入学編第五話 波乱に満ちた初登校(2)
うぇつへっへっへ…ゲホッゴホ、ゲホッゲホッ、オエ…
主人公勢「むせ返った!」
むせ返ってないむせ返ってない…ゲホッゴホ
主人公勢「強がってる!」
やりたかっただけ。
第五話です。
とりあえず、御国学園にもついたので、転校生の定番、『職員室』に行こう。
幸い今度は、だだっ広い敷地が描かれた地図を持っているので迷うことはない。
さてさて、職員室はどこかな~っと。
お、すぐ近くっぽい。
んじゃ、行きますか!
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職員室には5分くらいでついた。
「すーいませーん。」
「あら?」
お、気付いてもらえた。
反応してくれたのは、昔っぽい言い方をすると〈ボン・キュッ・ボン〉な感じの妙齢の女性だった。
「あのー、俺今日からここに転入することになってる…」
「あ~!貴方が蒼月君ね?」
「はい。」
「職員会議で話は聞いてるわ。私の名前は白鷺 京子よ。よろしくね?」
「あ、はい。よろしくお願いします。」
「ふふっ、硬くならなくても良いのに。あ、もしかして階級が高いから?」
そう言う彼女の服についている階級章を見てみると、階級は、『一等教育正』だった。
普通に階級が高いじゃないですかやだー。
いやでも、俺が特例でもらったやつのほうが高いのか?確か『特等教育監』だったはず。
あ、でもその身分は余り使わないようにって言ってて、代わりに貰ったのは『二等教育正』だったか。
十分高いわ。うん。
人のことは言えないが、彼女の世代で『一等教育正』は高い方だ。
相当強いのだろう。
因みに余談だが、この国の国防軍だと、リベレイターは『~等教育正』とかではなく、『~等解放正』とかになる。一種の識別標のようなものらしい。
「…大丈夫?」
「は、はい?なんですか?」
「いや、まだ始業式が終わってないから、終わるまで職員室で待っててって。時間になったら呼びに来るから。」
「は、はい、わかりました。」
「そう、じゃあ、また後でね。」
そう言うと、彼女は職員室を出て行く。
…え?放置?職員室で放置?
あ、でもほかに先生が2、3人いるな。
何して待つかな…推測では9時位に、始業式が終わるはず…
『パズリュウ』やるか…いや、やっぱ『黒猫プロジェクト』やろ。
30分後…
「蒼月君。始業式が終わったので教室に行きましょうか。」
「あ、はい。わかりました。」
俺は白鷺先生のあとをついて行くことにする。
「蒼月君のクラスは一年三組よ。場所は、北館三階ね。」
「わかりました。」
職員室のある場所は南館なので、隣館だと言うことになる。
五分ぐらいかけて、教室へ向かう。
「ここが一年三組よ。先に入ってみんなに貴方のことを伝えておくから、わたしが合図を出したら、教室には行ってきて自己紹介してね。」
「了解です。」
そう言うと、白鷺先生は教室へ入っていく。
挨拶して、出席をとり、話題は転校生(俺)のことになる。
「はい、じゃあ今日は皆さんに、お知らせがあります。」
その瞬間教室内が騒がしくなるが、先生がなだめて静かになる。
「はい、お知らせというのはですね、実は今日、転校生が来ています!じゃあ、入ってきて!」
先生の合図とともに、教室に入る。
そして教壇へ登る。
「はい。彼が転校生の蒼月総悟君です!」
「こんにちは、蒼月総悟です。よろしくお願いします。」
中途半端ですが、今回はこれで終わりです。
新作投稿しました。
『国立アートレスト魔法学園~チートあるけど暇なので、十五歳、異世界にて魔法学園に入学します~』
こちらもどうぞよろしくお願いします。
次話も早急に上げさせていただきますので、よろしくお願いします。