16. 洞窟探索 @1
兄のジェフェリーは現在、9歳になっており10歳から学園に通うことが決定していた。
学園は今住んでいる首都 "ユグドラシル" から馬車を使い2日かかる街、"ラグラノク" という街にあった。
ラグラノクは "第二の首都" と呼ばれるほど栄えており、研究所や騎士団の訓練場が、街の周りに綺麗に建っている。
そして今、ジェフェリーはレベル上げのため、弟のオリバーと、父の親友で冒険者のダロスと共に、ある初心者用の洞窟へ向かっていた。
「今から行くところは、弱い魔物しか出てこない。
俺がいる限りは、安心だが。ジェフ、お前はもうすぐ学園に行くんだよな?」
横髪を刈り上げ、前髪から後ろへ流した髪型の、厳格そうなダロスが言った。
彼は、父と共にあの魔物が大量に押し寄せた戦いに参加し、その力を奮った猛者である。
「そうです。ダロスさん。」
「なら、今からやることをよーく覚えておけ。」
そういうと、おもむろに地面を眺めた。
そして地面についている、僅かな足跡を見せてきた。
「ここを見ろ。この前に4つに分かれてる足跡は "ゴブリン" の足跡だ。」
「そして、この様子だと総勢25匹程度だ」
ジェフは手に持っている紙にメモをとった。
「このように、足跡で大体の全貌があらわになる。」
「それは俺らにとっても、相手にとっても同じことだ。もう何が言いたいかわかるよな?」
よーく覚えておけ、といってダロスはズカズカと森の中を進んで行った。
〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜
2時間ほど歩いた先に、小さな洞窟が現れた。
近くに行こうとした時、ダロスが必死に止めた。
「待て!ここで、しばらく様子を眺める。」
そう言い、近くの草むらに身を寄せた。
しばらくすると、洞窟の中から小さな緑色の生物が、松明を持って出てきた。
「・・・なんだあれ。"地球" にもあんな生物いなかったぞ・・・。」
「なんか言ったか?」
「いっ、いや何も言ってないよっ!」
・・・危なかった。声に出ていたようだ。
「あいつらが "ゴブリン" だ。・・おい、あそこを見てみろ。」
そういって指差した先には、大きな蛇らしき生物が奥から現れた。
「あいつは "ナーガ" っていう魔物だ。ゴブリンよりは強いが合わせて6匹。お前らなら殺れるだろう。」
お前ら行ってみろと言われ、ジェフと俺が左右にわかれ、魔物の前へ進んで行った。
「「 !?!? 」」
「ガガガッガアッが!!」
「シュア、シャーーーァ!!」
俺は、攻撃魔法を使うとすぐ倒してしまうため、剣術と罠魔法を使うことに決めた。
まず、俺とジェフは敵を中心に周りながら、二人で『即時拘束』を合計10箇所に設置し、逃げ道を無くさせ一点に誘導させた。
俺らがトラップの外にいると、ゴブリンは頭が悪いのか真っ直ぐにこちらへ襲ってきた。
ジュル! シュルシュルシュル!
トラップに引っかかった2匹のゴブリンに向け、8本の太い綱が目にも留まらぬ速さで絡みついた。
その期を逃さず、拘束されたゴブリンの首を、一太刀で切り裂いた。
「オリ。次、蛇の方行くよ!」
「うんっ!」
・・・〜汝の理を持って、我に偉大なる風の力を、神々に誓って邪を制さん〜
『ハリケーン』!!
ジェフは風属性魔法の中級魔法を放った。
竜巻の中で渦巻いている無数の風の刃によって、ナーガ達がバラバラになっていった。
その圧倒的な力の差に怯えたのか、残ったゴブリン2匹が逃げ始めた。しかし、その先にはトラップがあり、拘束されたゴブリンにゆっくりと二人は近づき・・・。
「「 ・・・ザシュっ!!・・・。 」」
「オリ!僕、今のでレベルが12になったようだ!!」
「おお!俺も5レベルになってるよ!!」
満足そうに話している俺たちにダロスはゆっくりと近づいた。
「二人ともなかなかの連携だったな。よくやった。」
「だが、気を抜くな。本番はここからだ!」
「「 はいっ!! 」」
そうして、一同は洞窟の中へと足を踏み入れた。
ついに、冒険者らしい感じになってきましたね!
戦闘シーンを描くのは、結構頭を使うので、大変だということを思い知りました・・・。笑
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