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再開! Part1
やばい! しまった!
何かを押したら、皆が消えてしまった!
これはいろいろやばいんじゃない?
よし! 落ち着け。 とにかく追いかけよう!
「お姉ちゃん、留守番お願い!」
「いってらしゃーい!」
習いたての魔法だけど、成功するかな?
「《転移》!」
転移した先は、神殿のような場所の、ロビーだった。
「「「うわぁぁぁあ!」」」
良かった! 後ろにいたみたいだ。
「あの、君、誰? て、ハルじゃん!」
「え? 何で分かったの?」
「だって、髪と目の色が違うだけだし。」
「マジか!」
少し遅くなったが、そこにいたのは、同じ部活の同級生たちだった。
てか、皆も少しずつ違うな。
今度鑑定してみよう。
「ねぇ、ハル、いろいろ聞く前にさぁ、数人いないんだけど、知らない?」
どうやら、あの神には、まとめてこちらに送られてきたらしい。
だが、僕のせいで離ればなれになってしまったようだ。
ほんと、すみません。