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創造神の異世界転生  作者: G/I/N
第2章 成長期
16/56

15. ファンデルとの決闘

 

 俺は、5歳になっていた。


 あれからというもの、毎日図書室に向かって、魔法の練習や、庭で木刀で素振りをしたり、体力づくりをしたりしていた。


「オリバー。調子はどうだ・・・?」


 父のファンデルが水とタオルを持ってきてくれた。


「お父様!・・今ちょうど稽古が終わったところです!」

「そうか・・・。お前は、最近頑張っているようだし、、いっちょ手合わせしてみるか?」

「いいんですか? お願いします!」




 ちょうど、誰かと戦って見たかった。

 あれから、『スキル大全集』系の本を読み漁ったが、どの本にも "〇〇の加護" というスキルは一つもなかった。


 なので、そのうちの一つ戦乙女(ヴァルキリー)の加護が、ちょうど戦いに何か影響を与えてくれるのではないかと考えた。


「よし・・・。準備はできたか?」

「はい!お父様!」

「ではっ、かかってきなさい!!」





「うをおおおお!」




 まず、俺は下段の構えで全速力で近づき、目の前で急停止した。


「・・・っ!!」




 すると、父はそれに反応し思い切り木刀を振り下げた。

 そのタイミングに合わせ、うまく左にかわし流れるように切り返した。



「なっ!」



 不意をつかれたのか、距離をとる際、体制を崩し父は片膝(かたひざ)をついた。

 追い討ちをかけるかの如く勢いよく近づく。





 父は、体制を崩したときに地に着いた剣先を、思い切り俺のいるであろう場所へ、真上へ切り上げるが、サイドステップで軽々と(かわ)される。そして・・・、


 真上へ上がった木刀を見た俺は、”()()()()()” と言わんばかりに、父の胴を切り、腕の自由を奪いながら背後へ回り、木刀を彼の首筋へ()えた。



「・・・・・・・。」



「・・・・・参った・・・。」







 少し離れて見ていた、うちの警備の二人がこう話をしていた。



「なあ相棒・・・。」

「なんだ・・・?・・相棒。」


「・・・今の見たよな・・・?」

「・ああ・・見たぞ?・・・相棒・・。」


「あの方まだ5歳だよな?」

「・・・そう聞いてるぞ?・・・相棒・・。」



「・・俺ら、あの方に勝てると思うか?」

「・・・俺は何が起こったかも、分からねぇぜ・・・相棒。」




「・・・。」

「・・・・・・。」




「なぁ・・・。俺ら・・・あの方に、教えを請わないか・・・?」

「・・・いい考えだぜ・・・相棒・・。」




 〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜




 決闘を終えた俺たちは・・・


「なあ、オリバー・・。」

「はい。お父様。」


 思い切りやって勝ち、面目を潰してしまい、怒っているのかと思ったら違った。




「お前、剣も強い・・・魔法もすごい・・・俺の自慢の息子だ・・。わかるな?」


「・・・はい。」




「俺は、今まで全力を出そうと思えたやつに出会ったことがなかった・・・。」


「・・・。」




「お前は・・・その初めての相手だ・・・。」


「・・ありがとうございます・・。」




「・・・うむ。・・・また、時間があるとき俺と戦ってくれるか?」


「喜んで、お受けします!」



「ありがとう・・。オリバー」



 心置きなく戦える相手が見つかり、父は幸せそうな表情を浮かべていた。横に座っている彼を見上げると、その姿はすごく大きく見えた。


 そんな心の広く、大きい父の姿に、俺は心を打たれた。


 ・・・これが・・・尊敬という感情か・・・。

 ・・・すごく心地のいい感情なんだな・・・。




「それと、もう一つ頼みがある。」

「なんでしょう?」


「弟たちにはもちろん、うちの警備やジェフの稽古をしてやってくれないか・・・?」

「っ!!もちろんです!!」


「・・・そうか。ありがとうな。」

「いえいえ!俺も家族の一員なので当たり前のことです!」





「そうか・・。お前がいると助かる。それでこそ、俺の可愛い息子だ・・・。」





 歓喜にあふれた空気に触れた二人は、しばらくの間、遠くの方を見つめた・・。



 ・・・いいなぁ・・・これが家族か・・・。


 ・・・人間っていいなぁ・・・。



 ・・・。



決闘シーンは、想像しながら実際にやってみると、ものすごくいい感じです!

ぜひ、お家の人や周りに、誰もいないところでやってみてください!笑


また、面白いと思った方はブックマークや評価、感想などもお待ちしております!

それがわたくし、G/I/Nの楽しみであり、投稿スピードも上がりますので、どうかよろしくお願いいたします!!


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