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200文字小説集

二百文字第二弾/酔っ払い

作者: 日下部良介

酔っ払いに絡まれた。 ウザい! 何とかやり過ごしたい。 今日は疲れたから早く帰りたいんだ。

なんで俺なんだ? もっと暇そうな奴もいるじゃないか・・・ 

こっちの話など聞かずに、一方的に言いがかりをつけてくる。

胸ぐらを掴まれた。 あーぁ、面倒くさくなってきた。 キレた!

「てめぇ!いい加減にしろ!」

ぶん投げた。 最初からこうすればよかった。

ボクが通り過ぎた後、酔っ払いは道路に這いつくばり、地面に向かって文句を言っていた。


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