コマチのテーマ―【名も無き母】
①想いを白紙に閉じ込め
甦る葛藤の物語
嘘か誠か
それを知る術は人にも
神にも遺されていなくて
ただ見守る者と見守られる者に
分かれる
不都合な結末は
神の冠の中だけで輝いて
世界の瞼を閉じ
波乱の世に抉じ開ける
混沌【カオス】を誕生させた者は
玉座で永久を見つめる
☆瞼の中で生かされる神と人
どちらも必要無きモノで
世に波乱を生むモノ
神と人に心を与えたことを悔い
濡らす世界
その者
混沌の母より偉大で愚か者
②結末を古紙に閉じ込め
祈る罪の物語
指を折り重ね
生き続ける永久
終わりを願うと
始まりを生んでしまう
不都合な結末は
神の冠の中だけで輝いて
神の怒りを呼び
波乱の世を開く
混沌【カオス】を誕生させた者は
玉座で永久に支配される
☆瞼の中で生かされる神と人
どちらも必要無きモノで
世に波乱を生むモノ
神と人に力を与えたことを悔い
産み落とした永久
その者
混沌より偉大で愚か者
③永久に赦されたくて
波乱の世で永久をあやす者
その者
未完成の子を生む母
☆瞼の中で生かされる神と人
どちらも必要無きモノで
その者も必要無きモノ
神と人に永久を見せたことを悔い
震える世界
その者
混沌より偉大で愚か者
その者
永久をあやす
名も無き者