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異世界チートは標準装備〜ピンチでも、ピンチじゃなくても起死回生〜  作者: 悠悠ー自適
二章 二等世:プロドシア篇
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二章ー14 未解決

追記[12月10日]本日、投稿を急遽お休みさせていただきます。

       代替となる投稿は、明日させていただきます。

       ご迷惑をおかけします。

「・・・何だ・・・これは?」

 

 地下への階段、暗闇の中の光、その先にあったのは、何とも雰囲気ありげな研究室だ。

 また、その広い空間には、お決まりの謎のカプセルのようなものや、怪しげな装置、そして変な薬が大量に。

 それに加えて、壁一面には文字や図がびっしりと記された、恐らく研究のメモが貼られており、おおよそどこを向いてもそいつ等と目があってしまうため、少々目に優しくない。


 しかし、この部屋には隠れられるようなスペース等はなく、またも目的は達せられそうにない。

 だが、地下に作られているということは、それなりに重要かつ知られたくないような情報があると考え、その広いようで狭い部屋を見て回る。


「・・・そういえば、エヴィリオの目的って何だっけ・・・? なんのために?」


 そんなことを考えて、ふと壁に貼られているメモに軽く目を通す。

 

「”天賦の能力についての研究”・・・”賢者のーーーー”、”魔王”」


 ところどころ読めない文字、劣化若しくは執筆者の字が達筆であるため、はあるが、それでも何となく面白そうな、興味を引くようなものがあり、若干興奮している。

 そしてまた、読み進める。


「”管理者の・・・権限? について”・・・”大地、夜、ーーーー、闇、ーーーー”、”かみよ・・・ーー”それに”魔術の進化可能性及びその上位権限を有する未知の術式<魔法(仮)>について”・・・」


(うん・・・ここまでくると、さっぱり分からん! あと、字が汚いな! 僕も人のこと言えないけど!) 


 何となく、漢字の羅列を見ただけで、拒絶反応が起こってしまったのか、途中で理解を諦め、ただ口だけを動かした。


(しかし・・・沢山研究してたんだな・・・。そんな人がどうして?)


 こうして理解できないことが更に増え、そして謎も一段と深まった。


「・・・やっぱり、不可解だな。どうして女性を強引にさらう必要がある? ・・・まぁ、犯罪者ってのは理由もなく変なことするけど・・・でもこういう論理的っぽい人が、そんなメリットの少ないことを? 研究に必要だったとか?」


 一度原点に立ち返り、そして本件を振り返る。

 しかし、なかなかそれらしい答えにはたどり着けず・・・。


「・・・取り敢えず、ここにはいないって分かったし、また別の所を捜索するか」



 そうしてまた、階段を登り、いざ出ようとすると、そこには人が。


(まさか・・・バレた?)


 男の声が二つ、何か話しているようだ。


「おい見ろよお前! 一発芸、エビのポーズ!」

「何だそれ? それじゃエビじゃなくてカニだろ!」

「そうだっけ?」


 そうして二人は爆笑する。


(・・・・・・しょうもないな)


 これには流石に呆れてしまう。


「そういやお前、知ってるか?」

「何を?」

「エヴィリオ様いるだろ? 実は俺たちが会ってるのは偽物らしいよ」

「そうなの!?」


 他愛もない下っ端達の会話。

 しかし意外と重要なことが含まれたりしていてーー。

 それを聞いて、頭に浮かんだのは先日の出来事。




〜二日程前〜

「こんにちは、ユウさん!」 


 そうして元気に挨拶するのは何を隠そうこの国の姫様だ。


「あ・・・こんにちは。えっと・・・どうしてここに? それよりも、仕事とかは・・・」

「大丈夫よ。だってお父様が仕事をほとんどしちゃって、私には何にもさせないから、私結構暇なのよ。それに、城を抜け出すのももう慣れてきたし!」


 と、自慢げに語る。


(これが”おてんば”ってやつだな・・・てか抜け出した!? ・・・この国はどうなってるんだ・・・)


 ユウは、なんかもう、色々なことに呆れてきてしまった。

 一方の姫は、あたりをキョロキョロと見回し、何かを探しているようだ。


「そういえば、今日はあの子はいないんだね」

「そうですね。エヴィリオの居場所を探し出すべく、僕とは別行動で情報収集してます」


 すると、姫は何か思いついたようで、少し笑みを浮かべ、そして熱い視線をユウへと向ける。

 

「・・・えっと・・・」

「今がチャンスだよね・・・」

「今なんて?」

「え? ・・・いやいや何でもないよ。それよりも、私とデートしようよ!」


 そうして姫は、ユウの左腕を引き寄せ、それを優しく抱きしめる。

 またユウは、赤面するばかりで言葉を発さず、硬直してしまった。 


 こうして流れに流され、二人は喫茶店へと入った。


「ギルド以外はしっかりしてるのね、この街」


 そう言って、姫は一人感動している。

 またユウも、ようやく落ち着いてきたところだ。


 するとそこへーー


「お待たせ致しました。こちら、イチゴのパフェでございます。では、ごゆっくりとお楽しみください」

「は〜い!」


 美味しそうなことこの上ないパフェがやってきた。

 姫はそれを満面の笑みで受け取り、そしてさっさとそれを口に運ぶ。

 一口食べるごとに姫が何とも美味しそうなリアクションをするので、つられて飲み物しかたのまなかったユウも、それを凝視する。


「・・・食べたいの?」

「・・・えっ? いや、その・・・」

「はい、あ〜ん!」

 

 返答をどうしたものかとしていると、姫はスプーンですくって、そしてそれをユウの口めがけて輸送しだした。

 しかしユウは、何とか誘惑に抗った。

 するとーー


「・・・要らないの? 本当に要らないの?」


 そうして姫及びパフェは、またもこちらを誘惑してくる。

 

「早くしないと溶けちゃいそうだな〜」


 などと常套句が多用され、そうしたあたりで、ユウは抗うのをやめた。

 すると途端に気づく。

 そもそも抗う必要などなかった、と。

 折角異世界で美女がパフェを「あ〜ん」してくれているのに、どうして抗う必要があろうか。


「はい、あ〜ん!」

「・・・(咀嚼中)」

「どう? おいしい?」

「・・・はい! 凄く」


 そして結局、暫しの癒やしの時間を堪能し尽くした。

 

「はぁ〜美味しかった! ごちそうさまでした」 

「ごちそうさまでした」 


(姫様も、こういうの好きなんだな。やっぱスイーツは素晴らしい。)


 と、このように、もうすっかり色々と忘れて楽しんでしまっている。

 すると、姫が唐突に話を切り出す。


「実は、エヴィリオについて、気になることが」

「!!」

「これはあくまで噂ですが、えっと・・・エヴィリオが領内で目撃されたのと同時刻に、別の領内でも目撃されているのです」

「・・・ん?」

「ごめんなさい。私も自分で言っていて混乱するのですが・・・」


 そうして二人、それについて考える。


(同時刻に・・・実は双子とか? それかめっちゃ似てる人がいるとか・・・他には・・・)


「・・・両方偽物」

「!? ・・・なるほど」 

「・・・あっ、今のは適当に言っただけなので・・・」

「それを言うなら私も、これはあくまで噂程度のものですから。ただ、事例が一件だけではないのでかなり怪しいですが・・・」


 その後、もう少しディベートを続けたものの、なかなかどうも進んでる感触がなく、取り敢えず今日のところは切り上げ、店を出た。


「さて、明日からも頑張ろう!」 

「あの・・・今日はどうもありがとうございました」


 すると姫は、ふふっと微笑んで、


「こちらこそ。今日はとても楽しかったです」


 そして帰り際に、こちらへと近づいてきて、「またデートしましょうね」と、それだけを残して去っていった。

[雑談]ちょっと・・・やりすぎたか?

   あと、姫と王女とがごっちゃになってた・・・そのうち修正します!

[ブクマしましょう!!]

[予告]次回の更新は、10日を予定しています。

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