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創造神の異世界転生  作者: G/I/N
第1章 異世界転生
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10. 明霊祭

 

 ついに、俺は3歳になった。ようやく待ちわびたステータス開示の歳だ。


「おとうさま!おかあさま!ステータスはやくしりたいです!」

「楽しみだなぁ!オリバーは生まれたときから、本を読んだり運動したりする子だったからなぁ」

「そうね。この子は活発な子だから期待できるわねぇ。」




 公園のたくさん並べられている豪華な椅子に座り、その時を待っていた。


 ステータスは、街の一番大きな公園の中心に建っている、"初代国王の像" に向かってお祈りを捧げることにより授かるみたいだ。



 この"初代国王の像" は、普段は厳重に警備されているが、年に一度3歳になった子供にステータスを与えるため "明霊祭(みょうれいさい)" として公開している。



 初代国王は、俺らがいる "オリビア王国" を興した偉大なる王であり、彼は10もの周辺国を滅ぼし、統合させていった。

 また、政治に関しても智将(ちしょう)であったとされ、うまく民族同士をまとめていった。




「隣、失礼してもよろしいかな?」


 そう呼びかけられて振り向くと。



「国王へいっ!?」

「しぃーーー!!」


 驚いた表情を浮かべた父の口を、思いきり閉ざしたその人は、なんと現国王の、カエサル国王陛下だった。


 本名はトール=ネルヴァ=カエサルで、彼の隣にはエリア姫と呼ばれている、娘のトール=ネルヴァ=アウエリアが、城下町を楽しんでいるようなキラキラした目で、こちらを見ていた。



 どうやら、彼は娘が3歳となったので、お忍びで "明霊祭(みょうれいさい)" に参加しているようだ。



「今年は私にとっても大切な年だからの。参加しようと思ったのだよ。」

「いやはや、驚きましたよ!」


「すまぬ。すまぬ。笑」

「見知った後ろ姿を見つけてしもうたから、揶揄(からか)ってみたのだよ。笑」


 隣に立っていた、綺麗な金髪の長い髪がチャームポイントの、白い肌が目立つ少女に俺は話しかけた。



「初めまして!エリア姫!」

「私はアウグス家の次男。オリバー=アウグスと申します!」



 貴族らしい挨拶だ。


「ごきげんよう!オリバー様」


「それにしても、今日は楽しみですね!」

「ふふっ。そうですわね!どんなステータスになるか楽しみで仕方ないわっ。」



 そういった時見せた笑顔を、俺は "美しい・・。" と思った。




 ・・・この気持ちは、月を見て思ったときと、似ているようで違う・・。

 ・・・高まる鼓動が聞こえてくる・・。



『それでは、今から "明霊祭(みょうれいさい)" を始めさせていただきます!!』

『3歳になった方々は、こちらの列にお並びください!!』


 大音量でアナウンスが聞こえてきて、それを開始の合図と受け取った子供達が列を作り始めた。



「オリバー始まったようだから、いってこい。ここで待ってるからな!」

「はい、おとうさま!いってきます!」


「エリアも行ってきなさい。どんな結果でも楽しみに待っておるからな!」

「わかりました!行ってまいります!」




 二人は列へと足を向けた。




 〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜=〜


 一列に並んだ子供達の手には、透明な板である "情報基板(ステータスボード)" を持って、意気揚々とした面持(おもも)ちでワイワイ並んでいた。


 その列に並んだ、俺とエリア姫はお互いの育ちや、この前起こった襲撃事件などについて話しながら、手にしている透明の板に文字が表れる時を待っていた。




「ふふふっ。オリバー様はおもしろいですわね。」

「そうですかね?笑 うちにいる時はいつもこんな感じです。」


「そういえば、このまえのお家がシュウゲキ?されたのは大丈夫でした・・・?」

「えっ。 あっはい。 特に荒らされたようすはなく、いまは普通にすごせていますよ!」


 あのあと、エドリフと手紙を受け取って、すぐに戻ってきた父ファンデルが騒いでいたが、特に変わった様子はない。




「あのお話を聞いたとき、お父様がすごくこわい顔をしていたので、心配でした・・・。」

「そうですか・・。あの優しそうな国王様もこわい顔をするのですね! 意外です。」

「ふだんのお父様はすっっごく優しいのです!じまんのお父様です!」


 また満面の笑みを浮かべたエリア姫を見て、心が高揚した。



「エリア様は、国王様のことが大好きなのですね。笑」

「はい!それと今はわたくしのことを "エリア" とよんでいただけると・・・嬉しいです。」

「・・・わかりました・・・エっ・エリアもうすぐ自分たちの番ですね!」


 少し頬を赤らめたエリア姫もまた可愛いと思った。





 そうして待っていると、エリアの番がきた。

「では、先に行ってまいります!」



 $%&$%&・・・。



 スウウぅぅ・・・。






 やったぁぁ・・・。





 どうやら、思った以上のステータスだったようだ。次は俺の番だな!


 いっちょ、行ってくるか!!

今日は頑張ります!

まだまだ続きますので、楽しみに待っていてください!


今回のストーリーがどうだったかや、こうしたほうがいいかも!って感想があればよろしくお願いします!

あと、評価の方もお待ちしております!!


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