表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
柿五郎の妖怪退治~ぼくのかあちゃを助けに行くぞ!~  作者: ケンタシノリ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

96/108

第14話 最強の妖怪フーライとの最後の戦い(1)

 柿五郎の目の前には、今まで以上にさらに強大になった最強の妖怪であるフーライが待ち構えています。フーライは、石壁に手足を鎖にかけられている柿五郎のお母さんをにらみつけています。


 「ぼくのかあちゃをここから放せ! 早くここから放せ!」

 「ぐふふふふ! そんなことなどできないぞ。それよりも、まずはおめえをこの場で死ぬまでたっぷりと痛めつけてやるとするか」


 柿五郎は、自分のお母さんを放すよう何度も大声で叫びました。しかし、フーライはそんな柿五郎の叫びに耳を貸そうとしません。そして、フーライは柿五郎にいきなり襲いかかりました。


 「うりゃあっ! うりゃうりゃああっ!」

 「うわっ、いてててててっ……」


 柿五郎はフーライに不意を突かれると、抵抗する間もなく何度も強い拳を食らいました。その場で倒れ込んだ柿五郎ですが、もう妖怪は恐くないと自分に言い聞かせるとすぐに立ち上がりました。


 「今度は、こっちから行くぞ! とりゃああっ! とりゃああっ!」

 「こんな蹴り方じゃあ、おれにとっては痛くもかゆくもないなあ。ぐふふふふ!」


 柿五郎は、フーライの腹部に強烈な蹴りを放ちました。しかし、どんなに飛び蹴りしても、フーライは全くビクともしません。強大となったフーライにとっては、柿五郎の攻撃など屁でもありません。


 「とりゃああっ! とりゃああっ!」

 「ぐふふふふ! おめえの攻撃など全然効かないぜ! うりゃああっ!」


 柿五郎から何度も飛び蹴りを食らっても、フーライはまるではがねよろいで守られているかのように、どんな攻撃を受けても全然平気です。


 そして、フーライは左腕で柿五郎を叩きつけると、柿五郎はそのまま地面に倒れ込みました。フーライは、すぐさまに倒れ込んだ柿五郎の胴体を両手で持つと、柿五郎の全身を逆さまにした状態で持ち上げました。


 そのとき、柿五郎は全身が逆さまになっていることもあり、腹掛けが下にめくれてしまいました。


 「わわわっ! おちんちんが見えちゃった」

 「おめえがいつも大失敗している証拠が丸見えになっているなあ。いつもおねしょやおもらしの大失敗をして本当に恥ずかしくないのかなあ。ぐふふふふ!」


 柿五郎は、おちんちんが丸見えになっていることに気づいて思わず赤面しています。すると、フーライは柿五郎のおちんちんを見ながら、お母さんの前で柿五郎の大失敗の数々を不気味な笑い声で言い続けています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ