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悪戯詩  作者: 山口かずなり
7/22

バース王のテーマ―【屍の願い】



①命の蝋燭吹き消す

私は罪人


胸に突き刺さった

時の針を引き抜く


溢れた真っ赤な血は

生きた証


それを見て

泣く者


眠る私を華で飾り

髪を撫でる



☆別れがきて

命の素晴らしさを知る


華が何故

美しいのか知る


言葉が殺意に変わる

時を君は見てはいけない




②命の天秤など

この世に必要か


心の隙間に

蜘蛛の巣


飛び立てぬ蝶は

病み色の蝶


それを見て

過ぎる者


渡せぬ華は

永遠の苦悩に折れる



☆ひとりの世界が終わり

未来は老いてゆく



人が何故

心を持つか知る


人が人形に変わる

時を君は見てはいけない



③生まれる前の君は

綺麗だったか


傷付いた世界は

誰を恨んでいる


私は終わりの月を見ていた



☆別れがきて

命の素晴らしさを知る


華が何故

美しいのか知る


言葉が殺意に変わる

時を君は見てはいけない




はい

アニマルスカイピュアの主人公、ラックの父の


バース王のテーマでした



前回の詩よりも

意味を遠回しに書いているので

難しいです


命の別れがきて

やっと

その人の素晴らしさを知る


誰かを傷付けままなら

謝りましょう


手遅れにならないように


そんな詩です




悲しい最期をむかえる

バース王のキャラクターソング

なので

詩の内容もいきなり

死んでいます


それでは

解説していきます



命の蝋燭吹き消す

私は罪人


この意味は


相手を殺めた者も罪人ですが

殺められた者も実は罪人って意味です


亡くなった者は

残った者に悲しみをあたえるからです

それが恋人や家族なら

その苦しみに耐えられなくなるかもしれないからです



時の針の意味は



苦しみ+生きてきた時間です



サビの部分の


別れがきて

命の素晴らしさを知る


華が何故

美しいのか知る


言葉が殺意に変わる

時を君は見てはいけない




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