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第124話、裏ボスその1、サレナ、シオナ、スイナ、セツナ、ソアナ。

悪逆非道のダンジョンマスター心得その13

ネームドモンスターは永遠の相棒です。見極めて名前を授けましょう。見極めてるはずなんだけどねえ。

 クリスティーヌ、ケイティーヌ、コウティーヌ、3つ子コーデの3人は、やることをくるくる変え、くるくると遊んでいた。

 海で遊ぶだなんて、髪の毛がさらにくるくるになってしまったりしないだろうか。


 いや、そんな心配は無用だ。

 潮風によって髪の毛がくるくるになるなんてこと、あるはずがない。潮風にダメージを与えられるなんてことあり得ない。

 なぜならダンジョンモンスターは、戦闘中以外の全ての時間において、ダンジョンマスター同様、常に最善の状態が保たれるのだから。


 ダンジョンモンスターやダンジョンマスターは、決して傷つかないのだ。

 その、心以外は。


「優しさ……」

 鼻腔をくすぐる潮風に、俺はどこか懐かしい気持ちと、ノスタルジックな物悲しさを募らせた。

 そして折り返しかかって来ない携帯電話をテーブルに置くと、ビーチチェアーに座ったまま空を見上げる。


 ダンジョンの空は、ダンジョンマスターが自由に決めることができる。

 だからこそ、四獣の吹雪や干支の悪天候を作りだすことが可能なわけだ。しかし大抵は、実際の天気にあわせる。ここの空も、要望がない限りは、実際の天気と同じにしてあった。

 つまり今日は本当に快晴。悲しさなど似合わない澄み渡った青空と、それと同じ青い海が見えた。


「俺の心も、こんな空や海のように澄み渡ってくれ……ん? 海? 空を見上げてるのに、海が見える?」

 どうしてだろうか。見えるはずなんてないのに。


 それどころか海は、徐々に徐々に空を塗りつぶしていく。……あ、あれはマキナだ。サーフボードに乗ったマキナだ。

「いえーい、ビックウェーブだぜーっ」

「いやああああああーっ」

 さようなら陸地、こんにちは大海原。そしてさようならノスタルジック。こんにちはリアル。


 しばらく時が経ち、俺は沖合いを回遊しているところを回収された。


「なんだよマスター。溺れてるんなら言えよー」

「いや、溺れてる人は溺れてるって言えない人だからね」

 俺はジュースを飲んで休憩していたマキナに苦情を入れる。もちろんその苦情はアッサリと躱された。


「あ、マスターもジュースいるか?」

「え? あー、飲みたいな。ありがとう」

「それじゃあアタシももう1杯飲もっ。マスター、アタシ、レモンスカッシュな」

「……え?」

 ジュースも買わされた。


 踏んだり蹴ったりとはまさにこのことっ。


「はあー」

「ドンマイドンマイ」

 慰め方も適当だし……。


 両手にドリンクを抱えた俺の背を、バンバン叩くマキナは、キョロキョロ周囲を見たかと思うと、あっちで飲もうぜと指を差した。そこは、みんなの遊び場から少し離れる、さっきまで俺がいたビーチチェアーのある場所。

 右手に持っていたレモンスカッシュを渡して、俺達は行儀の悪い歩き飲みをしながら、砂浜に足跡をつけていった。


 ビーチチェアーの傍らで俺は止まり、ストローを咥えながら、座ったら? とマキナの目を見てそれを指差す。

「ん? マスターが座れよ」

 しかしどうやらマキナは、ダンジョンマスターである俺を立たせ、自分だけが座るなんてことしないようだ。ダンジョンモンスターの鑑のような行動である。さすがは最初に生成されしダンジョンモンスター。


 俺は嬉しさを押し隠しながら、ビーチチェアーに座る。

 そしてダンジョンマスターらしく優雅に寝そべると、再びストローに口をつけた。ああ、ただのアイスコーヒーのはずなのに、なんだかとても美味しく感じ――。


「おいしょっと」

「ぐへっ」

 ただ、そのアイスコーヒーは、口から噴出しそうになった。


「おわ、危ねえなあ。出すなよ? 優雅に寝そべるって言ってんのに、優雅さの欠片もねーじゃねーか」

「マキナのせいだろっ。人のお腹に座ってはいけません」

「いやだっ」

 断られたっ。


 こ、これを狙っていたのか……。

 玉座の肘掛けに座って、俺の頭に肘を乗せることもそうだが、なんて人の体に乗るのが好きなやつなんだ。

 いつからそんな性癖に。


「へっへっへ」

 マキナは足をプラプラ浮かせて、俺の腹筋に負担をこれでもかとかけてくる。全体重をかけるんじゃない。

 重いって言ったら、怒るくせに。

「ん? アタシは別に重いとか言われても気にしねえぜ? 筋肉つけてるからなっ」


「あ、そうなの? なら、重いからやめて」

「……え……、あ……そ、そう、か」

「嘘です。とっても軽いよ。軽いからね、乗ってても全然気にならない。ずっとここにいなさい」

「――そっか。そうだよなっ、ビックリさせんなよー、もー」


 フォローした瞬間、マキナは傷ついた表情から一転、ホッと息を吐き、ニコニコ笑顔になった。凄い気にするじゃん……。

 なんでうちの子達って、攻撃力高いのに防御力低いんだろう。防衛を主な仕事とするダンジョンモンスターの性質と真逆じゃないか?


「ふう、やっぱ炭酸うめえー。あ、で、おいマスター、さっさと裏ボス生成しろよ。今度は竜なんだろ?」

 そんなことを思っていると、マキナはレモンスカッシュを一口飲んだ後、俺の胸辺りをバンバン叩きながら言う。

「そうだったそうだった。あれ、竜ってよく知ってるね。言ったっけ?」


 俺は首を傾げた。

 多分、裏ボスを何にするかは、まだ言っていなかったはず、と。


 どこで知ったのだろう。いや、でも、今回生成する裏ボスが竜なのは、考えれば分かることなのかもしれない。


 我がダンジョンでは、裏ボスを倒すと様々なものが手に入る仕組みになっているのだが、自然界において様々なものが手に入る敵といえば、竜である。

 金などの宝石を溜め込む性質を持っている、という点もあれば、数多の者が挑んだ結果、強い武器や防具が転がっている、という点もある。

 さらに、その死体自体が大きな財産になる、という点もあれば、英雄譚に出てくるような魔物を倒せたことで矜持や自信、名声が得られる、という点もある。


 竜を倒せば凄いものが手に入るとは、世の常識。

 我がダンジョンの裏ボスのコンセプト的に、起用されることは想像に難くない。


 極めつけに、今回生成するボス達を配置する場所が、いかにも竜っぽいのだ。

 天パ3つ子コーデの3人と違い、今回の裏ボス5体は、己の場所を持っている。それは、階層という区切りではなく、エリアという区切りだが、かなり巨大な空間。そしてそこに出現する魔物は、同階層の魔物とは様相が大きく異なり、強さ自体も大きく異なる。

 ゆえにそこは、小ダンジョン、子ダンジョンと言えるような場所であった。裏ボスが待ち受けるのはもちろんその最奥。


 ならば、そこに配置するのは、やはり竜である。

 マキナが、このダンジョンの最奥にいるように、我がダンジョンでは竜こそが、最奥にいるべき存在なのだ。


「へっへっへ。嬉しいこと言ってくれるじゃねーか」

「ふっふっふ。だろう? まあ、今俺、何も口に出してないんだけどね」

「なに言ってんだよ。アタシ達は、以心伝心だろ?」


「そっか。そうだよな。ところでマキナ、お腹の上から降りるつもりはないのかい? さっきはずっといなさいと言ったけど、俺達は一応、ダンジョンマスターとダンジョンモンスターだろ?」

「? 言ってることよく分かんなかった」

「以心伝心どこいった」


 その竜だが、生成する数は、5体。

 8つの属性から、光と闇、それからマキナの風を抜いた、土、雷、水、木、火、この5属性の5体を生成する。


 土竜は、41階層から50階層、遺跡迷路の地下に存在する遺跡の最奥にいる。

 半分埋もれたような入口から入ると、即座に他の遺跡とは違う雰囲気が感じられる。ここには一体何があるんだと、わくわくに駆られるに違いない。しかし進んで行くと、天井が崩落しており、先に進むことができないようになっている。瓦礫の隙間から宝箱がチラリと見えるものの、それを開ける術はどこにもない。

 もちろん、裏ボスに辿り着くための道もない。


 なぜなら本当の入口は、28階層、全体が地下にある地下階層の壁の割れ目。その割れ目に入ると、先ほどの宝箱の傍に出る。宝箱に入っているのは、地図。

 そこからが、土竜ダンジョンの長い冒険となる。


 雷竜は、51階層から60階層、コロシアムの北側、裁判所の最上階。

 裁判所は、AIによって管理されているという設定であるため、電気によって稼動する。ゆえに全てを支配するのが、雷竜。裁判所の最も高い位置にスーパーコンピューターがあり、そこに雷竜も一緒にいる。


 そもそも裁判所を冒険すること自体がないせいで、発見は相当難しいと思う。しかし裁判結果がおかしいと思った者達が、何か裏の力が働いているんじゃ、と思ってやって来た時に、何もないと悲しいだろうから置いてみた。

 このダンジョンの裁判はなんにせよおかしいからね。誰かに正常に戻してもらえるならありがたいです。


 水竜は、61階層から70階層、窪地の地下、地下水脈。

 あり地獄、井戸、岩の下、洞窟、木の洞、エトセトラ。そんなそれぞれの方法で地下に行くと、そこには地下水脈が広がっている。広くて深い地下空洞の全てを満たすような大量の水がそこにあるのだ。水竜はそれぞれの入口から、随分離れたところにいる。


 ただし、水の中を進んで行かなければならないわけではない。

 言わば水のトンネル、いや、空気のトンネルと言うべきだろうか。地下水脈の中には、人が通れるようなサイズの、水のないトンネルができている。天井や壁面こそ水であるため、もたれればそのまま水の中へドボンするし、水棲系の魔物は突っ込んでくるし、色々と大変ではあるが、普通に歩くことも走ることも呼吸することもできる。


 また、暗い地下でも見やすいように、その道や地下空洞の至るところには、そこそこ明るい灯りを設置しているので、水の中すら遠くまで見える。素晴らしい絶景の中での冒険となるだろう。

 そして明るいからこそ、トンネルが行き止まりになっていても、別のトンネルまで水の中を泳いで進むという選択をしなければならないこともある。


 木竜は、70階層の滝の裏の洞窟。

 断崖絶壁か滝を登って入ればすぐだが、それはとてつもなく難しいため、入口は地下都市内にせり出した木の根の間から。地下都市のどこかには、なぜか木々の根っこが異常に成長し、進めない場所が存在する。入り口はそこにあるのだ。


 他の竜達と同様、長い長い冒険の最後に待ち受けているため、辿り着くのは大変だが、他の竜達と同様、素晴らしい景色の中の冒険となる。

 主なルートは地下でなく、70階層の断崖絶壁にせり出した根の上だからだ。見下ろせば絶景が見え、横を見ても滝の裏が見えたりする場所もあるし、例えば上を見ても、木々の根や幹の隙間から太陽が見えたりなど、非常に美しい。


 最後、火竜はこの海、77階層の底、海底火山にいる。

 海の中に火竜がいるとは驚いたかい? 俺も驚いたよ。でももう火竜しか残ってなかったんだなあ、それが。


 77階層ではちょくちょく噴火が起こっており、1日に何度か新しい島が誕生する。それはその内に消えてしまうのだが、その島の中心にこそ、海底火山への入口がある。

 入れば、そこからは滑り台を滑るように、海底火山の火口まで一気に落ちる。そして火口の中に入れば、溶岩の中にある空気のトンネルの冒険。もちろん壁にもたれかかったなら、ゴートゥー溶岩である。


 これが、竜達の待ち受ける小ダンジョン。

 攻略すれば、財宝か、武器か防具か、素材か、それとも栄誉か。好きなものを得られるので、是非とも攻略して欲しい。

 それぞれで階層は違うが、難易度は同じなので、28階層から入ったといっても、決して油断しないように。


「しっかしあれだな、全員地下とかだな。木竜がギリで空見えるかもしれねーけど、でも、ボス戦は洞窟ん中で、外は滝だろ? 空が見えねえ。陰鬱になんぜ」

「ふっふっふ。あえてに決まっているじゃないかマキナ君。ラスボスであり風竜である君が、あの天空の城の空を飛び回ることで戦うんだ。そこに特別感を出すため、残る全員をあえて空が見えないようにするのは当然のことじゃないか」

「ほー、なるほど。おお、それ良いなマスターっ」

「だろー?」


「さっすがだぜー」

「だろー?」

 マキナは俺の腹の上に座ったまま、パチパチと手を叩いた。

 なんだこれは、とっても嬉しい。


「なんだよもーマスター。へっへっへ、ジュースもう一杯飲むか?」

「えー、じゃあ飲もっかなー」

「よーし。ならアタシはメロンソーダなっ」

「……え?」


 ……。

 ……。


「すみませーん、メロンソーダとアイスコーヒーフロートお願いします」

「ダンジョンマスター様、いらっしゃいませ。メロンソーダとアイスコーヒーフロート、2つで750円になります。はい、丁度頂きました、どうぞ」


 ……。

 ……。


「ジュース結構高くない? 1つ300円もしたよ。フロートにしたらプラス150円だぜ」

「海の家価格だよなー。多分ボッてんぜ。つかアタシもそれ欲しかった。……くれっ」

「おい全部取るんじゃない、半分こしよう半分こ。あといつの間に円が流通してんの?」

「去年くらいかなあ」


「へー、全然知らなかったなあ。ナナミコインとかは知ってるんだけど」

「円はまだ使いどころあんまないからなー。本格的に流通すんのは44階層の町に人が住んでからだろ。んで、早く寝転がれよ」

「そっちにも流通させんの? ええー、何やってんのー、よいしょっと」


「おりゃっ」

「ぐへっ」

 どうしてこの子は俺の上に乗りたがるのか。一体いつの間にそんな性癖を……。

 というか、めっちゃジュース奢らされる……。


 円だって、P使わなきゃ出せないんだよ。

「もうPがないってのに……」


 俺に残されたPは、生成前の時点で30万Pだった。

 そしてこれまでに、階層ボス23人、裏ボス3人を生成したのだから、26万P×6割で15.6万P減って、残り14.4万Pになっている、はずだった。

 しかし、お小遣い代が1500P×26人分もかかっているため、そこから3万9000Pも引かなければならない。だから残りは、10.5万Pになっている、はずだった。


 実際はもうちょっとだけ減っている。

 飴とか海の家の新規店とか、ジュースとか、それらのせいで。1P1万円換算だから、1度に減る量は少ないが、細々としたものでも散りも積れば……。普通は減らないんだけどねえ。


「生成するんなら、マキナと同じ上級竜にしてあげたいけど、そうするとPがなあ……」

「アタシは元が10000Pだからな。ま、無理だろな」


「上級竜は無理。中級竜だって無理だ。6000Pは大きすぎる。ぶっちゃけ下級竜でもアウトだろうな、3000Pだし」

「アタシの前振りになる奴らっていうんなら、竜族はやめろよ。あんなん竜じゃねーし。トカゲだトカゲ」

「そんなこと言うなよ。カノンだって竜族じゃん」

「あれは辰だろ。そもそも竜じゃねえ」

 ……確かに。


「そうだマスターっ。良いコト思いついたぜ」

「お、なに?」

「下級竜は3000Pだろ? なら、能力値に振るPを2倍にしたら良いんじゃねえか? いっつも3倍振ってるから、下級竜だとそれと元々だけで12000Pになるけど、2倍なら9000Pだ。あと抑えたら、なんとか1万Pで収まりそうだぜ?」

「あー、なるほど」


 言われて考えてみた。確かにそうすると1万Pで生成できそうな気もする。

 元が3000Pなんだから無料分も多いだろうし、5人それぞれの個性を持たせることもできるだろう。優しさをもたせることも。


「なっ? なっ? 3倍突っ込んでも、成長率は1.24倍とかだろ? 2倍でも1.19倍とかだぜ。全然変わらねえよ。2倍だな。これはもう2倍でやるしかねーな」

 しかし、どうしてマキナがその辺りを気にしてくれるのだろうか。

 Pが大切という考えが、ようやくでてきたんだろうか。ダンジョンマスターを慮ることが、ようやくできるようになってきたんだろうか。

 いや、違うな。だったらジュース買わせないし、俺に座ったりはしない。


 ――はっ、ま、まさか……。

「マキナ、もしかして……、自分が能力値に2倍しか入れられてないから、そうしようとしてるのか?」

 俺は、浮かんだ疑問をマキナにぶつけてみた。


「……」

 マキナは無言。つまり……。


 マキナを生成する際は、まだまだP不足だった時期だ。いや、なんかすっごいPはあったけど、ともあれ節約を少し考えていた時期だ。

 だから能力値には、2万P、つまり上級竜の2倍の値しか振らなかった。よって、マキナの成長率の上昇値は、我がダンジョンで最も低い1.19倍である。

 もちろん、上級竜なので、元々の成長率はすこぶる高い。そのため1.19倍と1.24倍の違いがあれど、成長率は最も大きく、ステータスで追いつかれることなど、まずあり得ない。


 しかし、同じ種族相手ならば、その差はそのまま響く。


 下級竜が、100年200年、1000年経って、いつの日か上級竜になったら。

 マキナと同じ格の種族になったら。

 Lvを上げ続け、進化した当時の経験値差が、数Lv分でしかなくなり、Lvが近づいてきたら。


 ステータスは、逆転される。


「それを考えて……、俺にそうお勧めしたのか……」

「……」

 マキナは無言。無言のまま、俺の腹の肉を摘まむ。そして、捻る。


 ……痛い……。


「千切るぞ……」

 ストレートな脅しっ。


 しかし、俺はそんな脅しには応じないっ。


『 下級土竜

   ユニーク

   性別:女性 ・・・0P

   造形:亜人型 竜形態4足歩行型 ・・・200P

   性格:ヤンデレ 可愛い事を分かってる 上位者を敬う ・・・0P

   特徴:大地 竜王の血 巧みな言葉遣い ランダム魔眼 ・・・800P

   適性:槌術 HP吸収 MP吸収 ・・・0P

   能力値:全能力成長率上昇 ・・・9000P 』


『 下級雷竜

   ユニーク

   性別:女性・・・0P

   造形:亜人型 竜形態蛇型 ・・・200P

   性格:ツンデレ 可愛い事を分かってる 上位者を敬う ・・・0P

   特徴:雷電 竜王の血 巧みな舌遣い ランダム魔眼 ・・・800P

   適性:杖術 HP吸収 MP吸収 ・・・0P

   能力値:全能力成長率上昇 ・・・9000P 』

 

『 下級水竜

   ユニーク

   性別:女性・・・0P

   造形:亜人型 竜形態蛇型 ・・・200P

   性格:デレデレ  可愛い事を分かってる 上位者を敬う ・・・0P

   特徴:海水 竜王の血 巧みな指遣い ランダム魔眼 ・・・800P

   適性:弓術 HP吸収 MP吸収 ・・・0P

   能力値:全能力成長率上昇 ・・・9000P 』


『 下級木竜

   ユニーク

   性別:女性 ・・・0P

   造形:亜人型 竜形態4足歩行型 ・・・200P

   性格:クーデレ 可愛い事を分かってる 上位者を敬う ・・・0P

   特徴:樹木 竜王の血 巧みな腰遣い ランダム魔眼 ・・・800P

   適性:剣術 HP吸収 MP吸収 ・・・0P

   能力値:全能力成長率上昇 ・・・9000P 』


『 下級火竜

   ユニーク

   性別:女性 ・・・0P

   造形:亜人型 竜形態4足蛇型 ・・・200P

   性格:ダンデレ 可愛い事を分かってる 上位者を敬う ・・・0P

   特徴:火炎 竜王の血 巧みな足遣い ランダム魔眼 ・・・800P

   適性:盾術 HP吸収 MP吸収 ・・・0P

   能力値:全能力成長率上昇 ・・・9000P 』


 合計13000P。

 チヒロやツバキと同じ。四獣や干支を上回るPをもって、彼女達は生成される。

 もちろん、成長率は元の3倍で、マキナを上回る1.24倍っ。


「良い子にする、良い子にするから……」

 マキナは現在、最後の抵抗中。


「マキナ、良いじゃないか、所詮成長率の話じゃないか。マキナの方が強いということには変わりないだろ? それに性格にも上位者を敬うってつけたから。これは俺を尊敬させるためにつけたものだが、マキナにだって効果があるかもしれない。紛れもなくマキナだって上位者なんだから。なら、きっと懐いてくれるさ。だから、良いだろう?」

「ううう、マスター……」

「あと、良い子にするって言うんなら、お腹つねってる指は離してからにしなさい」

「うわーん、マスターの馬鹿ー馬鹿ーアホー」


 マキナは俺の腹をボコボコ殴る。

「ダンジョンマスターを殴ってはいけませんよマキナ。ダンジョンマスターを殴ってはいけませんよマキナ。ダンジョンマスターを殴ってはいけませんよマキナ」

 女の子のじゃれ付きの、5倍くらい痛い。

 普通に痛い。


『これで生成を開始します。よろしいですか?』

「馬鹿ー、アホー、変態ー」

「ぐふっ、せいせ――、ぐふっ、せい――、ぐふっ」

 変態ではないですっ。


 すると、俺とマキナの傍に、5つの靄が現れた。

 土色の鱗のような靄。

 雷色の鱗のような靄。

 水色の鱗のような靄。

 木色の鱗のような靄。

 火色の鱗のような靄。


 そしてそこから、5人の美少女達が現れた。マキナよりも年下の女の子達だ。

「ほらマキナ、年上としてしっかりし――」

「こいつらがアタシと同じ竜か。まだまだひよっこだな。おい何してんだマスター、名前つけてやれよ」

 しっかりしてるっ。後輩の前で情けない姿は絶対見せない性格だからかな、一気に転身したよ。いつの間に俺から下りたんだ。


「お、おお。えーっと、下級土竜の君が、サレナ。下級雷竜の君が、シオナ。下級水竜の君が、スイナ」

 俺は言われた通り、5人に名前をつけていく。

「下級木竜の君が、セツナ。下級火竜の君が、ソアナ」


 つけ終わった瞬間から、それぞれの目には高い知性が宿っていく。

 そして、頭を垂れ、俺に次々と挨拶を行った。


「マスター様、ありがとうございます。サレナ、頑張ります。――お姉様っ、マキナお姉様、サレナです。サレナですよろしくお願いします。お姉様お姉様、今何してらっしゃったんですかー? サレナも一緒にやりたいですー」

「マスター様、感謝致します。シオナ、頑張ります。――マキナお姉様っ、シオナですお初にお目にかかります。会えて光栄ですマキナお姉様、素敵です、最高です、美しいです、まるで彫刻のよう。シオナです、マキナ姉様っ」

「マスター様、恐悦にございます。スイナ、頑張ります。――マキナお姉様、スイナはスイナと申しますっ。スイナはマキナお姉様のお役に立てるよう精一杯頑張ります。どうぞ厳しくして下さい、すっごく厳しくして下さいませっ」


 そのあと、即効でマキナの傍まで走り出す。

 あれ、マキナへの挨拶成分多くない?


「マスター様、どうもありがとうございます。セツナ、頑張ります。――マキナお姉様、お姉様お姉様お姉様っ。セツナですっ、マキナお姉様カッコ良い、あ、み、水着、セツナの水着はどんな水着が似合うと思いますかっ?」

「マスター様、喜ばしく思います。ソアナ、頑張ります。――マキナお姉様、ソアナです。マキナお姉様大好きです、あ、間違えたよろしくお願いします。未来永劫よろしくお願いします。マキナお姉様一生離れません」


 なんか凄いグイグイ行く……。

 え、何……?


「おお。ビシバシしごいてやるからな、覚悟しとけよっ?」

「はいっ」

「はいっ」

「はいっ」

「はいっ」

「はいっ」


 マキナはキリッとした様子で、そんなグイグイ来る挨拶を受け止め、そう言った。

 が、長い付き合いの俺には分かる。あれは、大分微妙な顔だ。自分より将来強くなるかもしれない子達が、従順にキラキラした目で迫ってきているのだから、仕方ないかもしれないけど。

 あ、睨まれた……ごめんなさい。


 それにしても姉か、そんな設定したっけ?

 ……竜王の血のせいかな?


 マキナには確か、さらに高位の竜王の系譜をつけたはず。ということは、マキナは竜王の直系で、この子達が竜王の親族くらいな感じか。

 姉妹ではないが、従姉妹、又従姉妹くらいではあるのかもしれない。

 なら、姉か。

 年齢もマキナの方が上だからな。3つか4つくらい。


「サレナですっ。サレナですっ。よろしくお願いしますサレナですっ」


『 名前:サレナ

  種別:ネームドモンスター

  種族:下級土竜

  性別:女

  人間換算年齢:14

  Lv:0

  人間換算ステータス:175

  職業:洞窟遺跡の番人

  称号:最強の従妹

  固有能力:竜王の血脈 ・竜因魔法、竜魔法の威力上昇。状況に応じてステータス上昇。支配の無効化。

      :開花する未来 ・経験値獲得量上昇。ステータススキル上昇。

      :木壊の魔眼 ・右、視界内の木を自壊させる。

  種族特性:土竜因魔法 ・土の竜因魔法1段階目を使用可能。

      :竜魔法 ・竜魔法使用可能。

      :下級竜の膂力 ・防御性能を無視したダメージを与えられる。

      :下級竜の翼 ・質量、重力、慣性を無視し移動可能。

      :竜化 ・竜形態に変化可能。

  特殊技能:エナジードレイン ・生命力と魔力に干渉するたび吸収する。

  存在コスト:9000

  再生P:13000P 』


 茶色の髪をツインテールにまとめたサレナは、右目が緑、左目が髪色と同じ茶色。しかし、今はどちらの目もピンクのハートになっているんじゃないだろうか。

 マキナの正面に立ち、大きく手を振っている。

「お姉様、こちらに視線を、お姉様、おね――ぎゃぼっ」


「邪魔っ。お姉様、シオナですっ。お姉様シオナだけを見て下さいお姉様っ」


『 名前:シオナ

  種別:ネームドモンスター

  種族:下級雷竜

  性別:女

  人間換算年齢:14

  Lv:0

  人間換算ステータス:175

  職業:人工知能の番人

  称号:最強の従妹

  固有能力:竜王の血脈 ・竜因魔法、竜魔法の威力上昇。状況に応じてステータス上昇。支配の無効化。

      :開花する未来 ・経験値獲得量上昇。ステータススキル上昇。

      :土壊の魔眼 ・左、視界内の土を自壊させる。

  種族特性:雷竜因魔法 ・雷の竜因魔法1段階目を使用可能。

      :竜魔法 ・竜魔法使用可能。

      :下級竜の鎧 ・物理魔法ダメージ減少、異常への高い耐性を有する。

      :下級竜の翼 ・質量、重力、慣性を無視し移動可能。

      :竜化 ・竜形態に変化可能。

  特殊技能:エナジードレイン ・生命力と魔力に干渉するたび吸収する。

  存在コスト:9000

  再生P:13000P 』


 黄色の髪を左右でお団子にしたシオナは、右目が髪色と同じ黄色、左目が茶色。しかし今はどちらの目もピンクノハートに以下同文。

 マキナの正面を奪い取り、その視線を集めると、ヨタヨタとマキナの近くへ歩き始めた。

「きゃあーお姉様綺麗ーっ。あ、あら……おおおおお姉様、水着が少しズレて、シオナがもももも戻し――ぎゃぼっ」


「どきなさいっ。スイナですお姉様、スイナがただいま戻し……、マママママキナお姉様のお肌……ス……スベスベ……」


『 名前:スイナ

  種別:ネームドモンスター

  種族:下級水竜

  性別:女

  人間換算年齢:14

  Lv:0

  人間換算ステータス:175

  職業:地底湖の番人

  称号:最強の従妹

  固有能力:竜王の血脈 ・竜因魔法、竜魔法の威力上昇。状況に応じてステータス上昇。支配の無効化。

      :開花する未来 ・経験値獲得量上昇。ステータススキル上昇。

      :雷壊の魔眼 ・右、視界内の雷を自壊させる。

  種族特性:水竜因魔法 ・水の竜因魔法1段階目を使用可能。

      :竜魔法 ・竜魔法使用可能。

      :下級竜の膂力 ・防御性能を無視したダメージを与えられる。

      :下級竜の再生力 ・身体の破壊欠損を再生できる。HPMP自然回復上昇。

      :竜化 ・竜形態に変化可能。

  特殊技能:エナジードレイン ・生命力と魔力に干渉するたび吸収する。

  存在コスト:9000

  再生P:13000P 』


 青色の髪をポニーテールにしたスイナは、右目が黄色、左目が髪色と同じ青色。しかし今はどちらの目も以下同文。

 マキナに近づき、腕を撫でている。

「これは、ずっと触って……。ああ、スイナ達は一体何を争っていたのかしら。マキナお姉様の美は、永遠だというの――ぎゃぼっ」


「貰いましたっ。マキナお姉様、セツナがこの中で最も美意識が高いんですよ。だから、セツナが、改めて水着をお選びしますよー」


『 名前:セツナ

  種別:ネームドモンスター

  種族:下級木竜

  性別:女

  人間換算年齢:13

  Lv:0

  人間換算ステータス:175

  職業:大滝の番人

  称号:最強の従妹

  固有能力:竜王の血脈 ・竜因魔法、竜魔法の威力上昇。状況に応じてステータス上昇。支配の無効化。

      :開花する未来 ・経験値獲得量上昇。ステータススキル上昇。

      :火壊の魔眼 ・左、視界内の火を自壊させる。

  種族特性:木竜因魔法 ・木の竜因魔法1段階目を使用可能。

      :竜魔法 ・竜魔法使用可能。

      :下級竜の膂力 ・防御性能を無視したダメージを与えられる。

      :下級竜の再生力 ・身体の破壊欠損を再生できる。HPMP自然回復上昇。

      :竜化 ・竜形態に変化可能。

  特殊技能:エナジードレイン ・生命力と魔力に干渉するたび吸収する。

  存在コスト:9000

  再生P:13000P 』


 緑色の髪を後ろでお団子にしたセツナは、右目が髪色と同じ緑色で、左目が赤色。しかし今は以下同文。

 マキナの近くで、手をワキワキしながらさらに近づいて行く。

「サササ、サイズは、マキナ姉様のサイズは、一体どれだけなんですかね。ちょっと口頭じゃ分からないので、実測させ――ぎゃぼっ」


「くたばりなさいっ。邪な考えの者は消えました。さあソアナと共に今一度お着替えをいたしませんか?」


『 名前:ソアナ

  種別:ネームドモンスター

  種族:下級火竜

  性別:女

  人間換算年齢:13

  Lv:0

  人間換算ステータス:175

  職業:海底火山の番人

  称号:最強の従妹

  固有能力:竜王の血脈 ・竜因魔法、竜魔法の威力上昇。状況に応じてステータス上昇。支配の無効化。

      :開花する未来 ・経験値獲得量上昇。ステータススキル上昇。

      :水壊の魔眼 ・右、視界内の水を自壊させる。

  種族特性:火竜因魔法 ・土の竜因魔法1段階目を使用可能。

      :竜魔法 ・竜魔法使用可能。

      :下級竜の鎧 ・物理魔法ダメージ減少、異常への高い耐性を有する。

      :下級竜の再生力 ・身体の破壊欠損を再生できる。HPMP自然回復上昇。

      :竜化 ・竜形態に変化可能。

  特殊技能:エナジードレイン ・生命力と魔力に干渉するたび吸収する。

  存在コスト:9000

  再生P:13000P 』


 赤色の髪をサイドテールでまとめたソアナは、右目が青色で左目が髪色と同じ赤色。しかし以下同文。

 マキナの腰に手を当て、更衣室へ誘導するように歩みだす。

「ノンノンノン。マキナお姉様が動く必要はございませんよ。このソアナが手取り足取り腰取り胸取り、着替えさせてさしあげま――ぎゃぼっ」


「サレナですっ。マキナお姉様、サレナですっ。サレナでーすっ」

「シオナですっ。マキナお姉様、シオナですっ」

「スイナですっ。マキナお姉様っ」

「セツナですっ」

「ソアナですっ」


 自己アピールが激しい……。

 群がっているとはまさにあのこと。抱き付いてもみくちゃ。そして下級竜同士はそんなに仲良くなさそう。マキナに群がりながらも、後ろ手にそれぞれで殴り合っている。

 マキナから見ると分かり辛いのだが、彼女達を後ろから見ている俺からすると、凄く良く分かる。めちゃくちゃ殴って蹴っている。……女の子って怖い。あれは普通の女の子にいれちゃいけないと思うけど。


 ……というか、どうしてこんな性格に……。

 性格にはそんな個性的なものをつけてないぞっ。


 ただ、ヤンデレとか、自分が可愛いことを理解しているとか、そんなことをつけただけだっ。

 一体なぜっ。


 そして俺への敬いはどこに消えたっ。


「俺への敬いはっ。おいっ、みんな、俺はダンジョンマスターだぞっ。俺はダンジョンマスターだよっ」


「サレナですっ。サレナですっ」

「シオナですっ。シオナですっ」

「スイナですっ。スイナですっ」

「セツナですっ。セツナですっ」

「ソアナですっ。ソアナですっ」

「ダンジョンマスターだよっ。ダンジョンマスターだよっ」


「サレナですっ」

「シオナですっ」

「スイナですっ」

「セツナですっ」

「ソアナですっ」

「ダンジョンマスターだよっ。ダンジョンマス――」


「うるせええっ。ミロクーっ」

「はい、マキナ姉さん。皆さん、いくら好きだからと言っても、迷惑をかけてはいけませんよ。それに、姉妹で喧嘩をしてはいけません。わたしと、少しだけお話しましょうか」


「……」

「……」

「……」

「……」

「……」

「……ダンジョンマスター……」


「そこのお方は念入りに」

「……ダンジョ……」


 俺達6人は正座させられ、優しく叱られた。

 怒ってはいないらしい。良かった。


「それじゃあ5人共、改めて、ミロクです。よろしくね」

「は、はいっ、ミロク先輩っ。サレナ達は仲良しですっ」

「は、はいっ、ミロク先輩っ。シオナ達は仲良しですっ」

「は、はいっ、ミロク先輩っ。スイナ達は仲良しですっ」

「は、はいっ、ミロク先輩っ。セツナ達は仲良しですっ」

「は、はいっ、ミロク先輩っ。ソアナ達は仲良しですっ」

「は、はいっ、ミロク先輩っ。ダンジョンマスターも仲良しですっ」


「5人はお小遣いを貰って、遊んできて良いですよ。ただ、ダンジョンマスター様は、もう少し残って下さいね?」

「……ダンジョ……」


 竜妹5人組はお小遣いを貰うと、即座に更衣室へ駆け込んだ。そして入った数秒後には、着替えて走り出てきた。それぞれ全く違う形、色というバラバラな水着だったが、彼女達には共通点がある。

 それは走り出たこととそのタイミングの他に、その手に、自分の水着と同じ形の、白色の水着を持っていること。


「マキナお姉様サレナですっ、サレナと一緒の水着に着替え――」

「マキナお姉様シオナですっ、シオナと一緒の水着が良いで――」

「マキナお姉様スイナですっ、スイナと一緒の水着は一番綺――」

「マキナお姉様セツナですっ、セツナと一緒の水着をどうか――」

「マキナお姉様ソアナですっ、ソアナと一緒の水着で遊びま――」


 マキナにガンガン進めていること。


 まあ、敬われているようで良かった。これからどうなるかは分からないが、一先ずは良かった。

 俺の心配事も1つ減ったよ。


 だから、今の俺の心配事はたった一つ。


「ダンジョンマスター様、聞いておられますか?」

「はい聞いてます。殺さないで下さい」

 生き残れるかどうかである。


 俺は1人正座させられ、優しく怒られた。

 とても怖かった。

お読み頂きありがとうございます。

また、ブックマークや評価、ありがとうございます。誤字報告して下さっている方も、毎度すみません。ありがとうございます。


もう少しで全員終了します。これまでのキャラクターの中で、名前を覚えられているのは、たった数人か、もしくは0かもしれませんが、止まることなく書いていきます。本当にすみません。

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