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悪戯詩  作者: 山口かずなり
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アリサのテーマ―【最期の愛しさに】


①いつからかしら

時計の針が時を刻まなくなったのは


綺麗な壁紙も気付くと剥がれてるし

何かが変わってしまったのかしら


部屋の片隅に描かれた絵の意味も私には分からないし


誰が描いたのかも忘れてしまった


ねえ、誰かいるの


ねえ、誰かいるの


私、今まで何をしていたのかしら


★抱き締めた身体は私の身体

ああ、私ってこんなに冷たいのね


この世の何よりも愛しているわ


例え誰かに疎まれても



② いつからかしら

愛しさが薄れたのは


綺麗な洋服も気付くと破かれてるし

何かが変わってしまったのかしら


部屋の片隅に捨てられた人形も孤独そうだし


名前も忘れてしまった


ねえ、誰なの


ねえ、誰なの


私、今まで何をしていたのかしら


★抱き締めた身体は私の身体

ああ、私ってこんなに冷たいのね


この世の誰よりも愛しているわ


あなたが愛してくれなくても


★さようならと告げられた夜

本当の愛しさに気付いた私


私は私を抱き締めて眠るわ


何もかも許して


たった一人で眠るわ


★抱き締めた身体は私の身体

ああ、私ってこんなに冷たいのね


この世の誰よりも


私を愛しているわ


あなたが愛してくれなくても




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