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隣にいる君  作者: 雪ん子
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日常と非日常の狭間

近頃、忙しかったので久しぶりの投稿に浮き足だっております。雪ん子です。


ヤンデレものは前にもやりましたが、BLものは始めてかくので緊張です!

どうか生あたたかい目で見てやってください、何卒!

BLものをかくきっかけは、学校の友に勧められたからですが、果たしてちゃんと書けるのか今から不安・・・。


今回は全体的に明るい話しにしたい!(意気込みのみ)

あと、できるだけ純度高く、ピュアな話しにしたい!

そう思う今日この頃。ま、ヤンデレな時点で、上の二文が果たされるのか謎なんですけどね!


※亀通り越して、ナメクジ更新ですのでどうかご容赦を・・・・

「お前、うざいな」



「ーーーっ」



足下から聞こえる小さな呻き声にさえ腹が立つ。



「なに黙ってされるがままになってんの。

ーーなんとか言ったら?」


「なんとかって?」



眼下で問いに対して問いで返してくる佐久真の顔をよくよく見てみれば、口角が上がり笑っているのがわかった。



「ーーーーっ!」


「うっ・・・」



もう一度、先程より強い力で蹴ってやる。

うずくまり小さくなった佐久真の様子に、やり過ぎたかと些か後悔する。

どうしようかと、一瞬思った秋山に少し離れた場所から声がかかった。





「楓ーー

 もうそのくらいにして行こうぜ」


「あぁ、透か。

 わかった、今行く」



声の主は一条透いちじょう とおる。俺の幼馴染み兼親友だ。

なんでも話せる仲で、

特に不満もないーー。

ないーーー。


いや、ひとつだけある・・・・。



「楓、相変わらず細いな。

ちゃんとご飯は食べてるのか?

 悩み事とかあるならおれが聴いてやるから、ちゃんと言えよーー?」



まぁた、始まった・・・・。


透は何かと心配性というか過保護というか、

俺を子供扱いしてくる。

まぁそれというのも、俺が過去、透と遊んでいた際に誘拐された過去があるからなんだけど・・・・。



「大丈夫だって!

 いつも言ってるけど、俺はもう元気だし、高校に入って背も伸びてもう立派な大人だから」


「背・・・・・?」



透はゆっくりと楓の全身を見つめる。



「な、なんだよ。

 そりゃ、お前に比べたら小さいけ

 ど・・・・」



やや睨めつけながら、側に立つ172㎝の透に口を尖らして反抗する。



「冗談だよ。

 楓、大きくなったねーー」



そうはにかんで言う透に、気恥ずかしくなった楓は視線をそらして呟いた。



「ーーーうるさい」







ーーあ、照れた。


可愛いな。

にしても、なんであんな奴いじめてるんだろ。本当はいじめなんてするような性格じゃないはずだけど。



「なんで、あいつに構ってるんだ?」


「ーーあいつって、佐久真のこと?」


「そー、そいつ」


「それは・・・・」



楓は足元の小石を蹴った。

小石はまるで生き物でもあるかのように跳びはねて、土手下へと姿を消した。



「ーームカつくから」


「え?」



楓の肩が震えだす。怒りが全身にほとばしっている。

よほど、怒っているだろうことが見てとれる。



「ムカつくから!最初はちょっとしたことだったから、謝ったら許してやろうと思ってたんだよ。なのに、あ、あいつ、俺のことーー!」


「かわいいって?」


「ーーーっ////」



ーーあー、そういうことね。


楓の姿をもう一度見てみる。

肩につくかつかないかの淡い栗色の髪、黒目がちで大きな目、色素のうすい肌に高校男子にしては少し低い背。



「ありえなくね!?

俺は男だぞ?男に向かって、か、可愛いなんて!!!」


「ーーー・・・」



ーーおれもそれについてはあいつに同意だからなぁ。女に間違われなかっだけ、まだマシだと思うけど。楓は性格だけは男前だからなぁ。ま、こんなこと言ったら楓にキレられるから言わねーけど。



「なに黙ってんだよ?」


「いや、別に」


「ふーん」





数秒後、楓は少しうつむき気味に、ぼそぼそと話しだした。



「・・・・けど、それにしてもやり過ぎかなとは自分でも思うけど。

あいつ、笑うんだ」


「笑う?」


「うん。

俺がどんだけ酷いこと言ったり、したりしても笑うから、カッとなって後戻りできなくなる。それにーーー」



うつむき気味だった顔が余計に下をむく。

それに不安になりながらも先を促す。



「それに?」


「怖い・・・・」


「怖い?」



突飛な単語にオウム返しに聞くことしかできない。

いつも強気な楓からまさか怖いという単語が出ようとは。

しかも、いじめられている側が怖いと言うのならわかるが、いじめている側が怖いとはどういうことだろう。



「やっぱ、おかしいよな。怖いなんて」


「ーーー・・・」



どう返せばいいのかわからず、なにも言えないでいれば、楓はいつもの笑顔をつくって俺の顔を覗きこんだ。



「やっぱ、なんでもね。

今の忘れて!」



その笑顔が弱々しく見えて、少し不安になった。

けど、大丈夫だよな?

やられてるのは、いつもあっちだ。

そうだろ、楓ーー。




風が少し暑くなってきた。

夏が近いのかもしれない。

太陽の明るいあかりとは反対に、どうしてか心には暗い影が射した。


読んでくださった方、ありがとうございます!まだまだ未熟者ですがよろしくお願いします!!


まだ、BL要素もヤンデレ要素もないと思いますが、

どうかこれからもよろしくお願いします!

これから、どんどんヤンデレ出てくると思いますので、期待せずお待ちくだされば幸いです。



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