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僕の好きな子は、綿菓子みたいにふわふわ甘くて柔らかいステキな女の子だった。

作者: 七瀬





僕の好きな子は、綿菓子みたいにふわふわ甘くて柔らかい

ステキな女の子だった。



僕の学年で一番可愛いって噂の女の子を僕も好きになってしまった。

僕のクラスの男子も、殆ど彼女の事が好きでみんな付き合いたいと

思っているよ。

僕も彼女と付き合いたい!

でもどうしたら? “僕は彼女と付き合えるんだろう?”




・・・そんな中、“遂に僕達、男子が恐れていた事が起きてしまう!?”

彼女がサッカー部のキャプテンで高校3年生の年上の先輩と付き合う

という噂を僕は聞いてしまった!

サッカー部のその先輩は、“かなりのイケメンで、多くの女子から憧れられる

カッコいい先輩で、僕は不安で不安で眠れなくなってしまう。”




『“安藤って? 北見先輩と付き合ってるのかな?”』

『・・・・・・』

『オレ! それならショックだよ~』

『俺もショックだけど、北見先輩って! めちゃめちゃ女子にモテるし

あんな先輩に勝てる男子っているのか?』

『いないだろうな。』

『“真剣に答えんなよ!”』

『勝てる相手じゃないって事だよ。』

『それでも僕は諦めきれないよ、』

『“福永って、マジで安藤の事! そこまで好きなの?”』

『えぇ!?』

『俺達は、まあショックだけど! 諦められる準備は出来てるよ。』

『オレもかな。』

『・・・そ、そうなの?』

『“福永はマジ恋愛って事だよ、いいじゃん! 当たって砕けて来いよ!”』

『・・・当たって砕けるって?』

『“告白って事だよ!”』

『・・・・・・』

『“フラれたら、俺達が福永を思う存分慰めてやるよ、そうじゃないと?

安藤の事、諦めらめきれないだろう! ケジメつけて来い!”』

『・・・ううん、』

『ダメで当然! 付き合えたら、ラッキーぐらいに考えてたらいいんだよ。』

『そいだよな、分かった! 安藤に告白してくるよ!』

『あぁ!』

『頑張れよ。』

『うん。』




・・・僕は友達に言われて、勇気を振り絞って彼女に告白する事を

心に決めた!

当たって砕けろ! ダメで当たり前! 付き合えたらラッキー!

こんなモヤモヤした気持ちで、彼女が居る学校なんか行けやしないよ。

バッタリ彼女と会ったら? 僕はどんな顔で彼女と顔を合わせれば

いいのかもう分からないんだ!

それなら、勇気を振り絞って告白するしかない!

僕は直ぐに行動に移して彼女を放課後、学校の屋上に呼び出す事にした。




『・・・急にごめん!』

『別にいいけど? 私に話って何?』

『うん、ずっとさ! 安藤に言えなかった事なんだけど、実は前から

ずっと好きで、良かったら僕と付き合ってほしいなって想ってるんだ!』

『えぇ!?』

『“そりゃ~そうだよな! ビックリだよね、まあ、分かるよ、

そういう反応になるよね。”』

『そうじゃなくて、やっと願いが叶ったなってそう思っただけ!』

『えぇ!?』

『“私も福永クンと付き合いたい!”』

『・・・ほ、ホントに!?』

『うん!』

『“僕でいいの?”』

『“私は福永クンがいいの!”』

『ありがとう!』

『“今日から私は福永クンの彼女だよ。”』

『・・・ううん。』





・・・なんか夢みたいな事が現実的に起きた気がした!

“学年で一番可愛い女の子と僕は付き合える事になったんだ。”

当たって砕けない、付き合えたらラッキーになったんだよ!

今では、僕と彼女が並んで歩いているだけで凄く羨ましがられる。

それと例の友達が、僕が彼女にフラれたら慰めてくれると言っていたけど?

今は物凄く嫉妬されているよ。

“なんでお前だけがこんないい思いしてんだよ!”

“あんなめちゃめちゃ可愛い彼女作りやがって! 羨ましい!”



勇気って本当に出さないといけない時もあるんだなって今は思う!

フラれる覚悟で彼女に告白して良かったな。

これからもずっと彼女と仲良く付き合っていけたらいいなって想ってるんだ。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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