第26話 29階層と30階層と1階層。
悪逆非道のダンジョンマスター格言その8
死ぬ時は死ぬ。だからこそ生きる時は生きる。
不運、不幸、もはやそんな言葉では言い表せない。これは、絶望だ
ダンジョンマスターである俺は、そう確信した。
俺が目覚めた時、辺りはもう暗かった。どうやらかなり長い時間眠っていたらしい。
ダンジョンマスターに睡眠が必要ないのは、眠くならないから。つまり睡眠をとったとしても、眠気が解決するわけじゃない、眠ろうと思えば、いつまでだって眠っていられる。
活動したくないと思っていた俺は、どうやら、次の日の夜まで眠っていたらしい。ダンジョンマスター生活89日目もそろそろ終わりさ。
しかし、今日の夜はいつもとまるで違う夜だった。
24時間起きていたことも多い俺だ、夜など既に見慣れている。夜はいつどんな時も変わり映えしない、天候によって、夜空の模様や聞こえてくる音が変わる程度だ。
だが、その夜は俺の見慣れていた世界ではなかった。
日々は唐突に世界を変える。
絶望の日々から、そこからなおも、絶望の日々へと。
29階層で起こる戦争。
ネームドモンスター達5人が集結し行う戦闘は、常軌を逸していた。
いや、それは良いんだ。もう分かっていたし。良くはないけど良いんだ、今は置いておこう。
重要なのはコレ。
俺は手元にあるファイルの題名を、目を凝らしてもう1度、今度は声に出して読んでみた。
「ローズ特別主様コース、全工程675」
……。
……。
中を開く。
書いてある言葉の数々は、俺の脳裏に鮮明なイメージを映しだす。
ぶちのめされる俺、殺されかける俺、なんなら殺される俺。まさ地獄、いや地獄をも通り越している。
「ひいいいいい」
俺はパタンとファイルを閉じた。
「セラの説得は……、あれは一体どうなったんだ」
昨日の記憶も、俺にはきちんと残っている。
細部までキッチリ思いだせるのが、ダンジョンの住人の特徴。ダンジョンマスターである俺の脳内には昨日のやり取りが鮮明に思い返される。
俺はセラさんにワインと共に減刑を嘆願し、そして承諾の返答と完了の報告を聞いた。
感謝の印にとワインを生成したことだって覚えている。
「Pだってその分減って……すごく増えてるっ」
増えてた。
ああまた増えた。
ちょっとこれはもう見ないでおこう、ポンポンがイタタになっちゃうからね。なぜPが増えているのに、素直に喜べないんだろうか、解決することのない永遠の疑問だよ。
「とにかくPが減ったことは覚えている。ならあの交渉も成立しているはず……」
地獄は終結したのではなかったのか?
なぜ終わっていない。
なぜ終わらずに増えている。
なぜ4倍近くに増えている。
というか1個も終わってなかったから、675倍ですやん。いや1個目の1章も終わってなかったから6万倍ですやん。
ローズさん貴女、章を作りすぎよっ。なんだ工程1つにつき平均100章って、長編小説よりも断然長編じゃねえか。
そりゃあ、もしこれが物語だとすれば、その登場人物は凄く成長するよ。臆病だったただの村人が、魔王を倒す勇敢な勇者になってるよ、別人みたいに変わってるよ。
ダンジョンだってきっと凄く大きくなってるよ。
でもダンジョンマスターの強さは変わらないのよ……。
俺の頭の中に、先ほど浮かんだ映像が再度浮かぶ。
ぶちのめされる俺、殺されかける俺、なんなら殺される俺。成長できないのならそれがずっと繰り返される。
「うう……、うう……」
俺はフラフラと、掘っ建て小屋の中へと入っていく。
「スー、スー」
ガチャリと鳴るドアノブを回して扉を開けると、柔らかく暖かい高級布団で、マキナがグッスリ眠っていた。とても気持ち良さそうな寝息を立てて。
ドアノブを回した音に若干反応したのか、悩ましげな声をあげつつ寝返りを打つ、しかし起きることはない。……戦争の真っ最中、どうしてこいつは眠っているんだ。ぬくぬくとお布団で眠っているんだ。
貴女のマスターなんて地べたに転がされて寝てたんだぞ。
「どうして……、ん?」
俺はテーブルに置かれたメモを見つける。メモに書かれた綺麗な字、これはセラさんの字だ。
……言い訳、かな?
なにを釈明するつもりなのだろうか、セラよ。ローズと話をつけたと言った貴様だが、その結果がこれだ、675だ。マシマシにも、ほどがあるだろうよ、貴様は一体何をしてくれたのかね?
きちんと釈明してくれるのかね、俺は貴様がどんな釈明をしようが許すつもりはないがなあっ。
俺は紙を手に取る。
『お菓子とお酒の注文です
マキナ、ロールケーキ1本、ビール
オルテ、ショートケーキホール、ブランデー
ローズ、モンブラン、焼酎
キキョウ、チョコレートケーキ、ウイスキー
ニル、全種類、全種類
私、チーズケーキ、ワイン』
……釈明がどこにもない。
……説明もどこにもないよ。
『P.S』
「あ、追記があった」
『P.S
頂いたワイン、とても美味しかったです。ありがとうございました。
戦果もご期待下さい。』
……炙り……、炙り出しかもしれない。
重要な文章は隠す、ってのが常識だからね、うん、そういうこともあるよ。
俺は、戸棚の奥からロウロクを出して、少し炙ってみる。
『P.SのP.S』
「あっ、本当にあったっ」
燃えるだけのオチだと思ったのに、まさか本当に炙り文字だとはビックリだよっ。
「ふっ、もしや、謝るのが癪で、見つけられないように書いたな? 残念だったな、貴様の手の内は読めている」
さあ、どんな風に謝ってくれるというのかね?
『P.SのP.S
貴様呼ばわりとは、良い度胸ですね。
工程を、さらに増やされたい、ということで宜しいですか?』
……。
……。
……炙り……、炙り出しかもしれない。
凄い重要な文章は、隠した上でさらに隠すのが常識だからね、うん、そういうこともあるよ。
俺はロウソクを使って、また少し炙ってみる。
手紙は燃えた。
……。
どうして、どうしてこんなことに。
俺はダンジョンの住人に授けられた完璧な記憶力を使い、過去から現在の全てを嘆く。
そして、俺はダンジョンの住人に授けられた完璧な記憶力を使い、メモに書かれていた内容のお酒を生成していく。
「お、酒かー」
すると酒の匂いに釣られて、グースカ眠っていたマキナが起きてきた。
「マキナ、マキナ聞いてくれ、酷いんだ、みんな酷いんだ」
「今に始まったことじゃねーだろ」
「そうだけど……でもお前が始めたことではあるぞ。ともかく聞いてくれ、ひとまず聞いてくれ。俺が普段何を思っているのかを」
ダンジョンマスターによる、ダンジョンモンスターへの人生相談が開幕。
それは、マキナを生成した頃にまで遡る。
「最初は大変だったなあ、なあマキナ。マキナは、お前になんか従うか-って言うし、グオーって吼えられると凄く怖いし。でもさあ、マキナ、負けた方が言うことを聞くって、約束したじゃないか」
「聞いてる聞いてる、いただきー」
マキナはそう言って、俺の手からビールを取り上げ、飲み始める。
「ぷはー。まあまあ、ドンマイドンマイ」
そして、ダンジョンマスターによる、ダンジョンモンスターへの人生相談が閉幕。
ぷはーじゃないよ全く。
「というか、何で君は今ここにいるんだ? 戦うってなったらそれこそ、いの一番に行きそうなのに。もう軍は敗走してるし、みんな追撃に移行してるよ」
……ん? 追撃に移行してるんですか?
暗い森の中を退却する騎士達。
作戦通り、義勇兵や奴隷兵は先に逃げ出しているようなので、退却はかなり素早い。Lv高いし森にも慣れてるからね、急ごうと思えばかなり速く退却できる。
しかし追撃。猛追撃。
家の子達は単体で強い、それにマップを見ることができる。エグイよ、隠れても無駄だもの。
あと攻撃力が高い。なんかみんな、攻撃的能力の方が高い。魔物って大体そうだけどさ。でも1人くらい防衛に優れた子がいても良いんじゃないの?
もしかしたら、一番得意なのが追撃かもしれない。二番目は殲滅かなあ。どっちもダンジョンモンスターに必要なのかね?
俺には必要性が分からない。
「ああ、アタシが残ってんはなー、そいつらの中から、30階層に来る精鋭がいんだよ、コア壊しに。それ待ってる」
「……めっちゃ寝てたじゃん、君っ」
寝てたら気付かないじゃんっ。
「あと酒飲んでんじゃんっ」
前に酔ってたら状態異常になるから調子出ない、とか言ってたのに何飲んでんのっ?
「別にこんくらい大丈夫だよ、もう1本くれー」
「ええー……」
俺が持っていたビールをつまみあげ、また飲み始めるマキナ。美味しそうに……。
「はあ」
なので俺も、缶を開けてビールを飲む。ああ、喉ごし最高だよ、酔えはしないけどさ。
「あ、何飲んでんだよ」
「良いじゃん別に」
「マスターは酔わねえんだから、飲む必要ねえだろ」
「俺にだって飲みたいときくらいあるさ。というか、酔わないんだったら飲む必要ないって、貴女酔う気ですか? 最終階層での戦いを酔ってやる気ですか?」
……ダンジョン最初のネームドモンスターであり、最初のダンジョンモンスターでもあり、そしてダンジョン最終階層の守護者であるマキナ。
こいつからしてこんな感じなんだから、もうこのダンジョンじゃあ、しょうがないのかもしれない。
「あん? こいつ?」
「マキナ、マキナ、マキナさん」
……なぜニュア……。
「お、来た来た、んじゃあ行ってくるぜー。戦勝記念準備しとけよ」
「まあ、うん、負けないでねー……」
最終階層への侵入者だと言うのに、なんて緊張感のない別れ。
初めての最終階層侵入は、もっと厳かな雰囲気の中やるんじゃないんだろうか。
「ん? もしかして階層守護者が自分のところの階層で戦うのも初めてか? え、そーなの、やったあ、なんか、嬉しいなあこういうの」
まあ、それ以上に悲しいけれど。
初めてが遅過ぎるよ……。
「はああ……」
俺は深いため息をつく。
そして自分のステータスを確認する。
『 名前:--
種族:人間
職業:ダンジョンマスター
勲章:異世界の知識を持つ者 ダンジョンの幕開け ダンジョンの波瀾の幕開け 自殺志願者 常軌を逸したマスター 豪胆マスター 初めては固有モンスター 名付け親 命名センス 銘を授けし者 強者殺し 覇者殺し 到達者殺し 超越者殺し ドラゴンスレイヤー殺し 将の器 剣聖の名を継ぎし者 槍聖の名を継ぎし者 密偵狩り 補給潰し 祝踏破者駆逐 大物取り 上級竜を倒せし者 宝物ダンジョン 魔素溜まりダンジョン 魔境の支配者 百の骸を吸いし迷宮 千の骸を吸いし迷宮 万の骸を吸いし迷宮 骸の迷宮 死に神の派遣者 情報の暴虐者 極悪非道 万の軍を退けしダンジョン 余命宣告を受けし者 節約上手 貯金好き ドケチ P依存者 藁の家 木の家 レンガの家 性格重視マスター キャラ萌え ド変態 特徴付けマスター シチュエーション萌えマスター 吐き気を催す醜悪なる存在 スキル大好きマスター スキル愛 異常性愛者 ステータス重視マスター 偏屈脳筋 省みぬ挑発野郎 豪運 九死に一生の天運 明日死ぬ Pアホ使用者 ギャンブル依存症 外道 上級風竜を従えし者 』
「悪口が増えている……」
『 槍聖の名を継ぎし者
槍聖を討ち取り聖槍を手にしたダンジョンマスターのみが得られる勲章。
・槍術能力向上
・ダンジョンモンスターの槍技戦術が上昇 』
『 補給潰し
まず補給部隊から潰した者に授けられる。
・補給能力上昇
・ダンジョンモンスターの補給行動成功率上昇 』
『 極悪非道
ダンジョン外で平和に暮らしていた者達を無慈悲にもPに変えるという極悪な非道を繰り返すブラックダンジョンに授けられる。
・魔石等級上昇
・ダンジョンコア波動強化
・ネームドモンスター思考力上昇
・トラップ単位面積数解放 』
『 藁の家
何度も居住区を破壊された者に授けられる勲章。
・建造物生成時P消費量軽減 』
『 木の家
短期間に複数回居住区を破壊された者に授けられる勲章。
・建造物生成時P消費量減少
・P取得量増加 』
『 レンガの家
極短期間に複数回重要な拠点を破壊された者にこれ以上無いよと授けられる勲章。
・建造物生成時P消費量減
・各建造物生成時P使用制限2倍 』
しかし、思ったよりは増えていない。
まあ、普通は1つ増えるだけでも結構大変だからな、今までがおかしかったんだよ。
いやあ、良かった。
最後に確認したのは、ダンジョン10日目くらいかな? あれから79日。色々あったが、獲得した悪い勲章は、なんと1つだけ、素晴らしいじゃないか。
特に戦争であれだけ急襲をかけたりしたのに、変な勲章がついていないのは良かった。
いやあ、良かった。本当に良かったよ。
……。
……。
「じゃあコンプリートしちゃってるってことじゃねえかっ」
これ以上ないから増えないだけだよ。
まだまだあります、よりも聞きたくなかったよ。これ以上ないほどいっちゃってるってことじゃねえか、10日足らずでコンプリートしちゃってるってあなた。ダンジョンマスターだってこれにはビックリっ。
なんてこったい……。
極悪非道。
なんて言われようだ。しかし、確かにダンジョン外で平和に暮らしていた者達を、無慈悲にもPへ変えました。
マキナは追い込み漁。セラは魅了で傀儡にして無理矢理。オルテは矢を打ち込んで引きずりこむ。
ローズは狼で鵜飼のように。キキョウも追い込み漁。
ニルだけだよPへ変えてないのは。良い子だなあ、その場で食べちゃうからね。
なんてこったい……。
ダンジョンマスターとしてこれで良いのか。
「なん――はあああ……」
『お菓子とお酒の注文です
マキナ、ロールケーキ1本、ビール
オルテ、ショートケーキホール、ブランデー
ローズ………………』
「なん――はあああ……」
もう、お得意のなんてこったいすら出ないよ。涙もなんてこったいも枯れ果てちまった。
「えーっと、ロールケーキ。1本ってあんた、食い過ぎだろマキナさんや」
俺はケーキを生成し冷蔵庫に入れていく。
果たしてこれが、ダンジョンマスターの正しいお仕事なのだろうか……。確かに記憶力は凄いので、注文を間違えたりはしませんけれど、はあ。……まあ、……うん、良いのかもなあ。
「それからショートケーキ。ホールってあんた、食い過ぎだろオルテさんや。あと右党なのに酒飲むなよ」
このまま、ずっと、こんな風にやっていけるなら、もしかしたら、それはそれで良いのかもしれない。
「モンブラン、数指定は無しか、何個か入れておいたげよ」
6人共、確かに言うことは聞いてくれないし、困らせてくれることばかりで、悩みは一向に尽きないが。
「チョコレートケーキ、も数指定無し、ホールで良いか。余っても大丈夫だ」
俺は10年後20年後、100年後を想像する。ダンジョンにとってその程度の時間、アッと言う間だ、多分みんな変わってない。
「全種類指定してるやつもいるんだから。ケーキだけで冷蔵庫埋まっちゃうよ」
その想像だけで、もちろん胃は痛くなる。けれど、思わず笑ってしまうくらいには楽しそうだ。なら、このままで良いのかもしれない。
「それからチーズケーキ、と。これもホールにしといてやるぜセラ。いらないと言っても食わせてやる」
きっとみんなこの後、ただいまーって普通な顔して帰ってくるんだろうなあ。そして――。
……。
憂鬱になるよね本当に。
普通の人生が100でできているとすれば、俺のダンジョンマスター生には、99の辛さがある。まさに地獄さ。
でも、多分ではあるが、901の楽しさがある。
俺は、思わず笑ってしまって幸せになってしまう、そんなダンジョンマスター生活を送っていて、これからも送り続ける。
いやまあ、ちょいちょい不運不幸で言い表せない、絶望が襲ってきますがね。
「あ、マキナ、もう勝ちそうじゃん」
早いよあの子。
相手凄い強いのに。全く、早く準備しておかなければ。帰ってきたとき無かったら、絶対にブーたれるからな。
えーっと、ケーキとお酒。まああとスナック菓子とかも用意しておくか。
夜も深まった時刻。
もうそろそろ日付が変わりそうだ。また、まだ見ぬ明日が訪れる。明日は何があるんだろう、俺は未来に思いを馳せた。
その未来は多分、よく分からないし、言いきりたくない気持ちも大きいが、幸せだ。
「お菓子お菓子っと――ん?」
だが、その夜は、俺の見慣れていた世界ではなかった。
日々は唐突に世界を変える。
希望の日々から、本物の絶望の日々へと。
ダンジョンマスターは、必ず最期を他殺で迎える。
ダンジョンマスターは、必ず見たこともないような脅威に殺される。
ダンジョンマスター生活、90日目。
「――っ」
体が震える。心が震えあがる。ゾクリ、と芯が冷える感覚とは、まさにこのことを言うのだろう。
この反応は、ダンジョンマスターなら誰でも知っている。本能の奥に刻み込まれている。
天敵への反応が。
どうしようもない死が。
生物としての差が。
頂点を取れない理由が。
格の違いが。
ダンジョンコアは震え、悲鳴を上げる。まるで、耐え切ることのできない恐怖にさらされたように、赤子の金切り声のような、甲高い悲鳴を。
そうして、俺の周り中に、映像が展開された。
いくつもいくつも同じ場所ばかり、映っているのは、たった1人。
そう、ついに。
『 名前:ユキ・キリシマ
種族:人間・勇者・召喚者
性別:女
年齢:20
加護:愛と勇気の女神マリアンヌ
Lv:109
ステータス:秘匿されています
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:閲覧権限がありません
職業:閲覧権限がありません
称号:閲覧権限がありません
固有能力:禁忌事項に触れます表示できません
:禁忌事項に触れます表示できません
:閲覧権限がありません
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:秘匿されています
:秘匿されています
:秘匿されています
種族特性:秘匿されています
:秘匿されています
:秘匿されています
:閲覧権限がありません
:禁忌事項に触れます表示できません
特殊技能:秘匿されています
:秘匿されています
最高種族討伐:竜種・上級水竜・Lv55・1人
最高Lv討伐:Lv286・亜人種・勇者
ダンジョン最高階層:184階層・踏破
ダンジョン踏破回数:9回 』
脅威が、最期が、足を踏み入れた。
第二章が第一章と同じか少し短いくらい、と思っていたのですが、あと2話で終わります。
大分短いような……。
半分くらいしかない……。
残りもお楽しみ下さい。




