃん、何か問題があったらなんでも言ってね!さっきのみたいなの作るから!」
「・・・オリ・・・ありがたいけど、逆に問題になるかな・・?笑」
「そっか!それもそうだね。笑」
「では、みなさん・・・」
『いってきます!!』
「「いってらっしゃい!!」」
ジェフの乗った馬車がゆっくりと進んでいった。
ジェフはみんなが見えなくまで、ずっと手をふり、俺たちはそれに答えた。
また、会う日まで・・。
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その後、俺は再び国王へ呼び出されていた。例の話からだ。
今回、父は急用が入り参加できていない。
もともと、俺一人だけ呼び出されていたから、問題はない。
「オリバー、それでこのアジトへは、どうやって向かうつもりだ。」
「今のところ、"レイブンの森" に一番近い村まで馬車で行き、そこからはスキルを使いながら徒歩で行く予定です。」
「うむ、それが最善だろう。馬車の用意はこちらでする。」
「ありがとうございます。」
国王も考えている様子で、腕を組んでいる。
「それで、どれほどで準備ができそうだ?」
「・・それなら、今すぐでも大丈夫ですよ?」
「・・・は?」
「いや、いや、こういったことは最低、半年は用意するものだぞ?」
「いえ、"レイブンの森" へ入ったら、アジトの居場所は割り出せますので、心配しなくても大丈夫ですよ?」
「そ、そうか・・・。早いことに、越したことはないからな・・。」
俺、またなんかやらかした??笑
「だが、用心のため、装備を整えるといい。ファンデルと相談してな。」
「わかりました。父に聞いてみます。」
その後、他に詳しい話を交えたあと、俺は解放された。
帰ったら、装備も見直すか・・・。
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帰って俺は今、魔道具作りに専念している。
先日、転移魔法の禁書を見せてもらい、練習したら難なくできた。
父曰く、世界に俺ただ一人しかできないらしい・・。魔神の加護のおかげかもしれない。
その知識をもとに、ジェフの魔道具にその術式を組み込んだ。
先ほど、父の書斎へ訪れたが、忙しそうで不在だったので、自分で作ることに決めた。
基本的に武器はあるし、大丈夫だろう。
「ここの術式を変えたら完成かな・・。」
「よし!!」
目の前には、いざとなった時用の魔道具が完成していた。
これは、自分用というよりかは、誰かに使う感じだ。
出来上がったばかりの、黄色の玉を無限魔法袋へ入れた。
「これで、準備はバッチリだ!」
第3章スタートです!!
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