15. ファンデルとの決闘
俺は、5歳になっていた。
あれからというもの、毎日図書室に向かって、魔法の練習や、庭で木刀で素振りをしたり、体力づくりをしたりしていた。
「オリバー。調子はどうだ・・・?」
父のファンデルが水とタオルを持ってきてくれた。
「お父様!・・今ちょうど稽古が終わったところです!」
「そうか・・・。お前は、最近頑張っているようだし、、いっちょ手合わせしてみるか?」
「いいんですか? お願いします!」
ちょうど、誰かと戦って見たかった。
あれから、『スキル大全集』系の本を読み漁ったが、どの本にも "〇〇の加護" というスキルは一つもなかった。
なので、そのうちの一つ戦乙女の加護が、ちょうど戦いに何か影響を与えてくれるのではないかと考えた。
「よし・・・。準備はできたか?」
「はい!お父様!」
「ではっ、かかってきなさい!!」
「うをおおおお!」
まず、俺は下段の構えで全速力で近づき、目の前で急停止した。
「・・・っ!!」
すると、父はそれに反応し思い切り木刀を振り下げた。
そのタイミングに合わせ、うまく左にかわし流れるように切り返した。
「なっ!」
不意をつかれたのか、距離をとる際、体制を崩し父は片膝をついた。
追い討ちをかけるかの如く勢いよく近づく。
父は、体制を崩したときに地に着いた剣先を、思い切り俺のいるであろう場所へ、真上へ切り上げるが、サイドステップで軽々と躱される。そして・・・、
真上へ上がった木刀を見た俺は、”今が好機!” と言わんばかりに、父の胴を切り、腕の自由を奪いながら背後へ回り、木刀を彼の首筋へ添えた。
「・・・・・・・。」
「・・・・・参った・・・。」
少し離れて見ていた、うちの警備の二人がこう話をしていた。
「なあ相棒・・・。」
「なんだ・・・?・・相棒。」
「・・・今の見たよな・・・?」
「・ああ・・見たぞ?・・・相棒・・。」
「あの方まだ5歳だよな?」
「・・・そう聞いてるぞ?・・・相棒・・。」
「・・俺ら、あの方に勝てると思うか?」
「・・・俺は何が起こったかも、分からねぇぜ・・・相棒。」
「・・・。」
「・・・・・・。」
「なぁ・・・。俺ら・・・あの方に、教えを請わないか・・・?」
「・・・いい考えだぜ・・・相棒・・。」
〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜
決闘を終えた俺たちは・・・
「なあ、オリバー・・。」
「はい。お父様。」
思い切りやって勝ち、面目を潰してしまい、怒っているのかと思ったら違った。
「お前、剣も強い・・・魔法もすごい・・・俺の自慢の息子だ・・。わかるな?」
「・・・はい。」
「俺は、今まで全力を出そうと思えたやつに出会ったことがなかった・・・。」
「・・・。」
「お前は・・・その初めての相手だ・・・。」
「・・ありがとうございます・・。」
「・・・うむ。・・・また、時間があるとき俺と戦ってくれるか?」
「喜んで、お受けします!」
「ありがとう・・。オリバー」
心置きなく戦える相手が見つかり、父は幸せそうな表情を浮かべていた。横に座っている彼を見上げると、その姿はすごく大きく見えた。
そんな心の広く、大きい父の姿に、俺は心を打たれた。
・・・これが・・・尊敬という感情か・・・。
・・・すごく心地のいい感情なんだな・・・。
「それと、もう一つ頼みがある。」
「なんでしょう?」
「弟たちにはもちろん、うちの警備やジェフの稽古をしてやってくれないか・・・?」
「っ!!もちろんです!!」
「・・・そうか。ありがとうな。」
「いえいえ!俺も家族の一員なので当たり前のことです!」
「そうか・・。お前がいると助かる。それでこそ、俺の可愛い息子だ・・・。」
歓喜にあふれた空気に触れた二人は、しばらくの間、遠くの方を見つめた・・。
・・・いいなぁ・・・これが家族か・・・。
・・・人間っていいなぁ・・・。
・・・。
決闘シーンは、想像しながら実際にやってみると、ものすごくいい感じです!
ぜひ、お家の人や周りに、誰もいないところでやってみてください!笑
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