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異世界チートは標準装備〜ピンチでも、ピンチじゃなくても起死回生〜  作者: 悠悠ー自適
二章 二等世:プロドシア篇
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二章ー24 作戦会議

「・・・では、まずは残っているめぼしいターゲットの確認からしましょう。まずはエヴィリオなどと取引しているとみられるデンジャー、貴族の馬車を次々に襲い、また武器等を大量に所持している疑いのあるヤザーー」

「ヤザ!?」

「知っているのか?」

「えぇ・・・、まぁ・・・。て言っても、ただ絡まれただけですけど・・・」


 強制的に連行され、モンブランを作らされた、意味わからん奴らだったた。

 それに色々と武器をもっていたし、顔怖かったし、と、そう思った。

 そんなことを思い浮かべながら遠い目をしていると、マブロに「君も大変だな」と同情された。

 話は続く。


「デンジャー、ヤザ、諸悪の根源エヴィリオ、そして・・・」

「父、ミミス国王です」


 王女はハッキリと、自ら父の名前を述べた。


「姫様・・・」


 二人は改めて、彼女の覚悟を受け取ることになったのだ。

 また、それを察した姫様に、逆に気を使われてしまった。

 するとそこへ、屋敷を捜索していたうちの一人がやってきた。


「あの・・・マブロ様・・・」

「どうした?」

「やはりここの領主も、エヴィリオの名を語る偽物で確定しました」

「やはりそうか・・・」


 どうやら、やはりエヴィリオの偽物だったらしい。

 一体この国に、何人の偽物がいるのやら・・・。


「それから、商売の記録などが見つかり、その中にはやはり、国王様の名前がありました」

「・・・証拠も発見された、と」

「以上です!」


 それだけ報告して、男はまた業務へと戻った。 

 そしてまた、部屋は三人だけに戻る。


「そろそろ・・・本物を探し当てないといけませんね」

「そうですね。それに、さっき挙げた人物たちもかなり厄介ですから、早めに対処しなければなりません」


 二人もかなりエヴィリオによって翻弄されているようで、かなり苦い顔をする。

 また姫は、更に厄介そうに話を続ける。


「そしていよいよ、お父様との対決も刻一刻と迫ってきましたし、やはりあの問題を何とかしなければいけませんね・・・」

「あの問題?」


 咄嗟にユウは聞き返す。

 しかしすぐに、恐らくそれが何を指しているのか、検討はついてしまった。


「やはり、全てにおいて最大の障壁となる問題ーー」

「ーーアフォス」

「!!」


 やはり、その名前がここでも飛び出した。

 この世界において、圧倒的にして最強の人物。

 ユウをも凌ぐ人物。


「父と戦うには、まずはこの問題をどうにかしないと・・・」

「なにせ当代の当主は歴代最強。国王の矛であり、盾である、まさに完全無欠」


 二人は口を揃えて、アフォスという恐怖を語る。

 そのどうしようもない問題について、誰も彼もがお手上げだ。

 同じように、フィーネルの計画においても結局、アフォスだけは有耶無耶なままになってしまっている。


(アフォス・・・本当に、どうしたら・・・・・・そういえば、最近フィーネルに会ってないな)


 なんと、大変重要な、つまり仲間の安否等々の確認が取れていないことに気がついた。

 近頃は、主にアフォスのことで頭がいっぱいで、フィーネルのことをさっぱり忘れてしまっていた。

 ユウは、これはまずいと、なんとかしてフィーネルとの記憶をたどる。

 すると、最新の記憶は丁度アフォスに敗北してすぐのところで止まっている。

 その日、いつものように情報交換をして、そしてそれ以降連絡を取り合っていない。


(一応計画通り、マブロとは協力できそうだけど・・・僕はこのままやっていって大丈夫か?)


 フィーネルのことは不安だが、しかし彼女は自分よりも先輩であり、意外としっかりしているので、無事であるだろうとは思うが、果たしてどうだろうか。

 少々気がかりではあるが、ここは彼女を信じることにして、というよりも自分が行動しない理由をこじつけているだけだが、こちらはこちらで動くことにした。


「・・・しかし、どうしてあそこまで国王様に忠誠を誓うのだろうか?」


 そんな事を考えているうちに、話はそんなところまで来ていた。

 そしてやはり、正攻法での攻略は諦めているようだ。


「お父様に弱みでも握られている、とかかしら?」

「いや、もしそうだとしたら逆に一瞬で殺すなり、そうでなくても常に命を狙えるという事実で脅し返すのではないか?」


 それもそうだ。

 なぜなら彼は、最強なのだから。

 その一言でなんでも片付いてしまうこの、アフォス・システム、それをひっくり返すには、やはりこちらが彼を上回るよりほかない。

 二人はその後も熱い議論を交わし、ユウもただ頷きながらそれを聞いている。


(だめだ・・・これ、絶対ずっと未来へと押し付け続ける気がする。だって、僕だったらそうするから・・・)


 結局、そんな詰みゲー感満載の話はやはり、ここでも未来へと託された。

 そして二人は、それから逃げるように話題を変えた。


「・・・でも、私達の計画もかなり順調に進んでここまで来ました。なのでまずは、近くの問題から、いつものように秘密裏に処理していけばいいじゃないですか!」

「・・・そうですね。姫様の仰る通りです」

「どうですか? ユウさん?」

「・・・そうですね。潰せるやつを一人ずつ潰していくほうが、救われる人の数は多いと思います」


 全会一致で採択。

 足並みがしっかりと揃っている。

 というよりも、アフォスの話から逃げられればなんでもいいのだ。

 そしてユウもまた、テンションは低く見えるものの、正直かなり心強いと思い、孤独感から開放され、代わりにヒーロー精神のようなものが湧いてきたと、そう思っているようだ。


「では、まずはデンジャーから崩しましょう。彼は確かにかなりの財を築いていますが、軍事力で言えば、先程の中では明らかに低いです。なのでバレにくく、時間もさほどかからないでしょう」

「そうですね。確か資料によると・・・」


 姫は、なにやら色々とまとめてある資料を取り出した。

 どうやらお手製の資料らしいが、ちらりと覗いた感じ、色々な情報がびっしりと記されており、この人の執念のようなものを視覚いっぱいで感じた。


「軍事力は多く見積もってもせいぜい小隊一つ分ってところですね。それも所詮は金で雇われた有象無象。個々の能力も大して高くないので、もう明日にでも処理できそうです」

「そうか・・・今、私の部下たちならば全員を動員することもできる。加えて姫様側の戦力や私、それにユウ君も合わせれば・・・制圧するのに10分もかからないでしょう。っと、ユウ君を勝手に入れてしまったが、大丈夫だったかい?」

「あっ・・・大丈夫です。僕にできるのなんて、戦闘に参加するぐらいなので・・・」


 そうしてトントン拍子で話は進み、あっという間に次のミッションが確定した。


「では、デンジャー家制圧作戦、難易度はCからD程度、投入戦力はマブロ部隊及びユウさん、決行は明日の早朝、です。・・・いいですか?」

「「了解です」」

 

 姫の指揮のもと、いよいよ本格的に攻略を開始する。

 残る大物たちを蹴散らして、最後には魔王を滅して、この世界を救う。

 気持ちよく、心残りなく帰還できるようにーー。

[雑談]時の流れが早すぎて・・・毎日驚いています。

[ブクマしましょう!!]お願いします!!

[予告]次回の更新は、26日を予定しています。

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