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創造神の異世界転生  作者: G/I/N
第1章 異世界転生
14/56

14. 双子

 


 俺は、2ヶ月後に迫った "明霊祭(みょうれいさい)" に向けて、兄と庭のガセボでお祈りの特訓をしていた。


「オリ!今からいう事をしっかりと覚えてね!」

「はーい!!」 両手を上げて返事をした。


「じゃあ・・。行くよ〜!」


『偉大なる我々の祖たる王を崇敬すうけいし・・・』



 ・・・・



『・・・我は祈る。』



「どお??覚えた?」

「お兄ちゃん!聞いてて!」


 一度聞いたものは全部覚えている。元神の力を見せて、脅かせてやろう!!




『偉大なる我々の祖たる王を崇敬すうけいし・・・』


 一行一行完璧に発音していく。それに応じて、ジェフの顔が驚きの表情になっていった。


『・・・我は祈る。』





 どうだっ!!




 ・・・。





 パチパチ、パチパチ。


「オリはすっごいね!! 僕が1週間かけて覚えた言葉を、たった一回で覚えるなんて!!」

「えへへ /// 。 すごいでしょ!」

「うん!やっぱり最高の弟だよ!」


 褒められて悪い気はしない。自然に笑みがこぼれていた。


「じゃあ、次はお祈りするときの姿勢を教えるね!」

「こっちも一回で覚えられるかなぁ??笑」





 やってやろう。




 そんなこんなしていると、屋敷の方から走ってくるメアリーが見えた。


「「 ジェフェリー様っ オリバー様!! 」」


 ハァハァ・・・。スゥーーー。


「「「 赤ちゃんが、お生まれになりました!!! 」」」



 やっとか!!!やっと!弟か妹に会える!!

 今日という日を糧に頑張ってきたんだ!!!



「「 今すぐ連れてって!! 」」


 二人の声が合わさった。ジェフも相当楽しみにしてたのだろう。




 〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜




 メアリーに連れられ、二階の寝室へ向かうと。


「「 オギャアぁ!! オンギャァ!! 」」


 元気な声が聞こえてきた。赤ちゃんを驚かせないよう静かに扉を開けると・・・。



「二人ともこっちへおいで・・・!」


 向かってみると、母アミラに抱かれた、()()()()()がそこにいた。



「お母様!双子なんですか?!」

「そうよー。ジェフ・・。」

「こっちの元気に泣いている方が、お前らの弟のウィリアム。こっちの大人しい方が妹のノアだ。

 優しくしてあげろよー。」


 双子の可愛い姿を見て父の顔はだらしなくなっている・・・。今日は仕方ないだろう。笑



「ほらっ!お兄ちゃんのオリバーだよー!可愛いねー!」


 そういって、二人の手に指を持って行くと・・・。



 ぎゅーーーう。



 !?っ



「ねぇ!!見て見て!! ウィルとノアが僕の指握ってる!!」

「ふふふっ。そうね。お兄ちゃんって・・・わかってるんじゃないかしら。」


 だらしなくなっている父の顔が、さらにとろけていった。




「オリ。よかったねー!ハハハっ。顔がとろけてるよ!

 そうかー僕の弟も、お兄ちゃんになるんだもんね!」


 どうやら俺の顔もだらしなくなっていたらしい・・。




「そうだよー。お兄ちゃんだもんね!」


 胸を張ってアピールしてみた。




「ジェフお兄ちゃんを目指して、頑張るね!」

「オリは本当に可愛いなぁ!」






 そんな兄弟と新しい双子の姿を見て、いつもの父の顔は跡形もなくなっていた・・。笑





可愛いですね!子供はいつ見ても癒されます!


自分も子供産まれると、とろけた顔になるんだろうなぁ・・・笑


今回は少なめでしたが、まだまだ続き書いていきます!


また、面白いと思った方はブックマークや評価、感想などもお待ちしております!

それがわたくし、G/I/Nの楽しみであり、投稿スピードも上がりますので、どうかよろしくお願いいたします!!


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