23. 第5試合
『しょおォオオオ、しゃァアアアア!!!』
『ファンソニー選手ぅううううう!!!!』
ヒュー、ヒュー!!!!!
ウヲォオオオオオオオオ!!!
様々な怒号が飛び交い、ついに決闘大会は最終盤面に突入する。
前回大会優勝者であり、"南ユグドラ" の領主、英雄である父ファンデルはこの試合を含め、3試合勝ち抜かねばならない。
この残り二人は、前回大会準優勝の者と、"騎龍戦" という年に1度行われるものの優勝者だ。
どんな立場、どの国からでも参加できる決闘大会の"騎龍戦"も毎年大盛り上がりだ。
準優勝は、審査員の評価で決まる。
そして、遂に声がかかった。
『ようやくお待たせしました本命!!!!』
『第5試合目ェエエエエエ!!!!』
『まずはァア!ファンソニー選手ぅうううう!!!!』
先ほどの敵を素早さで斬り伏せたエルフの男が再び登場した。
同じように、無表情でスーと場内へと足を運んだ。
『続いてぇえええええ!!!!』
『英雄!!!ファンデル王者ァアアアア!!!!!』
ウオォオオオオオオオ!!!!
どっと湧いた歓声だけが鳴り響いた。
・・・あれ??
『・・・?ファンデル王者ァアアアア!!!!!』
う、ウオォオオオオオオオ!!!!
再び、どっと湧いた歓声だけが鳴り響いた。
・・・?????
ザワっザワっと観客たちが揺れ始めた。
明らかに異様な光景に、周囲の人たちは動揺を隠しきれない様子だ。
『えー。すみません、ここでご報告です。』
『もしこのまま2分ほど、ファンデル選手が現れなかった場合、不戦勝ということで、ファンソニー選手の勝ちとなります。』
その言葉に俺は元より、ノア、ウィル、ジェフは不安な顔をしていた。
今まで、感情を露わにしなかった、対戦相手のファンソニーは、ニヤァと不敵な笑みを浮かべていた。
『それから、第7代国王カエサル陛下の特別ルールより、』
『ファンデル選手のご家族、親族の方も代役として、今回に限り参加を許可するとのことです!!』
『どなたか、いらっしゃいましたら、”い・ま・す・ぐ・!!”大会本部へお越しください!!』
そのアナウンスを聞き、ジェフが立ち上がった。しかし、彼はあのエルフには手も足も出ないだろう。
レベルも、戦闘経験も少ない今の彼では、瞬殺される未来が見える。
「ジェフェリー兄さん・・・。」
「・・・。止めないでくれ・・。」
「違うよ兄さん。」
「・・・。」
「俺が行く。」
ジェフの肩に手を置いて、無理やり彼を座らせる。そして、笑顔をみんなに見せ・・。
「行ってくる・・・。」
頑張ってね、オリバー・・すまない、オリ・・。
・・・応援してる・・・お兄ちゃん!!
そんないろんな声を背に受け、俺は大会会場へと足を運んだ。
ーーーーーーーーーーーーーー
本部へ着いた俺は、管理者の安堵の声と、俺が子供なため、心配する声をかけてきたが、俺はいけると行って先へ進んだ。
身体検査を終え、剣を支給され、遂に場内へ向かう。
『お待たせ、致しました。』
『それでは、登場していただきましょう!!』
『ファンデル選手の息子、アウグス家の次男!!!』
『オリバー選手の登場ですぅううううう!!!!!』
うおォオオオオオ!!! ・・・!?!?
オイオイ・・・まだ、子供じゃねぇか・・・。
あいつ、やれんのか・・・?
いや、無理だろ・・・。
疑う声で周りが話始め、再びザワついた。
そんな中綺麗な声が、会場中に透き通った。
「オリバーーーー!!やれぇーーー!!!」
この声は・・エリアか・・笑
ありがとう、エリア。
「ウヲォオオオオオオオオオオオオオ!!!」
雄叫びを上げ、剣を天高く突き上げた。
やれぇええええ!! こぞォオオオオ!!!
やっちまえぇえええ!!!
そんな声が染まって行った。
俺が負けるはずがない。だって、元神だから。
それに、負けるわけにはいかない。
男として好いている女を悲しませることは、決してならない。
もちろん、ノアやウィル、兄の思いも背負って・・・。
遂に本領発揮ですね!!
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