ハル、訪問
すみません。
最近だらだらしちゃって・・・
明日HPが、回復してれば続きを書かせていただきます
予定は未定ですが・・・
近日公開
その日は7:30におきた。
目覚めは最悪の悪夢とともにだ。
汗をびっしょりかいていた。
なぜ?
そんなの決まっている。
昨日寝るまで考えていたことだ。
俺が?アイツを好き?
ありえない。
昨日の俺はどうかしていたのかもしれない。
でなきゃ俺は、自分の思考回路を呪うぜ。
さもなきゃ俺は、なんのためらいもなく今ここから窓を開けて飛び降りるぜ。
いやいや、落ち着け俺。
いつもの俺を取り戻せ。
そうだ
今日俺は友達と遊ぶだけ。
オーケー?
もう一度だ。
と・も・だ・ち・と・あ・そ・ぶ・だ・け
よーしいいぞ。
さぁハルが来るまでの約2時間
リラックスだ。
ん?
ちらりと開いてるカーテンから人影が見えた。
カーテンを開けてみると門の前にハルがいるじゃないですか。
いやいやいや
9時半だろ?約束
早すぎ。
このまま無視してもよかったのだが、世間でよからぬうわさが、たたぬとも限らないので俺は家に入れてやることにした。
ふー、深呼吸
いざっ、携帯をとりメールを打った。
『いつまで門の前に突っ立ってんだ。さっさと家に入れ。』
それだけ打つと、鍵を開けに下に下りた。
すぐに、ハルは家に入ってきた。
うちの親は、休日だろうが、深夜だろうが仕事、仕事な人たちなのでとりあえず誰にも会わなかった。
俺はハルを部屋に入れると、
「どーしたよ。ハル、こんな早い時間から?」
ハルは怒ったようにな、不安なようなよくわからない・・・いや、俺が理解できてないのかもしれないが・・・
「ふつうさぁ、こんな格好の女の子にあったらさぁ『かわいい』とか『きれいだよ。』とか言うもんじゃないのかな。」
なるほど、スカートと上のシャツがとてもあっている。
「わぁすごくかわいいー」
ん?
気づけばハルが、俺のほうをじっと見ていた。
「もしかして寝てた?まさかそれで遊び行こうって人はいないよね?」
そういや、寝巻きの浴衣を着たままだった。
「当たり前だ。ちょっと着替えるから部屋を出てくれ。」
「いやいやいいよ。見てるから。」
何言ってるかね?この娘は
と思っていると勝手にクローゼットを開け始めた。
「うわっ和服とスーツばっかり。しかも黒ばっか。あ、白衣?」
やめろ。冗談抜きで。
そこにゃパーティー用のと寝巻きがかかってるだけだぞ。
「お前、ちょっとヤメ・・・うぉっ」
俺は脱がされシャツを着せられた。
「お前は変態かッ?」
無視
次にスラックスを穿かせられた(まぁこれは自分なんだけどな・・・)
「ちょ・・・いい加減にしろって」
尚も無視
ハルは俺にネクタイをさせようとしているんだろうが、俺の背が高くてうまくいかないのか、それとも単にハルが不慣れなのかで悲惨なことになっていた。
ってか俺の首絞めてる。(わざとか?こいつ)
「わかった。落ち着け、なっ、自分でするから」
そこでようやくハルが離れてくれた。
「まったく・・・ほれっ」
ネクタイを結びなおした。う〜んサキホドとは比べ物にならないくらい美しい。
「へぇ〜結構似合ってるじゃん。」
「まぁ親の仕事の関係でパーティーとかにゃよく行くんでな。ってか普通の服はこっち。」
そういって俺はタンスの方から服を取った。
「あの、着替えるんで〜部屋から出てってください。」
今度は、ハルも了解したのか部屋から出て行った。
すばやくタンスにある服を着替えて、スーツを直した。
ドアを開けるとそこにハルはいなかった。
「あんの馬鹿」
誰に言うでもなくつぶやいた。
探すしかなかろう。
と、思ったらベランダの窓から外を見ていたのですぐ見つかった。
ハルが何かしゃべろうとしていたが、俺はすぐその口をふさいで部屋に連れってった。
「むぐ・・・な、何?」
「何?じゃない。この家には俺以外の奴だって住んでるんだ。起こしちまうだろーが」
「あ、そか。ゴメン、ゴメン。イズミ以外の人に会ってないから忘れてた。」
「まぁいい。つーかお前、今日どこに行くんだ。」
そう、俺は、まだどこに行くかすら、聞いてない。
「どこって、そりゃもちろん遊園地でしょ。」
遊園地、そういや最後に行ったのって小学校低学年以来だっけ?
「じゃあ行くか?今から行きゃ開園くらいだろ?」
「そ、じゃあ行こうか?」
こうして俺たちの初デート?(俺は否定に1票)は始まった。