死神って本当にいたんだ
前回のあらすじ
家に死神と名乗る少女が来て魔王軍と戦えと言われた。
「めんどくさいから嫌だ」
突然来た自分を死神と名乗る少女にたいする返答だった。
少女は五秒ほど固まった。
「めんどくさいから嫌だ」
「二回も言わないでいい、元勇者お前はめんどくさいから魔王軍と戦うのが嫌だと言うのか」
「そうだ」
自信に満ちた満足そうな顔をしてそう言った次の瞬間俺の首に少女が持っていた鎌が当たりそうな位置で止められていた
「元勇者様魔王軍を倒してくれませんか?」
少女は満面の笑みで言ってきた。俺にはこう聞こえた、「おい元勇者魔王軍を倒しにいくか今すぐここで死ぬかどっちらがいい?」
悪魔だ悪魔がここにいる。
「ヨロコンデマオウグントタタカイマショウ」
俺は片言で返事をした。
少女は鎌を俺の首から外して元々持っていたよう持ち直そうとしている間に俺は家の扉を閉め鍵をかけた。
扉の前で何か叫んでいる声が聞こえてくる。
「おい元勇者この扉を壊されたくなかったら今すぐ開けろ」
俺は相手は身長が小学生五年生位しかない少女だ出来るわけがないっと思った次の瞬間扉が蹴破られた。
俺はこの少女からは絶対に逃げられないと思った瞬間であった。
とりあえず、家の中で話を聞くことにした。
なぜ俺が元勇者だと知っているか。
なぜまた魔王軍と戦わなければならないのか
そして君は誰?
少女は答えてくれた
まず俺が勇者だった事を知っているかについては勇者が居なくなったのがこのまちの近くで近くの町の村長達に同じ時期に来た人がいないか聞いて俺しかいなかっただから勇者がここに居ることがわかった。
二つ目の質問にたいしては勢力が増したからだそうだ。
そして少女は何者か?さっき死神と言っただろっと返された。
鎌のことについて聞いてみたら死神が持つとされる武器死を運ぶ鎌だそうだ。
嘘だと思って試しに家の裏にある山の木を斬ってみてくれと頼んでみた。
少女は家を出て山の方へ向かい鎌を振った。
結果……一振りで木が5本切れた。
その後も俺が家に引きこもっていた間に何があったのかを聞いた。
少女の話を聞き終わった頃には日が落ちていた今日はもう寝て明日旅に出ることになった。