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悪戯詩  作者: 山口かずなり
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シーマのテーマ―【隙間の男の子】



①隠れんぼ


ねぇ誰が鬼


誰も知らない


急いで隠れた


暗い押入れ


閉めては覗く


誰かの足音に耳をふさぐ


音が消えたら覗いた


僕の眼を見ていた少年


☆僕も一緒に隠れていいかな


二人の押入れは狭い


鬼の足音

近付くたびに

二人は手を繋ぐ



暗くて怖いからと

手を繋ぐ

ここは暗いからと

手を繋ぐ





②押入れ


ねぇ怖い


二人なら怖くない


隙間から


覗いて


また閉めた


誰かの足音に耳をすまし


音が消えたら覗いた


僕の眼を見ていた少年




☆僕の身体触れてしまう


二人の押入れは狭い


鬼の足音

近付くたびに

ふさがれる口



暗くて見えないと

手を繋ぐ

ここは暗いからと

手を繋ぐ



3ねぇこのまま

逃げよう


皆の所に戻ったら

もう手は繋げない



☆二人の押入れ


暗闇だけで繋ぐ手


皆がいなくなれば

ずっと一緒にいれるのかな



☆僕たちは男の子


どうして繋いだら笑う


もう暗い押入れは嫌だよ



【二人でどっかいこう】


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