第15話 再び戻った柿五郎とかあちゃの日常(2)
柿五郎がやってしまったおねしょ布団は、いつものように庭の物干しに干されています。柿五郎は、ヤマンバのおっぱいをたくさん飲んだおかげでフーライを撃退させることができましたが、それは同時にお布団への大失敗をしてしまった要因でもあります。
「ヤマンバのおっぱいをたくさん飲みすぎちゃって、こんなに大失敗しちゃったよ!」
「柿五郎くんが大失敗しちゃったのはそういうことだったんだね。でも、柿五郎くんが元気なのは、おっぱいをこんなにたくさん飲んでいるおかげだよ」
柿五郎は、干されたおねしょ布団の横で大失敗しちゃった理由を話しました。お母さんは、おねしょした理由を話した柿五郎をやさしい眼差しで見つめています。
「柿五郎くん、朝ご飯がもうできているから早く食べないといけないね」
「かあちゃ! かあちゃ! 今日の朝ご飯は?」
「いつも食べているおイモとスイカだよ」
柿五郎とお母さんは、家へ戻るとすぐに朝ご飯を食べ始めました。柿五郎の目の前には、大好きなおイモとスイカが目の前に置かれています。
「大きなおイモを5つあるけど、全部食べることができるかな?」
「かあちゃ、残さずに全部食べるからね! だって、大好きなおイモなんだもん!」
柿五郎は、大きなおイモを次々とほおばるように食べています。お母さんは、おいしそうに食べる柿五郎の様子を見ながら目を細めています。
大きなおイモを5個全て食べ終わると、柿五郎はスイカもかぶりつくようにしながら食べ続けました。そして、朝ご飯を全部食べ終わった柿五郎は、お母さんにいつもの言葉を言い出しました。
「かあちゃ、おっぱい! おっぱい!」
「ふふふ、柿五郎くんはおっぱいをたくさん飲むのが大好きなんだね。さあ、こっちにおいで」
柿五郎はお母さんのそばに座ると、いつものようにおっぱいが飲みたいとおねだりしています。すると、お母さんもやさしい笑顔を見せながら、着物から出したおっぱいを柿五郎に飲ませ始めました。
「チュパチュパチュパチュパ! チュパチュパチュパチュパ!」
柿五郎は、大好きなおっぱいをおいしそうに飲み続けています。これを見たお母さんも、自分を助けてくれた柿五郎がおっぱいを飲んでいる姿に満足しています。




