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アブラゼミの声

作者: 善行望



        灰色の空の下 憂鬱を抱えてベンチに座り込む


        公園の木立から 耳を劈くような声が痛く感じる


        でもジージー啼くそれは愛の唱らしい


        綺麗な声には聞こえないけど


        飾りなく必死な夢に向かって唱ってる


        カッコつけるなよとこれ見よがしに唱ってる


        僕の人生を高い木の上から見下ろすように唱ってる


        この憂鬱を打ち消すように唱ってる


        君は短い人生で何を残すのかと聞きたげに唱ってる


        人目も知れず愛を残すように唱ってる


        僕は勢いよく起ち上がり 何かを決するように


        歩き始めた


        


       


        


        


        


読んでくださりありがとうございました。

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