ずっとそばに
お久しぶりです!
ほんとーにナメクジ更新ですみません!
こ、、これからはもっと頑張りたい・・・・。
1つ思ったことはBLって難しいですね。
では、少ないかもですがお話のほう楽しんでって下さい。
「うっ・・・・」
今日はついてない。
まさかこんなところで奴にであうなんて。
足元に転がる奴、佐久真康彦を睨み付ける。
「なんでついてくんだよ?」
つい30分前、日曜でにぎやかなデパートを一人でぶらぶら歩いているところ、後ろからずっとついてくる足音が聞こえたため、そのついてくる相手を取っ捕まえたら佐久真康彦であった。
今は人通りの少ない場所で尋問をしている。
「聞こえてる?ーーなんでついてきてたのかってきいてんの」
「・・・・」
「おい、なんか答えろよ」
「秋山くんの姿が見えたから」
「・・・は?」
だからなんだと言うのか。なぜ自分をいじめてくる相手に対して、姿が見えたからというだけでついてくるのか。
意味がわからない。
「まぁ、いいや。もうついてくんなよ」
言い捨て、踵を返す。速くこの場を去りたかった。
佐久真は認めたくはないけど、なんとなく怖い感じがするやつだ。何気ない場面でずっとこちらを見てる気がする。自意識過剰で気にしすぎなのかもしれないが、気味が悪い。
本当は近づきたくもないんだけど・・・。
歩みを進めると、後ろからついて来る足音が聞こえる。
さらにスピードをあげ歩みを進めるも、後ろの足音のスピードもあがるばかりで一向に離れるような気配はない。
「だから、ついて来んなって言ってんの!ーー俺の話し聞いてた?」
「・・・・・・」
「おい、佐久真!なんか言えよっ!!」
秋山が佐久真の胸ぐらを掴むと、逆にその手首を掴まれる。
反抗的な態度は初めてだったため、秋山は一瞬戸惑った。
「・・・・な、なんだよ」
普段は前髪が邪魔であまりよくわからないが、よく見てみれば端正な顔立ちをしている。そんな佐久真の顔がすっと近づいてきた。
「・・・・っ」
思わず身をすくめる。
顔に息がかかるか、かからないかの距離で小さく笑う声が聞こえた。
「・・・ふっ。秋山くん、震えてる。
僕が怖いの?」
「なっーーー」
言われて佐久真に拘束されている手首を見れば、微かに震えていた。
自覚をすると、外の熱気とは違う自分の内側から溢れる熱さで顔が火照るのがわかった。
「・・・・・・なせ」
「え?」
「離せよ!!」
力の限りで佐久真を突き飛ばす。
佐久真は透より身長はある。しかし、いくら秋山が小さく体格差があるとはいえ、全力の高校生男子の力にさすがの佐久真もたたらを踏んだ。
「もぅ、俺に関わるな!」
そう、言い残して秋山は背に絡み付く佐久真の視線から逃げるように駆け出した。
そんな秋山を、姿が見えなくなってもなおその姿を見ようとするかのように目で追いかけながら1人呟いた。
「関わるななんて、そんなの無理だよ。
秋山くん」
なお、蒸し暑くなってゆく外気にやや不快感を覚えるが、そんなことは愛する彼の前ではなんの障害でもない。
心の中は彼だけで満ち溢れている。
秋山くん、秋山くん、秋山くん、秋山くん、秋山くん、秋山くん、秋山くん、秋山くん、アキヤマクン
ーーーーーーーーアイシテル。
どうでしたでしょうか。
少しはヤンデレの片鱗が出てきたかな?
これから、どんどん出していきたいと思いますよー笑
ではでは、ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
よろしければ、また次話でお会いしましょう!