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番外 3

TRPG(ろーぷれ)日記 きみのいるセカイ


×月◎日、番外3


シナリオを考えよう ネタを探そう2 SF小説1



ラリー・ニーヴンは天才だな…。


前回の高校の頃に読んだ、

ニーヴンの未来史、「ノウンスペースシリーズ」の中のお話、「プロテクター」をひさしぶりに読んでいる。

↑今回、生まれ変わってからは初か(苦笑)


著者の作品で最高のものは、

やはり「ウォーロックシリーズ」の中の、「魔法の国が消えてゆく」だと思っているけれど、

「リングワールド」を含むSF作品群、「ノウンスペースシリーズ」も好きだった。

↑個人的にはSF、ファンタジー織り交ぜた、「ドリームパーク」が好きだが、いかんせん設定が古びてしまった。


SNS、VRMMOというものが出来上がったせいだ。

結局、立体映像を主体としたテーマパークは生まれなかった。

バーチャル上での誕生に期待しよう。

たぶん無理だが…。


ん?無理ではないのか。


ちょっと違うが、あの米アトランタの、超有名な娯楽商業施設グループの「なんとかVR」のような、現実世界とネット世界にまたがった複合型娯楽施設も盛況なようだし、


VR世界でKYさんが運営する某ファンタジーVRMMOや、生前?に作り上げた汎用VRMMOシステム、あのフリーソフトで運営される他のVRMMO世界全てを一大テーマパークと捉えるなら、

「ドリームパーク」のようなものはネットでもう実現されている。

そういうことか♪(笑)



さて、

今回はシナリオのネタをSF小説から探してみよう。


お話読んでないひとは、いろんな作品のネタに触れるので、

読むのここでやめてね(笑)




座敷わらしが入れてくれたお茶で、一緒に大福を食べる。

座敷わらしは大福好き。今日はぶどう大福だ(笑)


座敷わらしがモグモグしながら、今の書きかけをのぞき込む。

「今日は誰かに見せるシナリオ書いているんですかぁ?

それともラブレター♥?」


違うわ!!

なんとなく、ノリで会話みたいに書いてるだけだって。


座敷わらしは意外と恋愛脳タイプらしい。

自分が他人に惚れられていることには気付かない、鈍感属性のようだが(笑)



「ごちそうさま」

さて再開(笑)


自分はSF作家として、オースン・スコット・カードは好きだし天才だと思う。


だだ、カードのお話はニーヴンに比べ、物語のアイデア性は乏しい印象だ。


キャラはどちらも魅力的だけれど、カードのキャラを掘り下げてゆく感じは、ニーヴンに比べて、自分にとって非常に性に合う。

↑ニーヴンのキャラが嫌いというわけではない。

彼の描き出すユーモアに富んだ人物たちは個性的だし、非常に魅力的だ。


もうかなり昔の作品になるが、アメリカ映画、「アビス」のノベライズであるカードの作品は傑作だと思う。原作でないのに、あれだけキャラを掘り下げて書けるなんて♪


カードの作品、この映画のノベライズやちょっと前に映画化した「エンダーのゲーム」の原作や、「ソングマスター」は非常に秀逸。

お話はちょっと読みづらいが一度目を通すことをお薦めしたい。

↑「ねー、誰にですかぁ?」と座敷わらし。


…ただカードの場合、お話の筋はけっこうシンプルである。


それにネタ的に優れたお話と、良い作品とはやはり違っていて、

ネタ的に興味深い「叛逆の星」に登場する人々の特殊能力や、「ワーシング年代記 神々の熱い眠り」の延命者の選別方式、

優れた者を永く生存させるために、定期的に停滞させるネタなどは、かなり面白い。


けれど、先に書いたエンダーなどに比べると、作品としては劣る印象となる気がする。


「ワーシング…」の世界観は、個人の権利など、社会的問題はありありだけれど、

↑作品の主題になっている印象なので詳しくは書かない。

ああいった、題材に合わせて作るような世界構造は興味深いしあこがれる。


「デイワールド」という作品、ファーマーだったかな?も面白いお話の造りをしていた。


近未来、人口増加対策で、世界を時間的に7分割、1週間のうち6日を寝て1日だけ起きて生活→世界を7人でシェアすることで、見かけ7倍の人口をまかなえる世界のお話だった。


主人公は複数のIDを手に入れたことで、日々の境界線をまたぎ、いくつもの人生を持っていた人物として描かれている。


この、人々が時間を飛び石のように使いながら生活している様子、自分の意識できないところに別の世界が存在する構造は非常に興味深かった。


パケット通信みたいなデジタルな印象、世界を0、1で区切るかのような作りは、なかなかに新鮮で面白い。

↑パケット通信は、昔のISDNなどで使われている通信技術のこと。

今のLAN環境も基本同様だと思うが未確認(苦笑)


簡単に書くなら、


複数の違う情報、荷物を、同じ方向の目的地へ運ぶための列車のようなイメージで、

それぞれの連結した車両に、別の情報、荷物が相乗りしていて、

目的地が近づいたら、貨車の荷物のように、別々の場所、相手に振り分けて届けられる。

こんな感じか?


16bit 2桁で、128回線処理、だったか?

もう忘れた。


デイワールドの主人公は、複数の別の情報に侵入し勝手に利用する、ハッカーのような印象だ。


ファーマーはこの「デイワールド」や「気まぐれな仮面」、「リバーワールド」など、

バローズの「火星シリーズ」などのように、特異な世界を幾つも作り上げている。


ネタ的に優れた、ありがたい作家だと思う。

世界創造やシナリオなど、非常に創作意欲をそそられる♪



話をニーヴンに戻すが、

自分としては、ラリー・ニーヴンは好きなのだが、

話術、語り口の評価の方が先に立って、作品としての総合的な評価は、自分的にはそこまで高くはなかった。


彼のアイデアについては並ぶものはないと、いまでも思っている。

↑短編集、「無情の月は」いまでもアイデアの宝庫だ。

中でも、「○○の理論と実際」、「○○に関する考察」などの数編は大変秀逸。一読をお勧めする。←「だからぁ、誰に言っているんですかぁ?」by 座敷わらし(笑)


座敷わらしさん、まだいたんですか?(汗)


えーと、

けれども、「プロテクター」を今回読み返すまでは、ハインラインなみのストーリーテラーとは認識していなかった。

↑何見ていたんだ、昔の自分。

タイムマシンで蹴りを入れに行きたい(怒)


ともかく、読み返してたいへん興味深く、面白く読めた。


またしばらくニーヴン漬けの生活を始めるか(笑)



TRPGのシナリオ、特にキャンペーンネタを考える時、ニーヴンはたいへん参考になる。

あの「リングワールド」のことだ。←トラ…、あの海外SF-TRPGの元祖に書いてあったアレです(笑)


ダイソン球もお話で誰かやってくれないかな?

…いや、お話はあったか。


「タイムシップ」、あのヴェルヌの「タイムマシン」のオマージュ作品。

超傑作♪あのエピローグは忘れられない。

↑天才、カード作品のエピローグに匹敵する。

作者はもうわからないけれど(笑)


それに、なんといっても「魔法の国が消えてゆく」だ。←お話もだがイラストが素晴らしい♥

ゼラズニイの「魔性の子」と同じイラストレーターだ。


ニーヴンはSFに限らず、ファンタジーのアイデアも秀逸。


「魔法の国…」を含む作品群、「ウォーロックシリーズ」の世界背景、

魔力、マナが天然資源であるという概念は目からウロコである。


TRPG、あるいは自分の世界でやってはみたいが無理かな?


滅びにむかう破滅的、退廃的な世界。サイバーパンク的な感じの世界観をファンタジーでやる?

国産有名FT(ファンタジー)TRPG1.0のアーリーデイズ、魔法帝国の崩壊というか、有名国産…の暗黒時代、ダークエイジ1.0的なヤツか…。


刹那的なお話、やりたくないなぁ(苦笑)


海外有名ホラーTRPGのダークエイジとか←中世、暗黒時代が舞台の、クトゥルフ神話をモチーフにしたホラーTRPG、それより気が進まない。

クトゥルフ神話は、そういう世界観だから良いんだしね(笑)


わざわざ滅びる世界造るのもねぇ(苦笑)



さて、話は変わるが、

「ウォーロックシリーズ」といえば、やはり「円盤」ですよね!!

あの超ブームだった海外カードゲーム、「円盤」というカードの元ネタなヤツ(笑)


当時、あのゲームで「円盤」を出し、「四」!!と言いながらカードをタップして相手が笑ったら、コアなSFファン、ニーヴンファンだってわかった。なんて話もあるし(笑)

↑円盤とは「ネビニラルの円盤」のこと。

ラリー・ニーヴンの逆読み(アナグラム)である。


ニーヴンの「円盤」は著者の物語、「ウォーロックシリーズ」のキーアイテムでマナだけを吸い込む。

逆読み(アナグラム)の「円盤」はマナ(土地)以外のカードを吸い込む(笑)


詳しくは、ググって調べてみてください。←「だからぁ、誰に言っているんですかぁ?」



…座敷わらしさん、

もしかして、やることなくってかまってモード?


「…なにかして遊ぶ?」

できたらTRPGがいいけど。


こっちの顔色をうかがった座敷わらし。

「…TRPGなら、このあいだ途中までしてたソロシナリオの続きやりたいですー♪

気になって気になって。」


ああ…、アレですか。


ファンタジーTRPGのソロシナリオだけど、恋愛育ゲーみたいな展開になって、お話ぜんぜん進まないやつね(汗)

甘ったるい展開に、耐えがたくて途中であきらめた…。


めろめろドラマ展開の恋愛話を二人っきりでソロシナリオとしてやれと…、演じろと…。


なんという苦行…、リアル恋愛したほうが良いんじゃないですか、座敷わらしさん?


そこまで恋バナしたいの?

「…外にデート行く?」



「こんちわー座敷わらしちゃん♪遊びにきたよー。

こんにちわ○○くん、TRPGやろう?」


ほっ、助かった。稲荷狐さんの登場♪

ナイスタイミング←ちょっと遅いか(笑)

座敷わらしに目で謝りながら狐と話し始める。


何やる気なのかな?

新しいゲーム…。

って、よりにもよってクトゥルフ神話モチーフの暗黒時代TRPGかい!!


いや、いいけどね。

プレイヤーやりたい気分だったし。



「キャラは新しく作る?コンバートする?」準備しながら聞く狐。


「性別だけ変えてコンバートできる?

できないなら新しいの作る」

↑最近やりはじめた、自作のキャラ変換(コンバート)システムのこと。

同じキャラを、スターシステム的に使い回ししたいという意見が仲間から出たから、ちょっと試している(笑)


いろんなTRPG世界を渡り歩く冒険者というイメージ←というほどのものではない、アイデアの固まっていないヤツだが(笑)、まあ、それで試しているところだ。


利点は能力とキャラへの思い入れ、欠点はキャラ消失(ロスト)時のリスクか。

狐やかずまにアイデア出しを手伝ってもらったりして、

手間はかかったけれど、なかなか好評?だ。ちょっと手応えを感じている(笑)


学生は金はないが、時間は腐るほどある(笑)

まあ、一般的な社会人である人間よりは、だが(苦笑)


まあだいたい、「意志と行動力」さえあれば解決できる問題だ。←あの映画のように、「知恵と勇気」と読み替えることもできる。要はやる気だ(苦笑)



んで、

「コンバート?性別変えて?

くっ殺、女騎士さんでも作るの?ほんとに死ぬけど(笑)」

にこやかな笑顔の稲荷狐。


おい!!殺る気まんまんだな。

「…新しく作るよ。

せっかく生き残っているの殺したくない」


「座敷わらしちゃんは?」


狐の問いかけに、座敷わらしは、

「わたしはコンバートします。

今日はガンガンいきますよー。」

座敷わらしさん、ちょっとやさグレてない?


いや止めときなさいって。ガンガンは死ぬから、クトゥルフだから(汗)


「かずまとか、後で来るかな?連絡した?」


そう聞いたら、稲荷狐は顔を上げずに返事。

「んー、これたら来ると思うけど、

猫又ちゃんと仕事みたいだから(笑)」


あぁ、リアルクトゥルフですか、そうですか(汗)

SAN値大丈夫かね。



さて、セッション始めますか♪

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