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1話 星《ポイント》を与えることしか出来ない令嬢は現状が読めてない

空野奏多様の企画『ブルジョワポイント評価企画』に参加したいが為に作り出した作品です。


1000字×20話程度予定なので、設定もりもりにして楽しく書きたいと思います。

※嘘でした。文字数はこの倍近くになりそうです。(2021年9月21日)


国名変更しました。ノヴェルプール → ブクムント(2021年9月21日)

あるところにひとりのおんなのこがいました。


おんなのこはひとつのことだまをうみだしました。


ことだまとはまほうのほんからうまれたせいれいのことです。


このせいれいとはすぺるすぴりのことです。


すぺるすぴりとはいろいろたすけてくれるせいれいのことです。


いろいろとはいえのこと、いくさのこと、しごとのこととかです。


いえのこととは、




「いや、説明長いな!」


ヨミは、長く美しい濡羽色の髪を振り乱しながら叫んだ。


どうやらうつらうつらとしていたらしい。ヨミはぼんやりする頭のままで周りを見渡した。


「誰の……説明が、長いんだ……?」


目の前の金色の美しい髪、整った容貌、豪華に着飾ったこの国の第一王子、グラト=ノトリタンが顔を歪ませながら、ヨミに迫る。


「そんなに結末を聞きたければ、先に教えてやろう!」

「いや、私じっくり自分のペースで読み解いていきたい派なので、ネタバーレはちょっと……」

「そういう話ではない! ええい! もういい! ヨミ=フェアリテイル!」


グラトがヨミを無遠慮に指さし、睨みつける。


「貴様のような星を与えるしかない無能とは婚約破棄させてもらう!」


(あ、言霊(スペルスピリ)がとんでる~。いや、野良言霊(エタルスピリ)かな。あー、早く帰って読んで星あげよ)


騒然とする場の中、婚約破棄を宣言された黒髪の令嬢ヨミ=フェアリテイルは、ぼーっとふわふわ浮かぶ光の精霊を眺めながら、そんなことを考えていた。




『この日、我が国ブクムントの伝説が、隣国の悲劇が、そして、【光紡ぎし者(ライタ)】の力ではなく、【闇から見る者(リイダ)】のスキル【星おくり】で世界を変えたヨミ様の物語が始まったのである』

(☆1 歴史エッセイとしては主観が入りすぎてあまりよくないが、物語として読めば、書き手の情熱は伝わってくる。というか、登場人物が☆贈っていいのだろうか byヨミ)

お読みくださりありがとうございました。

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