意味病
意味病にかかると、歌のない音楽が聴けない。
歌詞がなければ歌ではないと思えてしまうのである。
ことばがなくても歌は歌だ。
意味病が進行すると、ことばにはすべて意味があると思うようになる。
『へひほ』と聞いたら「それ、どういう意味?」と尋ねてしまうのである。
意味がなくてもことばはことばだ。
へひほに限らず無限にある意味のないことばの洪水を災害のように忌み嫌い、
まひれのことまでもがらしめたくすきるのである。
理由はあっても意味はない。
まくれこそしすきし、たいとshあばらないことを、ㄓㄧㄍでぽん、
病らし害た舞根び晴すまらびkqt、kqtなんらからか。
ぱぽー、と、トランスペットが鳴る。
さあ、恢復へと歩き出す合図だ。