初デート?でバトル!
このページは今までの倍くらい長いです。
それで
誤字脱字があれば指摘していただけるとうれしいです
よろしくお願いします。
ぬかった。
電車を使ったのだが、出勤するサラリーマンたちの大群に俺たちは圧倒され仕方がなく次の電車を待つこととなった。
その間暇になったので、しばらくコンビニで涼ませてもらうことにした。
コンビニで俺はおにぎりを、ハルはオレンジ・ジュースを・・・
そして、その代金は俺の財布から出された。
駅前でおにぎりを食していると電車が来た。
今度の電車は時間が通勤時間外なのか学生が多めだが座れないことはなかった。
電車にゆれに揺られて30分
遊園地に着いた。いやぁーもう疲れちった。
そんな俺とは、対照的にハルは早く入りたくって仕方がないみたいだった。
いざ入園!!
さすが、デートや家族サービスに大人気の施設ベスト10入りはする遊園地。
いやぁー人が多いのなんのって
帰りたくなってきたぜ。
そんな後ろ向きな事を考えていると早速ハルが俺の手を引いて絶叫系に行きました。
まぁ俺も苦手じゃないね。
15分後、前言撤回。
俺がちっちゃい時に乗ったのは、こんな過激なものでは・・・
ハルは、また俺の手を引いて・・・うぉっ、そちらはまた絶叫系じゃないっすか。
ん?
楽しい遊園地にしちゃガラの悪いあんちゃん、ねーちゃんが多いな。
会合でもあんのか?
まぁせいぜい絡まれないよう努力はするか。
絡まれたらそんときゃそんとき考えるか。
それからしばらく恐怖を味わった後、昼食タイム
ハルによると、午後からは絶叫系には乗らないる予定らしい。
実に喜ばしい。ナイスだぜ。ハル
俺は、食欲がなかったが無理やりハンバーガーを押し込んだ。
つーか、何でこんな体の悪そうなもんしかないんだ?
和食が食べたい俺としては残念で仕方がない。
(世の中のハンバーガー好きすまん。あくまで個人的な意見だ。)
昼食をとり終わった俺たちは、今度はお化け屋敷に行った。
ここだけの話、俺はお化け屋敷に行くと非常にまずい。
友人との肝試しのつもりで入ってみたお化け屋敷で俺は脅かしてくる物、人問わず大笑いしてしまってドン引きされた男だ。
友人曰くお化け屋敷より俺のほうが怖かったらしい。
そんなわけで、俺にとってお化け屋敷とは絶叫系以上に入りたくはない。
が、ハルが許してくれるはずもなくお化け屋敷に手を引かれた状態で突入してしまった。
まず、青い顔したおじちゃんが出てきた。
俺は必死に笑いをこらえようとしたがその前にハルが、大笑いしていた。
俺も笑いをこらえるのが馬鹿らしくなって2人で大笑いしながら進んでいった。
幽霊役の人はさぞかし驚いていただろう。
お化け屋敷から出ると
「笑いすぎて酸欠になりそう。」
「笑いすぎだろう。お前は」
なんて言い合うくらいはできた。(俺も相当きつかったが)
それからは、ゆったりと買い物をしたりマスコット?的なものを見たりしてすごした。
ぞろぞろと家族づれのかたがたが、帰り始めた。
閉園まで後30分という時間だった。
ハルが最後にどうしても、といって2人で観覧車に乗った。
終始無言だったがもう少しで頂上というときにハルが
「今日、どうだった?」
と聞いてきた。
俺は素直に
「今日は一日中振り回された疲れた。」
といったね。
「そういう時はうそでも『ハルと居れて楽しかった』とか言わないかなぁ?」
何を言ってるんだかね?
「自分で言ってて恥ずかしくないのか?」
俺は冷静にツッコンだ。
「うるさいなぁ。その口ふさいでやる。」
とか言ってキスしてきた。(いや、もう慣れたけどね)
俺もおとなしく目を瞑って唇を重ねた。
しばらくしてハルが唇を離した。
確かにもうすぐ下につく。
いつまでもキスしたままじゃ従業員の人に、驚かれるだろう。
下についた。
そのまま俺たちは閉園間際となった遊園地を後にした。
もうすぐ駅というところで、数十人の不良たちが俺たちをつけてきた。
ハルもすぐに気づいたようで俺に目配せした。
どうも俺たちが、並みの中学生以上に豪快に金を使うのを見ていたらしい。
いや〜都会は怖いなぁ〜
参ったなぁ。
ここは地元じゃないし暴れるのには構わないが、こちらには幾分不利だ。
何しろハルを守りながら、というのはきついだろう。
が、しかしそんなことも言ってられないんじゃないか?というほど増えてきた。
俺が思うに30人前後と見たね。
いや〜な気配が伝わってきますよ。
ってかまだ集まってきてんな。
なんて考えていたら
「そこのお二人さん。」
なんて声をかけてきた。
「はい?」
俺は返事をした。
顔を見ると、さっき遊園地に居たおにーさんやおねーさんがちらほら
「僕たちにお金を貸してくれないかなぁ?」
うはっむしりとる気だよ。
ストレートだな。
「生憎、あんたたちにやる気はないから、失せな!!ゴミども!!」
てっきり怖がってると思っていたハルが、いきなりこんなこと言い出すので驚いた。
おいおい、ハルさん。そいつぁちょっとまずくないかい?
「***」
「*******」
すっかり、意味不明な異国スタイルの言葉となった不良君。
さっぱりわからん。
これを不良語と命名しよう。
そんなことを考えているうちに数名の不良君が襲ってきた。
「****」もちろん不良語とともにね
こう見えても俺はけっこう強い(割と病弱だが・・・)
うちの家系は代々武術を学んできた。
俺も例外ではない。
14という年齢ですでにいくつかの古流武術皆伝。さらに空手も初段くらいかな。
さて久々に暴れるか
ハルを守りながらっつーのは厄介だけどな。
と思ったらなんとハルが飛び出してあっという間に3人倒した。
驚いてるとまた2人倒した。
マジで?
それにあの動き
ありゃ鳳龍院心拳や八極拳、八卦掌その他もろもろの動きが組み合わさってる。
おっと
こうしちゃ居られん。
俺も久々暴れんとなまってるからな・・・
「オラッ」
15分後俺らの周りにはざっと30人程度の山ができた。
まだ居たが手は出してこなかった。
「そこのお前、病院に運んでやったら?仲間なんだろ?」
と聞くと逃げていった。
(まぁ所詮寄せ集めだわな。)
仕方なくしかるべきところに連絡して俺らはその場から退散した(誰だって面倒はイヤだろ)
ハルと俺は急いで駅に向かった。
帰りの電車はすいていたので気兼ねなく話せた。
「なんで、お前あんなに強いの?」
当然の質問をしてみた。
「イズミだってすごく強かったじゃん。お互い様だよ」
尚も俺は食い下がった。
「いや、ハルのほうが3人多かった。」
「よく見てらっしゃる。」
俺たちは笑いながら帰っていった。