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じょいふる! Music♪  作者: 一奏懸命
第01章 ダメ金スクール
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主な登場人物 及び 浜唯高校概要

[私立 浜唯(はまゆい)高等学校とは?]

 昭和2年6月1日に旧制浜唯中等学校として開校。戦後の昭和25年に現在の浜唯高等学校に制度及び名称を変更。昭和30年、中学校を新設。平成22年現在、普通科・体育科・商業科の3つの学科が存在する。総生徒数1658名。




<主な登場人物>




※ネタバレ注意! ※



♪ 第1話現在 ♪


※[20]は年齢を示し、♪は3年生、☆は2年生、★は1年生を示しています。



<主要人物>

(もり)() 周平(しゅうへい)

 兵庫県 神崎(かんざき)市在住、私立 浜唯(はまゆい)高等学校に通う3年生。浜唯高校は基本的に裕福な家庭で育ったお嬢様・お坊ちゃまが通う高校だが、周平の実家はごくごく一般的な中流家庭で、周平自身も自分がお坊ちゃまだとかいう風には考えていない。浜唯高校には母の勧めで惰性的に入ったこともあるが、吹奏楽部のレベルが周囲の高校に比べて高いというのが一番の決め手となった。

 パートはアルトサックスとソプラノサックス。底抜けに明るく、何かと生真面目すぎる吹奏楽部をこれまで変えようとしてきたが、なかなか理解しない先輩、同級生、後輩の態度に疲弊し、今では若干冷めた雰囲気も併せ持っている。



()(とう) 未樹(みき)

 兵庫県神崎市在住、私立浜唯高等学校に通う3年生。未樹は周平と違い、神崎市の中でもやや裕福な家庭が住む、園和地区在住。性格はサバサバとした大阪のオバチャンのような性格で、曲がったことが大嫌い。それだけに、周平が吹奏楽部を変えようと行動したことに賛同したが、結局先輩たちの反対を受け、中途半端な対応になり結果として周平を怒らせてしまい、今では疎遠になっている。

 パートはチューバ。華奢に見えるが肺活量も体力も気合も十分な少女。実は周平のことが1年生当時から好きなのだが、自分の中途半端な対応で彼を怒らせ、周りからも非難された経緯があり、言い出せないまま片想いが続いている。



【Flute】

()(むろ)  (てる)

 ピッコロも兼任する中学からの経験者。ハキハキとした性格で、中途半端なことは嫌い。兵庫県 (あし)() 市に住む、生粋のお嬢様。汚れるようなことは嫌いで、マーチングも中学の頃は参加しなかった。面倒くさがりのくせに目立ちたがりという少し厄介な性格をしている。


大平(おおひら)()()

 兵庫県 宝宮(たからのみや) 市の高級住宅地に住むお嬢様。自宅の坪数は100坪ほどだとか。中学からエスカレーター式で進学してきた。自宅には執事やメイドもいるため、自分で進んで何かをするということをしない。


下条(しもじょう) 由里(ゆり)

 優しい微笑みを浮かべながら毒舌を繰り広げる、少し常識のない女の子。何でも自分が一番にならなければ気が済まず、ファーストの取り合いを菜々香や照と毎回繰り広げている。


(やなぎ)(した) (あか)()

 フルートさえ吹ければそれでいい。他人は知ったこっちゃないというようなよく言えばマイペース、悪く言えば自己中心的な性格の少女。


(あわ)() (ひな)

 引っ込み思案で、人に何かを言うというようなことを知らない少女。そのため、由里や明莉たちが嫌がるややこしいソロなどをいつも押し付けられてしまう、美味しいようで実は損な役回りが多い。



【Oboe】

北堀(きたほり) (とも)()

 マイオーボエを既に所有している、お坊ちゃま。しかし、中学受験をしたのみでその後はエスカレーター式に進学しているため、頑張るということをあまり知らない。オーボエも今までは奏者が自分しかいなかったため、必然的にソロを任されているので、楽器面でもほかの事に関しても何かと手抜きがち。


(くず)() 良平(りょうへい)

 自己主張の激しい少年。それゆえ、朋矢に異常な敵対心を燃やしたり、何かと頑張ろうとする周平にも異常な嫉妬をしたりする。オーボエの技術は優れている。



【Bassoon】

(その)()実香子(みかこ)

 クールで部内の揉め事やいさかいには一切関与しないと決め込んでいる。バスーンの練習に対しては非常にストイックで、後輩の久美にも厳しく指導する。


八木(やぎ)(ぬま)久美(くみ)

 この部では貴重な天然系少女。優しい性格でもあるので、何かと不器用な未樹と頑張り屋の周平を繋ぎ止める役割を実は果たすことが多い。



【E♭Clarinet】

松本(まつもと) (ゆみ)()

 未樹と未央の幼なじみで、周平に片想いしていることを知っているので応援もしてくれる親友。数少ない未樹の味方とも言える存在で、少しでも部の雰囲気を変えようとしている様子が見られる。コンサートミストレスを務める。



【B♭Clarinet】

竹中(たけなか) (まさ)()

 クラリネットパートリーダー。勉強もでき、運動もできるがそれ故に勉強や運動のできない人を見下すところがある。初心者は基本的に指導せず、2年生に任せるという無責任なスタンスを持っている。


和泉(いずみ) (とも)()

 木管セクションリーダー。温和な性格だが、波風を立てられるのを嫌うので、結果的に部を変えようとしている周平やそれに一時期同調した未樹のことを苦手だと感じている。


伯方(はかた) 未央(みお)

 未樹と弓華の幼なじみにして親友。弓華と同じく未樹の数少ない味方といえる存在で、少々お節介な面もあるが、周平と未樹を接触させようといろいろ気を遣ってくれている。


()(なか) 雅貴(まさたか)

 あらゆるジャンルの音楽をオールマイティーに演奏できるクラリネットの期待の星。同じくジャンルを問わずあらゆる曲を吹きこなす周平に憧れているが、部内で浮いている彼にその気持ちを勘付かせないため、接触を控えている。


倉吉(くらよし) (はる)()

 雅貴のことが好きなおっとり系少女。損得勘定で動くところがあるので、思い切った行動ができず、後悔することがしばしばある。


平群(へぐり) (あけ)()

 典型的お嬢様で、まるで絵に描いたような高飛車な性格。先輩・同級生・後輩問わず自分が気に入らないと思った人にはキツく当たる。


近江(おうみ)亜梨沙(ありさ)

 明巳に異様な敵対心を燃やす典型的お嬢様その2。ただし、明巳のような高飛車な部分はないため、後輩たちには人気がある。


住友(すみとも) 麻衣(まい)

 周平と同じ中学からこの浜唯に進学した。これまでの環境とあまりにもギャップがあるため、驚きの毎日を送っている。


()(とう)(しょ)留梨(るり)

 あまりにもマイペース過ぎて将輝や未央、朋子たちの手にも負えない自由人。しかし、吹奏楽に関してはなぜかやたらと気配りができるため、演奏させると表情を付けるという点では群を抜いている。


竹中(たけなか) ()(なみ)

 将輝の妹。兄を心から尊敬している。それゆえ、性格も似ており自分が演奏できればそれで良いというような考えの持ち主。



【Alto Clarinet】

上杉(うえすぎ) (しょう)()

 練習熱心なアルトクラリネット奏者。アルトパートがない場合はB♭クラリネットを担当。

本当は周平の考えに同意したいが、下級生のために言い出しづらく、言えないままになっている。



【Bass Clarinet】

安西(あんざい) ()(ずな)

 神奈川出身で、高校から兵庫県 西塚(にしづか) 市に越してきた。神奈川でもそれなりにお嬢様やお坊ちゃまの集う学校に通っていたが、あまりにも強烈すぎる浜唯高校の状況に驚かされっぱなしである。



【Alto Saxophone】

大西(おおにし) 優花(ゆか)

 何かと人の目を気にするタイプである。そのため、本当は周平のことを支えたいと思っていたり、未樹の考えに賛同したりしたいのだが、それが言えず結果的に部全体の方針に惰性的に従っている。


山口(やまぐち) 華名(はな)

 吹奏楽をしたい、レベルの高いところがいいということでこの学校に進学してきたが、あまりにも人間関係のゴタゴタが多すぎ、部の雰囲気も独特すぎる部分があり、一時期それらを理由に休部していた。今は周平の支えもあって、復帰。


秋吉(あきよし) 和洋(かずひろ)

 自分こそがソプラノサックスやアルトサックスのファーストを吹くべき人物と自負している自信過剰な少年。



【Tenor Saxophone】

(ふじ)() 光晃(みつあき)

 笑顔がステキなテナーサクソフォン奏者。周平と中学から先輩・後輩の関係であるため、周平がしがらみに揉まれるようになった現在でも、彼とは親しくしている。ホルンの洋平やバリサクの猛と同じく、周平の数少ない部内での仲間。


(さかき)  (いく)()

 中学時代に抱いていた理想と現実の浜唯高校吹奏楽部のギャップに幻滅しており、部活をサボることもしばしば。



【Baritone Saxophone】

(なな)()  (たける)

 高校からバリサクを吹き始め、吹奏楽も高校時代からという初心者。初めはクラリネットを吹いていたが、将輝に当時の顧問へ「クラリネットには不適」と言いつけられ、バリサクに回される。しかし、周平に親切丁寧に教えてもらったおかげで、メキメキ実力をつけている。



【Trumpet】

(かな)() 愛美(えみ)

 吹奏楽部部長。自分の思い通りにことを運ばせるのが得意で、人を上手く使って自分は楽をするのが得意中の得意。しかし、それを見抜いている周平だけは上手く動かすことができず、それが腹立たしいため周平に冷たく当たる。


(さくら)()智香子(ちかこ)

 2年生代表。半ば愛美の腰巾着状態で、愛美に絶対服従を誓っているような状態。自分はできないことでも平気で完璧を求める。


木下(きのした) ()(さと)

 智香子のようなやり方を徹底的に嫌うため、トランペットの中でも浮いた存在。未樹や周平の考えと合うため、何とかして彼らに近づこうと考えている。


下条(しもじょう) 都夢(とむ)

 由里の弟。由里の影響を完全に受けており、自分の思ったことは包み隠さず思い切り言ってしまう。そのため、ケンカ寸前になることが頻繁に起きる。


琴弾(ことひき) (おと)()

 ただトランペットを吹きたいだけなので、気の乗らない地域行事などは欠席するようなことがよく見られる。ただし、技術は確かなものがある。



【Trombone】

福崎(ふくざき) 利緒(りお)

 中学からエスカレーター式に進級した生徒。周平や未樹と同じ神崎市で、しかも下町の雰囲気が残る地域に在住しているため、実はお嬢様らしい雰囲気は少ない。未樹とは特に気が合う様子。


(ひろ)()  (じょう)

 高校2年生から、ホルンからトロンボーンへ異例の転向。まだな慣れないため、ぎこちない音が響いてくる。それが周りに迷惑を掛けているのではないかと心配し、ますます音が萎縮気味になっている。


(さか)() (しん)()

 楽器が変わったばかりの譲を優しく指導する同級生。トロンボーンパートは基本的に「マトモ」な部員が揃っており、その代表例が進士と言っても過言ではない。


島本(しまもと)あずさ

 純粋がそのまま人間になって歩いているような少女。この浜唯高校吹奏楽部に渦巻く雑多な思いには全然気づいていない。


岸本(きしもと) ()(すみ)

 あずさと同じく、純粋そのものの少女。多少の浜唯高校の雑多な思いには気づいているが、それを直視するのが嫌で知らないフリを決め込んでいる。



【Horn】

()(とう) 洋平(ようへい)

 小学校時代からの周平の親友。現在はホルンを担当しており、音大推薦の話が来ているほどにホルンが上手い。実は部員たちも知らない、周平との秘密がある。周平の数少ない味方。副部長を務める。


安本(やすもと)  (もも)

 高校時代からホルンを始めた元・初心者。洋平に優しく教えてもらったため、後輩にも同じように接したいと考えている。が、それが充香と意見が合わず、ケンカが絶えない。


相内(あいうち) 良輔(りょうすけ)

 常に冷静に周りを観察し、必要に応じて必要な言葉をかけることができる。部の中でも特にイケメンなので、モテ度が高いが彼はどこ吹く風という様子。


岡本(おかもと) 充香(みか)

 中学時代から浜唯に通っており、厳しい指導を受けているため、それをホルンパートでも引き継ごうとしている。それに反対する桃やあまり好ましく思っていない洋平と頻繁に衝突する。


小林(こばやし)  (たつき)

 病気のために1年遅れて入学。そのため、実年齢は17歳だが高校1年生に当たる。本来なら同い年の充香に時として偉そうなことを言われるため、我慢の日々を過ごしている。


古舞(ふるまい)このは

 ホルン初心者。そのため、充香から嫌味を言われたりすることもある、辛い境遇にある1年生。しかし、洋平の支えもあって現在も続けられている。



【Euphonium】

()(さわ) (だい)()

 大企業社長の真面目な息子。しかし、お金持ちだと思われるのが嫌いなので自立した男を目指すとしている。そのため、何かと部を変えようと動く周平に賛同することが多い。


(たけ)田尾(だお)()(さき)

 自分のことは後回し、とにかく世のため人のため!とは縁遠い少女。悪気はないのだが、なんとなく自分の得になるように物事を動かそうとする。よくいえば要領がよい、悪く言えばずる賢い少女。



【Tuba】

京谷(きょうたに) 航平(こうへい)

 この部では数少ない中流家庭の育ち。逆に高級料理や綺麗過ぎる施設の利用などは嫌いなタイプで、汗だくの泥だらけになるようなことが大好き。チューバを選んだのは、どっしりと構える重厚感に惹かれたため。


(みな)() (はる)()

 航平、未樹、周平と同じ中流家庭の育ち。お嬢様育ちの人たちの感覚を知りたいと思って受験し、合格したが今はかなり後悔しており、退部&退学すら考えている危険な状況。



【String Bass】

月島(つきしま) 拓久(たくひさ)

 プロヴァイオリニストの父を持つ少年。父の影響でストリングベースを弾いている。何かといえば「父が言うには」がすぐに出てくる。父の功績も自分のことのように語る節がある。


脇川(わきがわ) ()(こと)

 大阪の下町に住む、バリバリの下町娘。凛とした表情から、冷たいと思われがちだが、実はめちゃくちゃ明るく活発。その性格が周平と合い、彼女と周平は頻繁に言葉を交わす仲。



【Percussion】

立花(たちばな) (ゆう)()

 周平が吹奏楽部男子の中で洋平の次に仲の良いパーカッションパートリーダー。自分の信念を貫く意志が強いため、人に左右されないタイプ。


吉武(よしたけ)  (ゆう)

 初心者で入部し、先輩の厳しい指導に耐えて今では悠馬にも劣らぬほどの実力をつけている。が、それを自分でも認めようとしない。


()(づき) 佳穂(かほ)

 友と同じく、初心者で入部。しかし、友と違い自分はできる女と思い込んでいる。思い込みの激しさが、時に演奏時に取り返しのつかない状況に陥らせることがある。


野田(のだ) ()(おん)

 小物楽器が得意な小柄な少女。自分の意見や感情は二の次で、理性を優先させてしまうタイプ。


今中(いまなか) 未紅(みく)

 お嬢様なのだが、そのように扱われることを極端に嫌う。そのため、部内では下町娘の美琴が一番の親友となっている。


(いな)() 紗重(さえ)

 無口で何を考えているのか読めない部分が多い少女。しかし、打楽器のことは大好きなようで、部室に一番にやって来て基礎練習を毎日一人で行っている。


広島(ひろしま) (きょう)()

 とにかくお喋り好きの噂好きで、部内のゴシップ的な話題を彼女から聞き出せば、全員分の話が出てくると恐れられている。ちなみに、元々はトランペット奏者だった。


(よし)() (たつ)()

 とにかくボーッとしたノホホン主義の少年。しかし、尊敬できる人のためにはいくらでも動きたいと考えている。現在、そのような人物がいないためなんとなく惰性で毎日を過ごしている。



【Conductor】

島崎(しまざき) (だい)()[24]

 吹奏楽部顧問。2010年から正式に浜唯高校の教員として採用され、気合い十分。長年のしがらみに絡まれてきた吹奏楽部に新たな風を吹き込むキッカケとなる人物。とにかく楽しく音楽しよう!という考えの下、自分のやりたい音楽を部員たちに次々と提案していき、周平や未樹は元より部員のほとんどを驚かせるような選曲や考えを次々と披露する。



<周平と仲の良い部員>

八木沼久美/山口 華名/藤田 光晃/七瀬  猛/佐藤 洋平/脇川 美琴


<未樹と仲の良い部員>

八木沼久美/松本 弓華/伯方 未央/福崎 利緒


<周平に好意的な部員>

田中 雅貴/上杉 翔太/大西 優花/木下 美里/三沢 大輝


<未樹に好意的な部員>

大西 優花/木下 美里


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