番外 8-1
TRPG日記 きみのいるセカイ
◆月■日 番外 8-1
セッション?と、こぼれ話
「○○くん!!
今、アイテムの隠し場所変えたでしょ?」
狐に怒られた。
ギクッ、
「変えてないよ(笑)」
「んもぉ。ごまかして〜(怒)
見つかるの早すぎるから、場所変えしようとしてる〜」
激おこ狐(笑)
かずまの指摘、
「○○は顔に出るからなあ(笑)
アドリブも苦手だし、GMには向かないよな」
ちょっとイラっとする。
「うるさいなぁ、わかっているよそんなの」
好きなことに対する才能をみんなが持ってるわけじゃないんだよ。
は〜。
今のアドリブも、気の迷い(苦笑)
セッションのはじめ、あんまりにも早くキーアイテムが見つかりそうになったから、
つい、変えようと思ってしまった(笑)
前世のTRPG仲間から、そんな話を聞いたことがある。
ヒーロー戦隊もののTRPG、ヒーローポイントのあるシステムの話だ。
セッション中、PCらのミーティング、
これからの行動、雑談を聞いていたGMが、
「戦隊もので探し物の定番ときたら公園の砂場でしょ(笑)」
そんなプレイヤー同士発言を聞き、
見事にキーアイテムの隠し場所を言い当てられたGMは、とっさに隠し場所を変更(笑)
セッションの前半、PCらが隠し場所を探して奔走する間、
まだ隠し場所決めてないよ〜ん♪(笑)
どこ隠すかな(汗)
と思いながら、何くわぬ顔でセッションをしていたという(苦笑)
自分もセッションで重要な情報、キーアイテムを指摘され、
そんな話を思いだしてしまい←走馬灯の感じか?
飛びついてしまった(反省)
…それで、
すこし…、かなりか?グダグダになったが、
なんとかPCは隠されたアイテムを見つけて、最後のクライマックス。
敵ボスに対峙する。
ボスは無敵モードだけど、大丈夫か?
あいつら、弱点の情報集めなかったけど…(汗)
前衛の狐がアイテム持って、攻撃すれば大丈夫。
敵は背ぇ高いから、攻撃箇所を宣言しないなら、ダイスの完全成功で当たりとすればって…、
アイテム持ってるの後衛のかずまじゃん!?
あいつ遊撃や接敵もするから、なんとか近づけて、
って魔法使おうとしてる〜!!
効果をエリア対象に直して、後衛が持ってればOKにするか。
えーと、えーと…。
「やあ、来たよ〜(笑)」
唐突に猫又が現れる。
「お前っ、どうしたんだ?」
「どうしたって?セッションでしょ」
いや、そうだけど、言ってないよな…。
「ん〜、探偵の勘?(笑)
あたしのキャラ、一緒に居る?」
「いや。今日は抜いてる」
「キャラシートあるよね?
じゃあ、いつもみたいに、『実はそこに居たスキル(笑)』と『高いところから現れる』を発動」
あっけに取られている周りをおいてきぼりにして、猫又、ポーズを決める。
「私はいままでの間、この事件について調べていた!!」
自分を指さす。
「犯人はおまえだ!!
そして、おまえの弱点は頭だ!!」
「稲荷ちゃん!!
かずまからアイテムの赤い宝石受け取って、直接攻撃して。
攻撃箇所は頭よ!!」
「お前っ、なんで知ってる!!(驚愕)」
「猫又、脈絡ないぞ。あいかわらず…(苦笑)」
「猫又ちゃん!!ちゃんとキャラで呼んでよ!!もー(怒)」
「猫ちゃんたら…(ため息)」
あちこちからいろんな砲撃が飛び交うが、
とりあえずGMの自分に答えた。
「ん〜?探偵の勘(笑)」←使い回しかよ!!
「このやろー(怒)」
「野郎じゃないって♪
メイドのおんなのこ❤」
-閑話休題-
は〜(ため息)
セッション終了したら、猫又は
とっとと帰りやがった。
あいつ、何しに来やがったんだ?
…まあ、こちらやかずまの様子見なんだろうけどな。
猫又の場合、(探偵の用事の合間だろうから)来てくれてありがたいってレベルなんだけどね(苦笑)
2につづく
本来、この場所には兄貴と会う話、ヒロインと会う話が入っていました。
昨日、おとといかな?
ちょっと思いついて、別に使おうと思っていたネタを引っばってきて繋げてみました。
セッションのクライマックスは全くの白紙でしたが、
出す予定のなかった猫又を出せば、まあ、なんとかなるべ(笑)
そう思って出した結果があれです。
暴れる猫又をお楽しみください❤




