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最悪の予知夢を回避しようとした結果、溺愛が始まりました  作者: gold kiwi
第二章 ノアは絶対死なせない!
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第九話 王宮騎士団にて


 王宮騎士団の訓練場は屋内と屋外にある。ショーンは今日、屋外で練習するのでベンチで観させて頂くことにした。屋外訓練場は楕円形のすり鉢状になっていて、高い位置にベンチが設けてある為、観やすくなっている。


 私が座って観ていると、ショーンと騎士団の方々が手を振ってくれた。


 こうやって見るとショーンも美男子よね。背が高くて足が長く、顔も小さい。何頭身かしら?にこっと笑うと笑窪が出来るところや、瞳が大きいところも可愛いわ。


 それに今日だって私が寂しそうにしているから誘ってくれたのかも。いつもは素っ気ないのに、時々優しくしてくれるのよね。


 あっ、あの騎士団の方‥‥先程、練習前に休憩室に寄らせて頂いた時にお出会いしたロイ様だわ。あんなに大きく手を振って下さって、面白い方ね!


 皆様にお菓子をお渡ししたら、とても喜んで下さったからまた持って行きたいわ。ショーンに託けようかしら?


 色々考えながら訓練場を眺めていると、赤髪の騎士様が入って来られた。


 「あれ!?あの人見たことあるわ!?」


 あの赤髪の騎士様‥‥どこかで‥‥?


 ‥‥あっ!思い出した!お茶会で私の髪にキスした人‥‥。騎士様だったの!?でもまだ私と同い年位の少年だったような‥‥?


 私が身を乗り出して見ていると、赤髪の騎士様が気付いてくださり、こちらに手を振って下さった。


 私も手を振り返す。


 「‥‥‥‥‥‥‥‥。」


 後でお名前を教えて頂こう。


 


 


 

読んで下さり、ありがとうございました!

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