アルトと、ナイトと、トナカイと! ……それと私です!
クリスマス(二月)。
大丈夫。いまのところ毎月に一話を公開していくつもりですから!
完結するのはなんと2022年の12月25日……というのは冗談です。
今私が書いてる本編が終わり次第、こっちを専念していきます。
クリスマスが近いときは、ケーキを売る最大の機会らしい。
作るのは店主さんだが、売らせるのはアルバイトの俺の役目。
責任重大! だーけーど、俺は売らせるのが目的じゃないんだ。
「ほいッ! ケーキをどーぞッ!」
「ありがとうお兄ちゃん!」
「こちらこそ、ありがとうな!」
ケーキを買ってくれる人の、笑顔が見たい。
楽しそうに、嬉しそうにしてくれたら、俺も嬉しいんだ。
ケーキを受け取った少年は、トテトテと道を歩いて行き、
両親らしき二人に駆け寄ってケーキを見せびらかしている。
家族と一緒にいられるのは、いいことだな……。
「キャー!!!」
「えっ、悲鳴……!?」
悲鳴が聞こえた方向にはカフェがあり、お客さんが次々と扉から出てくる。そのカフェの中でトナカイのロボット……? が、料理やら飲み物やらを食べながら、内装を破壊しているのが見えた。それと、ロボットに対抗している黒いレザーハットで黒ジャケットを着た誰かの姿も。何が起こっているのかと様子を見ていると、誰かが俺の肩を掴み、振り向かせてきた。
「逃げるんだ! さぁ、あっちへ!」
そこには黄色い瞳の紫の女騎士が。彼女は俺に、カフェとは真逆の方向へ避難させようとしているみたいだ。
「えっ、あのっ、何が起こってるんです?」
「……っ、あいつは、クリスマスを破壊するつもりらしい。」
「!? ま、まさかほんとに!?」
「ここにいたら服ごと燃やされるかもしれないぞ、さぁ早く!」
「え、あ、は、はいっ!?」
俺はその人の言うとおりに避難をしようとした。が、そのとき、カフェの壁を突き破り、黒ジャケットの人が壁の破片と一緒に俺の近くまで転がってきた。
「だ、大丈夫ですか!?」
「大丈夫です……! これくらい……は……っ」
……その人はそう言いつつ立ち上がろうとするも、
よろけてしまって起き上がることもできない様子であった。
「ふっふっふっ、この世界の住人はこの程度のようだな。」
壊れた壁から余裕そうに歩いてくるトナカイロボット。
女騎士の人は俺たちを守るように前にでて、黄色の剣を構えた。
「早く逃げろ! ここは我らで食い止める!」
その声を聴いた時には女騎士は目の前から消え、
遠くにいるロボットに向けて剣を振るっていた。
だがしかし、ロボットは鋼色の右腕で彼女の攻撃を防いていた。
「なにッ……!?」
「ほぅ、アロディルデ七騎士の一人、メイトの妹だな?
姉のマネをして、正義の味方をきどるつもりなのか?」
「姉は正義の味方じゃない……っ!
姉は、お前のような悪者の、敵だッ……!!」
「それなら君は、ただの雑魚というわけだな。」
するとロボットは右肩からガトリング砲を展開。彼女はすぐに危険を察知したのか、攻撃を止めすぐに後ろに下がった。その途端にロボットの砲撃が開始。無数の銃弾が彼女を追い、道には火花が散る。
「君! どこか近くの路地に隠れて!」
様子を見ていただけの俺は、女騎士の声でハッとなった。
すぐに辺りを見回し、隠れられそうな場所を見つけ出す。
「あそこに隠れましょう!」
「……はい! って、ちょっと……!」
俺は黒ジャケットの人を抱え、近くの路地に隠れてロボットの様子を見る。女騎士は手を前に突き出し水色のバリアを展開していた。だがあのままでロボットに近づくことができない。それにガトリングの弾で周囲が穴ぼこになっていてく。まずい。このままでは街がめちゃくちゃになってしまう。どうすればアイツを止められるのだろうか……。
「……あの、おろしてくれません?」
「!? あっ、ごめん……!」
とっさに体を動かして気づかなかった。
俺はすぐに黒ジャケットの人をゆっくりと地面に下ろす。
その時に、レザーハットで見えなかったその人の顔が見えた。
「……え、女の子……!?」
すごい美少女。すごい可愛い。
語彙力が一瞬のうちに失われるぐらいの可愛さだった。
俺と同じぐらいの歳に見えるけど、同級生なのだろうか?
「あれ? あなたは確か……創さんの友達の……」
「えっ、創と知り合いなのか?」
「はい、創さんと世界を救ったぐらいですし。
っていっても、この状況だと説得力がないですけどね……」
「世界を救ったって……アイツと……?。」
「とにかく今は、あのロボをなんとかしないといけません。
アルトさん。あれを止めるために力を貸してくれませんか?」
そう行って彼女は、両手で俺の手をぎゅっと掴んできた。
しかも首を傾げて上目遣いで。やばい。ドキドキしてきた……。
この子が誰なのかはさておき、女の子が俺の手を握っているという事実がヤバイ!!
「わ、わかった! 俺でよければ協力するよ!」
とっさに俺が返事をすると、
彼女はニコッと笑って、俺の耳元に近づいてきた。
吐息が当たって、変な気分になる……。
彼女はそのまま小さな声で呟く。
その言葉を聞いて、俺は……。
「……は?」
そして彼女は俺から離れて、また笑顔を見せる。
いや、笑顔を見せられても困る。やるべきことはわかったのだが……。
「……あくまでも隙を作るためだよな。
けど……、その、他の方法はないのか?」
「お願いします! アルトさんじゃないとできないんです!」
「うーん、そう言われても……」
そんなことを話しているうちにも、ロボットの攻撃は続く。
女騎士のバリアにも限界があるようで、段々と亀裂が入っていた。
もう時間が無い。腑に落ちないが、やるしかないのか……!?
「……うん、やるよ!」
「……!! ありがとうございます!!」
彼女の嬉しそうな顔を見た後、俺はすぐに行動に移す。
俺が今いる路地を奥に進み、ロボットの背後を取れるように移動する。
「そろそろ限界だな。いいかげん諦めたらどうだ?」
「命を……諦めてたまるかぁぁ!!!」
女騎士の必死な声を聴いたタイミングで、俺は路地を出た。
やるべきことをなすため、ロボットに向けてすぐに言葉を放つ。
「あ【聖夜なだけに往生せいや…ってなぁ!】」
・・・しかしロボットは動揺もせずに攻撃を続ける。
いや、ガトリングの音で俺の声がかき消されているんだ。
そう思った俺は息を大きく吸い、ヤツに聞こえるように言葉を叫ぶ。
「サンタさんは、トナカイさんと仲いい!」
その途端、ロボットの左肩からロケットランチャーが展開。
そしてそれは俺のほうに向けて発射された。だめだ死ぬ。
俺は目を閉じ、死を受け入れようとした……が、
ドォンという音が聞こえて暴風が吹き荒れた。
ゆっくりと瞼を開けると、そこには緑色のゴツい塊が……。
「大丈夫ですか!?」
「……え、あ、はい! なんとか……。」
「さぁ、早く逃げて! ここは僕がなんとかします!」
塊かと思ったそれは、ゴツすぎる鎧だった。
全身を覆っている装甲、背中には大きなブースター。
どう見ても人ではない。だが俺を助けてくれたようだ。
俺は言われた通りその場から離れ、先ほどの路地に隠れる。
「おや、ようやく七騎士が来たようだ。
アロディルデ最強の盾と呼ばれた青年、アイギスだな?」
「僕のことじゃなくて、他のみんなのことも調べてるみたいだね。
それより、なんでクリスマスを破壊するのさ! せっかく楽しいイベントなのに!」
「もともとお前らのものでもないだろ。」
睨み合う二人(人じゃないと思うけど)の様子を見つつ、
俺はさっきの黒ジャケットの子がいた路地まで走る。
「あ、アルトさん! うまくいきましたね!」
「……俺には、なにがうまくいったかわからないがな。
な、なぁ、さっきのあれはなんの意味があったんだ……?」
さすがに疲れたので、その場に座り込む。
すると彼女がこちらに来て、俺の隣に座ってきた。
……近い距離感だが、今は気にしないことにする。
「この世界では、感情が力になるんです。」
「か、感情が……?」
「はい、嬉しいって気持ちとか、
悲しいって気持ちも、みんな力になるんです。」
「……それじゃぁ、さっきのアレは……?」
「もちろん、感情を湧き上がらせるためのものです。」
彼女がそう言ってどこかを指差すと、
この路地にフラフラしながら入ってくる女騎士の姿が見えた。
壁を伝いながら、体を震わせ口元を押さえながら近づいてくる。
まさか、バリアのしすぎで魔力を使いすぎて吐血とか……!?
俺は女騎士の具合が心配になり、近づいて様子を見る。
「……!! 大丈夫ですか……!!」
「……あ、ああ、だいじょうブフォ……ああ、フフ……」
よかった、血は吐いてない。
ただ単純に口元から溢れる笑いを抑えているだけだった。
……え? なんで笑ってるの……?
「さっすが、やっぱりアルトさんじゃないとできませんね!」
「あ、あ? どういうこと?」
「そりゃぁもう、メアナさんを爆笑の渦にまきこんじゃいましたから!
笑いが生んだ感情のおかげで、メアナさんのバリアの力が強くなったんです!」
「……ってことはつまり……俺がメアナさんを救ったってこと?」
なんだか不思議な気持ちだ。
どう考えてもふざけてるとしか思えなかったことが、人助けになった。
いろいろと複雑になりながらも、女騎士であるメアナさんを見る。
彼女はまだ笑い震えていたが、見る限り体は大丈夫そうでよかった。
「……フフ、その……ありがブフッ……ありがとうね……フッ……」
……いや、大丈夫じゃなさそうだ。笑いのツボにはまっている。
「まぁ、とにかくですよ。
メアナさんが時間を稼いでくれたおかげで、アイギスさんが来てくれました!」
「……あのゴツいのが、アイギスなのか……?」
黒ジャケットの子と一緒に、
路地からこっそりと喋るロボと喋る緑の塊のほうを見てみる。
「ええ、農家で壁役で元いじめられっこ、
【カチコミ】に巻き込まようとも大事な親友を守り抜いた勇敢な方です!」
「なにがあったんだよあの子に……」
ウキウキでアイギスという人物を解説する黒ジャケットの子。
すると、トナカイロボットがポゥーという汽車の音みたいな音を鳴らし、
白い煙を出しながら自身の体を赤くしはじめた。
「ふっふっふっ、お前は所詮、物理的なものしか守れまい。
私にはな、この体を動かすために核融合炉が備えられているのだ。」
「カクユゴウロ……?」
「当然、この世界の文明レベルでは理解できまい。
しかもただの核融合炉じゃあない、なんと、食物でも稼働する!
人間が食物を食べて動ける仕組みと同じだろう?
これは貴様ら人間が食べ物を無駄にする点から生まれた物だ!」
「……む、無駄にされてるの……?」
困惑するアイギス。うん、俺も困惑してる。
そんな俺たちを置いてけぼりにして、トナカイは話を続ける。
……ほとんど難しい話で、自分の思考能力じゃついていけない。
「___核融合炉の温度調整によって、体温の再現も可能!
うまく温度を調整すれば、【核融合炉で暖をとる】こともできるのだ!」
「……あのトナカイロボット、頭のネジが抜けてませんかね?」
「え? あ、頭の……?」
「いや、アルトさん、物理的にではないです。」
「あ、ああー、そういう意味の……」
黒ジャケットの子も、目を細めて呆れている様子だった。
するとスマホを取り出して、ヤツの写真をパシャりととる。
「送信……っと。」
そして誰かに、メールか何かを送った。
「よし、これで準備は整いましたぁ……あとは隙を見計らうだけです。」
……彼女はニヤニヤした顔でヤツを見始めた。
いや、すでにアイツは話をしてるだけで隙だらけだ。
いまなら後ろからゴッ、て攻撃できそうな気がする。
「メアナさん、今なら攻撃できそうじゃ……あれ?」
俺が声をかけた時には、メアナはそこにはいなかった。
もしかして疾風迅雷のごとくあのロボットを切り裂いているのか!?
そう思って視点を戻せば、彼女はそこにはいなかった。
というかいつのまにか黒ジャケットの子がアイギスの横にいる。
「アイギスさん、こいつはここで倒してはいけません!
下手に切り裂けば、周りにヤバいものが広がります!」
「そ、そうなの!? でも、どうしたら……!」
「大丈夫です。ああいうのはこうすればいいんです!
できれば使いたくなかったんですがっ! いろいろ面倒なので!」
黒ジャケットの子は水色のビジョンを展開。
いろいろ触っていると、そのビジョンの中から機械的な筒を取り出した。
飛行機についているジェットみたいな形をしているが……。
「……話の途中に割り込むとはいい度胸だ。
仕方がない。ならば身をもって私の技術を味わうといい。」
ロボットは再びガトリング砲を準備しようとしていた。
砲台が回り始め銃弾を放ち始めるその時、一閃の光が輝く。
その瞬間、ガトリング砲はロールケーキのように切れた。
「……!? バカな?! アラマシ合金で作った傑作品がっ……!?」
「残念でしたね! そしてサラバ!」
黒ジャケットの子はロボットに向けて筒を発射。
超高速でロボットの腹に殴りこまれ、そのまま空に飛んで行った。
とっさに俺は路地を出て、ロケット花火のように飛ぶヤツを見る。
「……飛んでった。」
「あ、あのぅ、助手さん。あの人は……」
「大丈夫ですアイギスさん!
あとは衛星にいる人たちがなんとかしてくれます!」
「そ、そうなんだ……? なんとかって、なにするの……?」
アイギスが助手と呼んだのは黒ジャケットの子。
あの人はアイギスの助手か何かなのだろうか……?
というか、衛星? 空に宇宙ステーション飛んでるのこの世界。
「……さぁ? いろいろ方法がありますからねぇ……。そのまま考えるのをやめさせるか、衛星のエネルギーになるか、それとも、そのへんの恒星にぶちこまれるか……まぁ、どの方向に進もうとと、あれが私たちの目の前にもう現れることはありません。いまごろ衛星に着いてるでしょうし……って、またあれを作るためにお金と資材がガガガ……。」
衛星にたどり着いたら勝ちだけど、
いろいろと予算と材料がいる奥の手だったんだな……。
にしてもその衛星、いったいなにがあるんだ……?
「……あ、アルトさん! どうですか私の打ち上げ!
よかったですか?! かっこよかったですか!?」
「う、うん! かっこよかたよ!?」
俺の思考が乱れたままのせいで変な言葉になってしまった。
その言葉でクスッと彼女に笑われると、俺の耳元まで近づいてきた。
「アルトさん、ありがとうございます。」
耳がゾワゾワする。なにも考えられなくなる。
「お、おーう! 俺もありがとうだ!
いやぁよかったよかった! ロボットも空に飛んでったし!」
「ふふふっ、そうですね!」
彼女の笑う姿を見て、俺も不思議と笑っていた。
さっきまでの恐怖心とかが、全部吹き飛んだのかもしれない。
ふと笑いで思い出す。メアナはどこにいったのだろうかと。
「そういえば、メアナさんはどこにいったの?」
「え? メアナ?」
「……ぁぇー、アルトさん、その話は……」
「ど、どして?」
その瞬間だった。アイギスさんは急に空へ飛び上がり、
一定の高さまで止まる。そして体を回らせて周りを見始めた。
「……なにやってるの?」
「えーっとですねアルトさん……そのぅ、
メアナさんは指名手配されているんですよ……。」
「問題って……メアナさんが!?」
「ええ、そりゃぁもう、国家レベルで……。
何をしたかは、私の口からでは言えませんが……。」
「……な、なにをしたんだメアナさん……」
いろいろと彼女のことが心配になった。あんな寒そうなギャグで大爆笑するような人が、国家レベルで、騎士の人に狙われている……? 俺のことを守ろうとした彼女が、到底そんなことをするようには見えないが……。
「……アルトさん、これからどうします?」
「? どうするって?」
「私と一緒に、クリスマスの破壊者を止めます?
それとも、事が終わるまで家でゆっくりしてます?」
可愛い雰囲気とは違い、真面目な顔。
これは間違いなく一緒に来てくださいと言わんとばかりの質問だ。
でも、正直に言いたいことがある。俺って、必要なのかと。
「必要ですよ。」
「えっ……?」
彼女はそのとき、優しい顔をしていた。
……なんでだ……? 俺の心でも読めるだろうか……?
思っていたことをそのまま言われ、動揺を隠せなかった。
「チートとかいうご都合がなくても大丈夫です。
なにをしたいか、どうしたいかで未来は変わります。」
「どうしたいか……?」
「こうしたいと願って、努力して結果を生み出すんです。
やりたいことがそこにあれば、あとはやるかやらないかです!」
……そう言われて俺は、心の底から怒りが湧いて出た。
そうだ、あいつらはクリスマスを破壊しようとしている。
楽しそうなみんなの笑顔を、奪っていく。
なんでそんなことをするのかわからないけど、
他にも止めるべきヤツがいるのなら、止めないといけない___!
「……俺は、笑顔を奪う奴らを止めたい!」
そう言うと彼女はニコッと笑い、ポケットからスマホを取り出す。
「それなら、これを渡しておきます。」
「……え、す、スマホか? これ……?」
「ただのスマホじゃありませんよ〜? この世界の秩序と近未来の技術を織り合わせて作った最新の超超高性能なスマートフォンです! まぁ、普通に使う分にはただのスマホですけどね。」
渡されたスマホを手にとって眺めていると、勝手に電源がつく。
『HOPe』と表示されたあと、よくあるスマホの画面が浮かび上がった。
「……ありがとう!」
「どういたしまして! それじゃぁアルトさん!
他の破壊者を止めるため、森の奥地にいきますよ!」
「わかった! ……って、そうだ。
その……君の名前を聞いてもいい? なんて呼べばいいか……」
すると、彼女は真顔になった。
そして左下を向いたと思えば、まっすぐと俺を見てきた。
「……私の名前は助手です。」
「じょっ、???」
「助手という名前なんです!! 斬新ですよね!! おかげでアシストしかできないレッテルがありますよ!! ハァーナンデぇ!!!」
……助手さんは高ぶっていた。
確かに助手という名前は珍しいどころか、聞いた事がない。
いったいどういう意図で彼女にその名前を付けたのかが気になるが……。
なんであれ、助手の様子を見て俺は少し笑顔になれた。
俺は何もできないかもしれないけど、
助手さんの役には立つかもしれないと、そう思った。
次回、3月末に公開予定。
まだまだ使ってないワードがたくさんありますが、
全部使うと言った以上、それを胸にやっていきます。