俺等の圧勝
このページは、ほぼバトルです。
嫌いな人は飛ばしてくれても結構です。
校門に向かう途中俺は、いつもほうきを立てかけるとこに隠しておいた俺お手製の槍も持っていった。
槍は1m30cmほど
なんかあったとき用だったが役に立ちそうだ
俺は、腰のベルトに竹刀と木刀を差し手に槍を
ハルは、竹刀と木刀の二刀流で
校門のところに行くと
「お前らここの学校だったのか」
とドスの聞いた声で見たことあるにーちゃんが鉄パイプ持ってる。
「礼を返しに来たぜ。いささか多くなっちまったがな」
ヒャハハと下品な笑い方をしながら言った。
他のやつらも金属バットや、やはり鉄パイプを持っていた。
金属バットや鉄パイプを相手に竹刀や木刀だから許されるだろう。
何を基準に判断していいかわからんが・・・
俺は
「ここじゃ学校側の迷惑になるからグラウンド行こうぜ」と言った。
あいつらもそれに従いあっという間にグラウンドは埋まった。
グラウンドは、校舎から見下せるので窓や屋上から俺らを見渡してるのがわかる。
ぜってぇーばれたな。と思いながら
「じゃっやるか?」
と言ったと同時にかかってきた。
俺は槍でもてる槍術を駆使して戦った。
ハルは、見事な動きで鉄パイプなどをよけながら確実に相手を気絶させていった。
校舎から
「すげぇー」や「がんばれ」などが聞こえる。
駆けつけていた教師どももグラウンドの隅で唖然としていた。
ちょうど鉄パイプを受けたときに槍がバキバキとすごい音を立てて折れてしまった。
仕方がなく竹刀のほうを使った。
どのくらい経っただろうか?
20分?40分?もっと?
やっと50人くらいに減ってくれた奴ら。
俺とハルの足元には、それ以上のやつらが倒れてる。
「イズミッ、足元の奴等どかしってって」
やっと会話ができるくらいの余裕ができたのかハルが叫んだ。
俺も
「オーケー!!」
と返す。
俺は、足元のやつを思いっきり蹴っ飛ばしつつ応戦した。(この際手加減してられねぇよ)
いつの間にか人の山ができてた。
我ながら感心するね。
と思っていると、ハルの竹刀が折れた。
ハルは、木刀1本で頑張っているようだが、難しいようだ。
「ハルッ」
と言って竹刀のほうをハルに渡した。
俺はもともと二刀流は習っていなかったので一本で十分だったのだ。
さぁ、後20人と言うところで別格集団が動き出した。
ヤクザ?らしきやつらが俺に向かって鉄パイプを振り下ろしてきた。
木刀で受けたのだが、バキッと折れてしまった。
それと同時に手がしびれた。
2人目が、俺に向かって鉄パイプを下ろしたので俺は、よけた。
「ハルッこいつら別格だ。」
「わかってる!!」
と言いながらハルも苦戦しているようだった。
武器のなくなった俺は、得意の拳法で応戦した。(意地でも周りに落ちた武器は使いたくなかったね)
後五人というとこで、ヤクザ?らしき人が事もあろうにナイフを出してきた。
他の方たちもたかが中学生に負けたくはないと見え、模擬刀や模造刀などを出してきた。
しょうがない。
ハルに雑魚任せ、俺は本気で戦った。
こうしてみると、本気で戦うのは何年ぶりだろう?
っとそんなこと考えてる場合じゃない。
俺の頬を風がなでた。
とたんに俺の頬から血が勢いよく、噴出した。
相手も本気のようだ。
俺は、隙をうかがった。
相手が、俺に向かって刀を振り下ろした。
そのとき俺は、人体の急所である水月に拳を叩き込んだ。
それと同時にもう一人も来たのでその腕をひざの上にたたきつけた。
刀が落ちる。
俺は、もう片方の腕も折っておいた。
こうして立っているのは俺とハルのみになった。
「イズミッ、その傷」
「ああ、たいしたことない」
と言ったら、ハルが背伸びをして傷をなめた。
ヒューヒューと声がしたのでなんだろうと思い上を見上げると(忘れてたよ)大勢の中学生が俺とハルを見下ろしていた。
「ハルッ上見てみろ」
と言うとハルは離れてくれた。
「お前ら、すげぇぜ!!」とか「格好、よかったよ」とかが聞こえてきた。
唖然としている教師たちから鞄を受け取るとやっと警察が来た。
やっぱ俺たちでやっといてよかった。遅すぎだろ。
多分グラウンドで寝てるやつらの何人かは、捕まるだろう。
あ〜疲れた。
「ハル、さっさと帰んねーと親父たち怒るぞ」
「イズミ、お疲れっ」
こいつ、元気だな〜
「ああ、お疲れ」
そういって俺たちは帰路に着いた。