第13話 おねしょで大失敗しちゃった柿五郎くんの受難(3)
「ムスイ! キザン! 柿五郎が逃げ出さないように両手と両足に鎖をかけるんだ!」
「何をするんだ! 早くここから……」
「黙れ! これから拷問を受けるおめえにそういう資格なんかないわ!」
フーライは、青色の肌をしているムスイと、緑色の肌をしているキザンの仲間2人に柿五郎の手足に鎖をかけるよう命令を下しました。敬太は、鎖を無理やり手足にかけられることに抵抗しましたが、フーライに背中を強く押さえつけられている以上どうすることもできません。
「ぐふふふふ! これでおめえはここから逃げ出すことはできないぜ。お布団には、おめえがおねしょで大失敗してしまった証拠がばっちりと残っているからなあ」
フーライは不気味な笑い声を上げながら、柿五郎がおねしょで大失敗しちゃった証拠といえるお布団を両手で再び持ち上げました。そのお布団には、柿五郎が元気いっぱいのおねしょでぬれているのがはっきりと分かります。
フーライは、ムスイとキザンが木の板の棒を持っていることを確認しました。それは、これから柿五郎への拷問を行うときに使う道具です。
「おめえみたいに、おねしょやおもらしを何回も繰り返して大失敗している子には、これからたっぷりと拷問を行うからなあ。ぐふふふふ!」
「んぐぐぐぐ……」
フーライは、これから柿五郎への拷問を行うことが楽しみで不気味な笑みを浮かべています。背中向きの状態で鎖につながれた柿五郎は、ここから逃れることができないことにやるせなさを感じています。
そして、ムスイが背中向きになっている柿五郎の前へやってきました。柿五郎は腹掛け1枚だけの格好なので、背中やお尻はそのまま丸見えとなっています。
「最初はおれからだ。それっ! バシンッ! バシンッ! バシバシンッ! バシ~ンッ!」
「いててててっ! いてててててっ!」
「バシンッ! バシ~ンッ! バシバシンッ! バシバシンッ! バシンッ! バシ~ンッ!」
ムスイは、柿五郎のお尻に木の板の棒で思い切り叩き始めました。すると、柿五郎はお尻を何度も叩かれる度に凄まじい痛みを感じています。
しかし、柿五郎への拷問はまだ始まったばかりです。ムスイは、フーライの命令通りに柿五郎への拷問を続けています。
「バシンッ! バシンッ! バシ~ンッ! バシ~ンッ!」
「どうだ! おめえへの拷問がどれだけ過酷なのかよく分かるだろ、ぐふふふふ!」
「んぐぐぐぐ……。こんなことで……」
フーライは、柿五郎におねしょの罰としての拷問を思い知らせようと不気味な笑みを浮かべています。一方、拷問を受け続けている柿五郎は痛みに耐えながら、この状況からどうにか脱するための方法を考えています。




