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創造神の異世界転生  作者: G/I/N
番外編 第1弾
33/56

外04. エリアと祭

 

 熱湯に浸かっているような暑さ。


 水を得た魚のように活気を得て、いつもは静かな雰囲気の人でも今日は羽目を外している。


 そう、今日は年に一度の大きな祭の日。



 俺は、4歳になって初めての "緑祈祭" だ。


「お父様、あれなんですか??」

「ん、あれは糸を引いて商品を当てるってやつだ。やるか?」

「はい!やりたいです!」




『糸引屋』に着くと、見知った顔の少女がいた。エリアだ。


「あっ!エリア、来てたんだ!」

「こんにちは、オリバー様!お久しぶりですね。」

「そうだね!俺のことは呼び捨てでいいよ。俺の方が地位低いんだし。笑」

「・・・恥ずかしいです・・///。」


 エリアはまだ、恥ずかしがり屋な性格は直っていないようだ。




「はいはい、坊や達!次は君たちの番だよ!」


 この糸引屋は、たくさんの色の、たくさんの糸が垂れ下がっており、二人ずつ引いていくようだ。


 商品も豪華らしいと後ろの人が言っており、現にこの店は特に繁盛している。




「よし、これに決めた!」

「私も決めましたわ!」


「「 せーの! 」」



 二人とも勢いよく糸を引いた。すると・・・。


「・・・?!」

「えっ・・・!?」


 赤い糸が、お互い繋がっていた。




「おおおお!これは初めて見たよ!」

「どういうことですか?」


「それはね坊や、君の商品はこの嬢ちゃんで、嬢ちゃんの商品はこの坊やってことになるねぇ。」

「!?っ」

「・・・///」


 ニヤケ顔で店主が言ってきた。周りの人もニコニコしている。




「そんな二人に私からのプレゼントだよ。」


 ほれっ。と渡してきたのは二つのペアリングだった。


「それは、指の太さによって大きさが変わる、一生物の指輪さ。大切にしなよー。」

「ありがとうございます。」

「ありがとう・・・///」


 エリアはまだ恥かしがっているようだ。かわいい。




 俺はニコッと笑い、行こうか。と声をかけながら、エリアの手を握った。


 コクっと頷いて、とっとっと。と後ろをついてくる。


 エリアの付き添いの人もニヤニヤしながら後ろをついてきた。



「おお、オリバーおかえり。」

「ただいま!」

「ん?エリア姫も一緒にいたのか。こんにちは、エリア姫。」

「こんにちは、ファンデル様。」

「で、商品は良いのがもらえたのか??」

「はい、お父様。一生物を手に入れました!ね?エリア。」

「・・・はい・///。」


 何か察したのか、父はニヤッとした顔をした。




「そうか、それは良かったな、オリバーもエリア姫も!」


 エリアの頬が 生きた宝石" と呼ばれる錦鯉のように、さらに赤く染まった。



「二人でデートでもしてきたらどうだ?」

「いざとなれば、私達が後ろから手助けしますので、安心してください。」


 付き添いの人も乗り気のようだ。




 それから、俺たちはデートすることになった。


 色々な屋台を回ったり、椅子に座って、今までの話をしたりして楽しく過ごした。



 そうして、ファンデルと待ち合わせしていた所へ戻ろうとした時、いかにも悪者という感じの厳つい人達が目の前に現れた。


「坊や達、こっちきて俺たちと遊ぼうぜ。お菓子もあるぞ??ニヒッ」


「嫌です。」


「ああ?お前達は売り飛ばされるんだから、拒否権はねーっつうの。」


「・・ふぅ」



 キレそな感情に『ストップ』と頭の中で呟き、冷静さを取り戻した。


 怒った時や、冷静さを欠けていると感じた時は、頭の中や、口に出して『ストップ』と大声で言うと良い。


 不思議と冷静さを取り戻す。



「クソガキこっちへ来いっ。」


 そう言って俺の右手の二の腕を握ろうとした時。



 ・・?!っ



 俺は反射的に、相手の手首を返し、左手で相手の肘を抑え込み、足をかけ倒し、厳ついお兄さんの右手を捻りあげた。


 他の人が襲って来そうだったので、そのまま腕を折り、襲って来た方と対峙した。



 2、3分もかからずに全員綺麗に倒しきり、事は終結した。



「エリア、怖い思いをさせてしまったね。」

「いいえ!オリバー・・///・・なら勝てると思っていました!」


 優しく頭を撫でてあげると、安心したのか元の笑顔が戻って来た。



 二人はその後、手を繋いで帰路へついた。



エリアも可愛いですね!ようやくハーレムの用意が整ったようです!


面白いと思った方はブックマークや評価、感想などもお待ちしております!

それがわたくし、G/I/Nの楽しみであり、投稿スピードも上がりますので、どうかよろしくお願いいたします!!


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