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第67話 スノとソヴレーノとタキノを。

悪逆非道のダンジョンあるあるその7

構い過ぎると亡くなられる。

気に入った侵入者にアイテムを上げたり、得意な技を活かせる階層を作ったりしていくと、なぜか殺されてしまう現象のこと。

 7人のネームドモンスターが28人になって、様々なことが変わったが、中でも一際変わったのは、祭り事だろうか。


 この城ができた夏ごろから、祭り自体は行っていた。

 それは、海水浴であったり、夏祭りであったり、お盆であったり、秋祭りであったり、お月見であったり。

 そんな、季節に合わせたお祭りだ。


 とは言え、参加者が俺を含め8人であり、ダンジョン外で行う際は7人であったから、そう大きな催しはできなかったし、どちらかと言うと、イベント的な楽しみよりも、季節の中で宴会をする、というお祭りであった。


 7人では、祭りの最中に催しものをしようにも、人数が少なすぎて上手く回せない。

 俺は必死に、準備と運営係、舞台裏の設備操作に、司会、審査員、観客、全てをこなしていたのだが、やはりイマイチ盛り上がりにかけるという苦情が相次いだ。

 だから、隠し芸大会であったり、歌を歌うだけであったり、その程度が関の山で、宴会の余興というか、催し自体を主にした祭りはできなかった。

 

 しかし、28人になってからは違う。


 数名が運営となって舞台裏に徹しても、まだまだ演者や観客はいるので、祭りのメインを催し物にすることができるようになったのだ。

 だから、祭りも、季節によるものだけでなく、ファッションショーや料理コンテストなど、イベント的な物が多くなった。


 7人じゃあ楽しくないことも、28人いれば楽しくなる。

 祭り事が変わった、というのはそういうことだ。


 みんな、より一層の笑顔で、祭りを楽しんでいる。

 けれど、だからか、そういったイベントが、月日が過ぎるごとに増えていっている気がしないでもない。


 まあ、仕方ないことか。

 俺もそうだが、彼女達もまた、外見や精神こそ10代20代だが、この世に誕生してからはまだ1年経っていないのだ。

 今はまだ3月。

 あと20日間ほどで、俺やマキナ、セラ達は誕生日を迎えるものの、それでもまだ1歳。


 知識があっても、体験していないことはたくさんある。

 ダンジョン内には娯楽施設もたくさんあるが、みんなで集まってワイワイとできる催しごとの楽しさはまた別物。

 月日が過ぎるごとに増えていくのは、もうしばらく止められそうにない。


 そうして今日もまた、新たなイベントに向けての準備が進められていた。


「3月ももう残るは半分、って時のイベントなんだし、カウントダウンに繋がる良いのにしなくっちゃね」

 と言うのは、スノ。


「キッチリ、トラブルなく終わらせたいものだ」

 と言うのは、ソヴレーノ。


「さっきタキノちゃんが提案した、タキノちゃんを的に、皆でボールを当てる祭りは駄目なんですかね?」

 と言うのは、タキノ。


 祭りの企画や準備、運営は、ネームドモンスター内で順番に行われる。

 今回は、干支二十歳組。スノ、ソヴレーノ、タキノの3人が担当するようだ。ちなみに、俺は毎度こっち側である。

 だからか、なぜかは知らないが、こういった話し合いや、終了後の打ち上げは、常に俺の部屋で行なわれる。


「城を使ったプロジェクションマッピングを、今回はやりたいのよね。カウントダウンの時にもするかの試金石になるし」

「そういうのもアリか。それなら花火も良いんじゃないか? 夏の風物詩とはいえ、いつの季節でもあれは綺麗だろ?」

「あれ、無視されてる……。ゾクゾクするぅ」

 俺の部屋で3人は、祭りについて語り合う。

 その顔は、真剣味を大きく帯びながらも、しかし、とても楽しそうに見える。


 そう、確かに、祭りは参加するのも楽しいが、準備するのだって楽しいのだ。

 自分の考えを思う存分に発揮でき、みんなで力を合わせ、そしてそれで人を笑顔にすることを夢想する。むしろ祭り本番よりも楽しいに違いない。


 それを見て、俺は誓う。彼女達の笑顔を守ろうと。

 彼女達が楽しみにしている祭りを、成功へと導いてみせる。きっと、そのくらいの力は、俺にだってあるはずさ。

 必ず守ろう。

 俺は頷いた。


 まさか、その誓いが――。 


「となると……予算は……。王様、現状、最低限でこのくらいになります、お願いします」

「――嘘、だろう……?」

 こんなにも早く揺らいでしまうとは。 

 俺はスノから見せられた電卓の数字を見て、愕然とした。


 38階層の守護者、スノは、ハイチャーミングチキン種族といういわゆるニワトリであるが、亜人型で生成されているため、見た目はニワトリでなく、頼りがいある20歳の若女将である。


 ピンクと言っても淡い色合いの髪は、長く、少しウェーブがかりながらも綺麗に括られ、紫の右の瞳とピンクの左の瞳と同じように、色黒の肌を鮮やかに彩る。

 ウール地のパンツや割烹着、それから、豊かで慕われそうな表情や雰囲気は、きっと心の奥底に隠していることすら話してしまう、そんな、頼りになる若女将である。


 身長は160cm後半と、大柄であり、腰の位置もかなり高い。

 体重は……不明だが、本人曰く、軽くはないらしい。

 お尻も大きいしポッチャリですよ、とよく言うのだが、しかし、そんなものは、ただの謙遜である。


 体型は、普段の姿から想像できないほど、グラマラスだ。

 サラシを胸と腹に巻き、あえて寸胴な体型にしているため、割烹着姿や和服姿からは、絶対に分からない。

 けれども、胸は大きく、腰は細く、お尻は大きい。脱いだら凄い、の典型だ。28人のネームドモンスターは、みな、それぞれの方向にスタイル抜群だが、凹凸に関しては、スノが最も秀でていると言えるだろう。


 だが、しかし、スノの最大の特徴とは、そこではない。

 割烹着ではなく、虎が大きくプリントされた白地のTシャツを着て、ピンクの豹柄のクッションに座るスノは、28人の中で最も、楽しませることが大好きで、お祭り好きで、派手好きだ。


 例えば、天空城のライトアップをしてみたり、煌びやかな衣装コンテストを企画すれば、会場を設計し、自ら審査委員長を務めたり。他にも、俺が選手権監督を務める、あ、選手はクビになったのか……監督を務めるフットサルチームの、ド派手なユニフォームも、あれはスノデザイン。

 夏祭りで、花火を1000発打ち上げたのも、発案はスノだった。


 スノが関わると、そんな、楽しいのだが、ド派手でお金がかかることを、提案してくる。


 もちろんそれは決して、1人よがりなものではない。

 私服やクッションの柄のセンスに関しては、疑う余地があるかもしれないが、こと、イベント企画のセンスに関しては、疑う余地などどこにもない。

 ここをこうすれば、誰々も楽しめる。この企画じゃあ誰々が苦手だから、得意なこんな企画も組み込もう。

 当日はこういう事態が考えられるので、予備の企画も考える。最近はこれが人気だから、賞品はこれ。喧嘩している子達がいるから、仲直りできるようにこんなサプライズを。


 楽しむことが大好きで、楽しませることも大好きであるスノの企画なら、必ず楽しいものになるという確信がある。


 とまあ、ともかくスノは、そんなグラマラスな体型が似合う大人で、気遣いと盛り上げが上手な、誰にでも好かれる若女将だ。


 だがしかし……、このPは……。


「いや、予算はこれくらいで……。だってカウントダウンパーティーと、あと誕生日プレゼントが……」

「いやいや、これくらいは絶対に必要ですから。そっちの方の予算の都合は、また稼ぐ、ということにしましょう」

「稼ぐ……、そんな、スノ、それだけは……」

「仕方ありませんね。それなら、ギリギリこのくらいでなんとかしますよ。どうです?」

「う……、これでも……、わ、分かった。これで」


 俺は交渉の末、ほんの少しの値引きに成功したが、しかし、かかるPはとてつもなく多い。

 派手好きなスノは、毎度毎度、俺のサイフに大きな負担をかけてくる。


「ありがとうございます。今度何か奢りますよ」

 しかし、朗らかな笑顔でそう言われると、思わずこちらも良かった、と思ってしまう。

 ヤリ手だ。


「さて、随分余裕のある予算を貰えたから、結構色んなことができるわね。ソヴレーノはしたいことある?」

「そうだな」

 ……ヤリ手だ。


「わたしは、今回は各員の出し物系よりも、全員参加型の催しをやりたいな。クイズ大会とか?」

「おお、それ良いね」

 スノに、アイデアはないかと聞かれたソヴレーノは、今までになかったイベントを提案する。

 Pがかからなさそうな企画に、思わず俺も大賛成。


 39階層の守護者、ソヴレーノは、ソードハイドック種族といういわゆるイヌであるが、亜人型で生成されているため、見た目はイヌではなく、強面の20歳の美女である。


 灰色の長い髪を右側で束ね、流した髪型をしていて、灰色の瞳と漆黒の瞳のオッドアイ。

 キツメの顔立ちながら、愛想笑いがよく似合い、ウール地のセーターを着て弱い者を殺そうとする、そんな強面の20歳の美女である。


 身長は160cm前半と、元々高めではあるが、顔が小さいためか、実際はそれ以上に高く見える。

 イヌ耳を含めても170cmに届かないのに、それくらいあるのではないか、と思えるほど。


 体重は……不明だが、体重測定の後は鼻高々と笑っていることが多いため、きっと軽い。

 体型も、体重通りにスリムな見た目。着痩せするらしいので、正確なところは不明だが、全体的に凹凸も少なく見える。


 ただ、胸やお尻を揉まれているところを、よく見かける。

 宴会でも揉まれているし、隣に立っているだけでも揉まれているし、なんなら通りすがりにも揉まれている。


 おそらく、見た目以上に触り心地が良くて、なおかつ触り易そうなんだと思う。

 隙があるのか、顔や雰囲気の問題が、どういうことかは分からないが、年上の者や立場が上の者が近くにいると、絶対にワンタッチならぬワン揉みを食らってしまう。


 やめてあげなよ……。


 まあ、ソヴレーノの格好も悪いのかもしれないが。

 基本的な格好がセーターであり、モコモコしていることが多いからか、本人は下着がめんどくさいと言って、着けていないことも多いのだとか。

 通常より、布1枚分、いや、それよりもかなり頑丈な1枚がなくなっているので、触り心地が良くなる。


 また、和を重んじるせいか、パンツの方はフンドシか、それに似たTバックであるため、そちらも通常より頑丈な1枚がなくなって、触り心地が良くなる。

 いや、どんな和だよっ。


 それから、まあ、ソヴレーノは、階層の試練が、弱い者を間引く、というものだからか、着ているセーターが時折、ノースリーブで背中が丸出しの服になっている。

 確かにそれも弱い者を殺すコンセプトに合っているのかもしれないが。

 そんな時は、やはり揉まれる頻度が多い。

 さすがに直接いく猛者はいないとは思うけど、それでもよくはないよ。


 やめてあげなよ……。


 とまあ、ともかくソヴレーノは、そんな見た目以上にスタイルが良くて、高潔そうな強面なのに、誰にでもやられる、かませ犬だ。


 だが、今回出した企画は、非常に素晴らしい。

 最高と言って良いだろう。


「王様が、こう、箱の中に何が入っているのか見えない中で、そこの中に」

「ああ、そういう系ね? ちょっと、勘違いしてたよ、でも、全然オッケーさ。それくらいなら、全然オッケー。それをやろう」

「王様が入って、それと戦う。という――、ああ、やって頂けますか。ありがとうございます、光栄です」

「え? ちょっと、待って、戦うの?」

「はい。それで、王様が、戦いの最中に、その場に隠された問題を読み上げ、皆で○×クイズを行う形です」


 ソヴレーノは熱く語り始め、隠されている問題は、誰に有利であるとかが偏っていて、答え易い人、答え辛い人が分かれる。

 その傾向は、色で分かるため、みんなは声を出して俺を誘導しようとするだろうから、とても盛り上がる、とのこと。


 うんうん、みんなが一体感を持って盛り上がれるよう、考慮されているね。

 でも、そこには、俺の心が全く考慮されていないんじゃないかな?


「面白い、と思うよ。これにしよう」

 しかし、対案はこちらです。と、10倍くらい辛そうな案を提示されたので、俺は即座にそれを選んだ。

 ヤリ手だ。


「じゃんじゃん決まってくわね。さあ、もっと楽しいイベントにするわよっ」

「おう。さて、イベントは他に……、睨むなタキノ。分かった、そのMっ気の発散場所も考えてやるから。さっきの対案のやつで良いか」

「そうっ? イエーイ」

 ……ヤリ手だ


「王様だけに良いMはさせませんよーっ、タキノちゃんのMも負けませんっ」

 なんだ、良いMって。

 褒められてるのか?


 40階層の守護者、タキノは、リバイブボア種族といういわゆるイノシシであるが、亜人型で生成されているため、見た目はイノシシでなく、ドMが人を成したような20歳のドMである。


 肩に触れるか触れないか程度の髪は、先端だけが焦げ茶色の、赤茶の髪で、瞳は両方焦げ茶色だが、常にハート型のリングを映しだす。

 赤縁のスクエアタイプのメガネは可愛らしいが、ニヤケ興奮した顔も、腹巻きも、その性格、いや性癖も異常なまでの雰囲気を醸し出す、ドMが人を成したような20歳のドMである。


 身長は156cmちょっとと、平均よりは少し低め。体重は44kgと、身長と比べればかなり軽い。

 手足は細く、そして手も足も小さく、肩幅もそう無くて、体型はスリムで、モデルのようだとも言える。


 しかし、消えないのは異常性。


 小柄な体格、小さな手足、華奢な身体。

 ヒラヒラした、アイドルのような可愛らしい服装。

 ひ弱な女性そのもののようであるのに、迫ってくればおののき後ろに下がることしかできない、そんな恐怖感と圧迫感を持っているのだ。


 迫られた時のあの目は、決して忘れられない。

 心の底からとも言えるほど、楽しげであるのに、心の底からとも言えるほど、恐怖してしまう、ハートの描かれた目。

 1度見てしまったら、しばらくは夢に見てしまう。


 俺以外は、即効でビンタをすることで対処可能なそうだが、俺の力では、顔の向きを変えることはおろか、その表情を変えることすらできない。

 Mなんだったらビンタしてくれる方に向かっていけよ、と思うが、なぜか頻繁に俺の方へ向かって来る。


 たまに、M失格だとひどく落ち込んでいる時は、思わず庇護したくなるような、か弱さと儚さを持つのだが、それ以外はただの恐怖の塊だ。


 そしてもちろん、エゴの塊でもある。

 こういった祭りごとにおいても、常に自らの欲求を最優先している気がする。

 タキノが運営に加わる時は、十二分に気をつけなければ、いつの間にかヒドイ祭りになることもあるのだ。


 とまあ、ともかくタキノは、そんな可愛らしい姿形をしているのに、中身に入っている物が怪物であるかのような、ドMという名のドMだ。


 ただ、今回はソヴレーノの機転によって、タキノを満足させられる企画が組み込まれたため、変なことは起こらないだろう。


「そうだな。タキノのMには、さすがの俺も勝てねえぜ」

「――っ、そんな、王様っ。そんなことを言わないで下さいっ」

「ど、どうした急に、そんな……泣きそうな顔をして」

「だって王様は、王様は……、タキノちゃんと唯一タメを張れるドMじゃないですかっ」

「……違います」


 こちらの世界においでませ、とでも言わんばかりに手招きを始めるタキノ。

 やめろ、俺はそっちの世界にはいかない。ノーマルだ、ノーマルなんだ俺はっ。


「対案の方は、タキノちゃんと王様の、二人三脚でお送りするのも面白そうですね」

 タキノの案は、可決された。

 なんてことをやってくれるんだっ。


「あ、計算したら予算オーバーになっちゃいましたよこれ。予算おかわりですか。……王様、でも、こんなのも好きでしょう?」

 ……なんてことをやってくれるんだっ。


「うう……、うう……、お祭りの度に俺のPと、そして良心が」


「王様、残念ですが、泣いている暇はありません。アイデアは出し終わりましたけど、細かい部分が全然まだですしね」

「幸い日はまだまだあります。ああ、そうだ、それから当日に備えて練習も必要ですね。運営は本当に忙しい」

「がーんばるのにゃーっ」


 3人は、あーでもないこーでもないと、色々な議論を交わす。


 たまに、揃って笑って。

 たまに、揃って悩んで。

 たまに、揃って……。


 きっと、今回もまた、良い祭りになるんだろう。

 なぜなら、3人は、人を楽しませるのも、自分が楽しませるのも大好きだから。

 なぜなら、3人は、他の2人のことが大好きで、そして、他のネームドモンスター達のことも大好きだから。


 楽しみながらも真剣に、最高の祭りをきっと作る。

 そうして、また、祭りは良い物だ、となって、さらに頻繁に行われるようになる。


 なんて悪循環っ。

 しかし、なんたる好循環だろうか。


 彼女達は、誰かを楽しませようとする。そして楽しんだ誰かは、また誰かをもっと楽しませようとする。

 それがずーっと続いてきて、このダンジョンは毎日毎日楽しい暮らしになっているのだ。

 きっと、それはこれからも永遠に続いていくのだろう。


 ……、けれどそれって、若干、俺が犠牲になって成り立っていませんか?

 いや、俺も楽しんでるんだけどね? でもね、ほら、Pとか……そういうの……。


「おおー、中々良い感じにできたわね」

「ああ。これならば楽しいだろうし、不備もない」

「タキノちゃん達も、運営として、存分に楽しめそうですねっ」


 3人は両手を上げて喜んで、ハイタッチを交わす。

 もちろん俺も。


 ああ、まあ、良い笑顔だ。

 なら仕方ない。


 それを見て、俺は――。


「その誓いを破りにきたっ。そう、ワタシが勇者だっ」

「早いっ、まだ誓ってないよっ。あと勇者って誓いを破らせに来る人じゃないよっ?」

 俺の部屋のドアを、ノックもせずに開け放ち、ユキがやってきた。


「何を言っている。悪逆非道な魔王の誓いを挫くことこそが、勇者の役目だ」

「確かにっ、仰る通りだ。でもはいっ、俺は今、いい感じのこと誓ってましたっ」

「悪の夢とはなんとも儚いものよ。さあ、行くぞ。スノ、ソヴレーノ、タキノっ。さあ今日は良い天気だ、庭園に出るぞ。貴様等には、勇者手ずから、必ず殺す技を教えてやる」

「勇者が教える技じゃないよそれっ」

お読みいただきありがとうございます。


午前中に投稿するのは久しぶりな気が致しますが、毎度、なんともバラバラな時間に投稿しており申し訳ありません。

他人から見て予想外な行動がしたい、という少年の心が大人になったら同じ時間での投稿を開始いたします。もう数年お待ち下さい。


さて、この度悪逆非道のダンジョンマスターが総合評価700ポイントを達成致しました。皆々様のおかげでございます。本当にありがとうございます。感謝しかございません。


また投稿開始から4ヶ月も経ちましたが、高いモチベーションを保ち投稿を続けてこられたのも同様に皆様が読んで下さるおかげです。


これからも精進し、バラバラな投稿時間を皆様が今か今かと待ち構えて下さるような作品を書く事で改めてお礼を述べたいと思います。

ありがとうございました。

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