一章ー25 ディナーwithテレス
テレスって、どんなキャラだっけ?
昨晩ずっと思っていました。
〜ギルド〜
「やっほーギルド〜!」
「ちょっと、マギナさん・・・。」
マギナはギルドに入るや否や、ノリノリであいさつ(?)をした。
周囲の視線が一気に集まる。
ゆうは恥ずかしいと言ってマギナをなだめるが、彼女は全く気にしていない様子だ。
すると、見知った顔がコチラへと向かってきた。
「ゆう様、お疲れ様です。・・・あっ。」
「あっ、テレスちゃん!久しぶり〜。」
「やっぱり・・・。」
テレスは、マギナの顔を見るやいなや、ため息をつく。
どうやら二人は知り合いらしい。
「最近どう?元気?」
マギナは、テレスに対し、まるで実家の母親のように質問ラッシュを繰り出す。
しかしテレスはこれを無視する。
「・・・ゆう様、何故彼女と一緒に?」
「えっと・・・」
「まあ色々あってね。ゆうちゃんはもう、実質エルフの里の民だからな!」
テレスは驚き、何かをぶつぶつと言い始めた。
またゆうは、実質という言葉はそんなに便利な言葉ではないと思いつつ、しかし余計なことを言わないようにそれを黙っている。
「では、あなたとゆう様は、一体どういったご関係なのでしょうか?」
「?だから・・・」
マギナは何っかを言いかけるが、
「あぁ〜そういうことね!」
その後すぐに、何かを理解したようで突然「私まだやることがあるから!」と言って、撤収の準備を始めた。
「では私はこれで〜。じゃぁまた今度!」
そして、風のように去っていった。
「なんか・・・意外と自由だな。」
「はぁ・・・」
テレスは珍しく呆れている。
先程の口ぶりからして、マギナとは顔見知りだったように思えるが、推測するに、恐らく以前彼女の担当をしていて、かなり振り回されたのだろう。
「テレスさん・・・大丈夫ですか?」
「えっ、あっ、大丈夫です。それよりゆう様、エルフの里のこと、話してくれますよね。」
そう言って、ニコッと微笑んだ。
(なんか怖い・・・。)
ゆうは、笑顔の裏に、得も言われぬ恐怖を感じたので早急に、かつ簡潔に事の顛末を述べた。
「そうでしたか・・・それはお疲れ様でした。」
「いえ・・・。」
「では、彼女及びエルフの方々とは何もなかった、ということですね?」
「そうです。」
どうやら分かってもらえたようだ。
「でも・・・あちらに一晩泊まりましたよね?」
「えっ?」
残念、まだ分かってもらえていないらしい。
そしてなんとなく、空気がしっとりしだす。
(なんか・・・誰かを思い出すな・・・。)
そんなことを思っていると、
「返事がないということは、そういうことなんですね・・・。」
「えっ?」
「・・・」
突然テレスは無言になる。
ゆうは、この雰囲気の中言葉を発せるだけの勇気は持ち合わせておらず、同じく沈黙する。
「・・・嘘ですよ。」
しばらくして、テレスの顔に笑顔が戻る。
ゆうもようやく、しっとりから開放された。
「それよりゆう様、最近働き詰めで疲れていませんか?」
「ん〜確かに。」
思えば、休もうと思い立っても、結局ゆっくり休めた試しがなかった。
「あの!今夜、一緒にご飯でも食べませんか?休めるかは分かりませんが・・・」
なんと、どうやらディナーのお誘いらしい。
普通は男がやるべきだが・・・とにかくテレスがイケメンなのは分かった。
「そうですね、是非お願いします。」
「!!分かりました!楽しみにしてますね。」
断る理由もなく、ゆうは勿論即答した。
するとテレスは、満面の笑みを浮かべた。
(テレスさん、優しい人だな。素敵すぎる・・・。)
そしてまた、テレスへの好感度が爆上がりしたのだった。
こうして、ゆうは今晩テレスと食事をすることになった。
〜料亭”妖精の庭”〜
「「カンパ~イ!」」
個室に二人だけの声が響く。
そしてテレスは酒を、ゆうはジュースを豪快に飲む。
「「うまい!」」
この店はSランク冒険者御用達の、有数の名店であり、一般人は入ることができないのだ。
また、ギルドからのアクセスが良く、おえらいさん方もよく利用する。
あの後ゆうは夜まで時間を潰すために、近場でできる依頼を軽くこなして、その後テレスと一緒にここにやってきたのだ。
「楽しんでもらえてるかな?」
テレスがゆうに問いかける。
「はい!出てくるもの全部美味しすぎて・・・本当に凄いです!」
「それじゃ答えになってないよ〜。」
そうしてまた二人で笑う。
テレスは酒が入ったため、かなりハイテンションだ。
「失礼します。」
そう言って入って、カニを携えた従業員が入ってきた。
「カニだ〜!」
テレスはお酒が入ったのもあり、カニにもの凄く興奮している。
またゆうも、久々のカニに、静かに大興奮している。
「いっただっきまーす!・・・ん〜美味しい!」
テレスはノリノリで、そしてとても美味しそうにカニを堪能する。
「本当に美味しいですね。」
その後も、色々な美味しい料理を二人で食べ続けた。
しばらくして、殆どの料理を食べ尽くし、残すはデザートだけとなった時分のこと・・・。
テレスは静かに自分の席を立ち、そして反対側に座っていたゆうの隣に腰を下ろした。
「テレスさん?」
「ねぇ、ゆうくん・・・」
お酒が入っているせいかほんのり顔が赤く、普段よりも色っぽいように感じる。
そんなテレスの、普段と違う雰囲気に、ゆうは少しドキッとする。
「・・・・・・好き。」
この章の終わりまでの、大体の構想は終了しました〜。
残りは肉付けだ〜。(白目)
まぁでも、何話かはストックしてあるので、疲れて執筆サボっても、数日はもちます!
これからもどうぞよろしくお願いします。




