入学式
「やっとついた」
そう言い俺は今から始まる新たな学園生活に少し緊張していた。
周りにはワクワクしている人、不安を感じてる人など様々人がいる。
俺は校門に目をやるとそこには「魔剣特別訓練学校」と書かれていた。
俺はこの学校に武術枠から受験をして入った。ちなみにこの学校には他に剣術、魔法などの枠がある。ちなみにどの枠から受けても後で混ぜられるらしいからあまり意味はないらしい。
あと推薦と言うのもあるがそれは10年に1人来るかどうかの確率らしい。
この学校は未来の戦士?軍人?良く分からないがを排出する学校なのだ。
どうしてそんな物騒なものが出来たかと言うと今から80年前にアメリカ、その他の国々にモンスターが現れた。その時に人類は終わりに思えたがそのモンスターの出現と同時に魔法使いも現れた。
その戦いに巻き込まれ多くの犠牲者を出した人類は何か対策を打たねばと考え出来たのが魔剣特別訓練学校だ。
10分ほど校門の前で喜びに浸っていたところで周りを見ると人が居なくなっていた。時計を見て見ると集合時間の2分前になっていた。
「あ、これ遅刻だな」
俺は冷静に言い桜並木の中をゆっくりと歩き出した。すると桜並木を抜けた所に大きな校舎がそびえ立っていた。
「でけぇ…」
思わず声を漏らした。するとそこに20代前半と思われる女性が寄ってきた。
「あなた小神 零士君?集合時間過ぎてるよ?」
「すいません」と言った。
女性は少し笑った後に
「私は貴方の事を探すように頼まれたの早く体育館に行きましょ」
と優しく言いゆっくり歩き出した。
俺は訓練学校だからもっと厳しいかと思ったけどそうでもなかった事に少し安心して女性の後に付いて行った。
すると普通の体育館の10倍はある体育館に着いた。すると女性は上官らしき人に俺の事を伝えて
俺を席まで案内してくれた。
「ありがとうございます。あとお名前はなんて言うんですか?」
俺はお礼を言い名前を聞いた。
「私は笹原 京よ。」
そう言って京さんは笑ってその場を立ち去った。
理事長などの長ったらしい話が終わりみんなはそれぞれ担任に当たる人に付いて行っていた。
俺もその列に付いて行った。
歩いている途中俺はある事に気づいた。
この学校見た目もデカイがそれ以上に中身が広かった。あれこれ考えてるうちに教室に着いた。
教室の中は思ってたよりは小さかった。
俺は席に着くと外を眺めながら昔のことを思い出した。
「ねぇお母さんお父さんは?」
幼い俺は泣いてる母に訪ねた。
「お父さんはね…遠くに行っちゃったんだ」
母は泣きながらそういった。
その時「おい!小神!お前の番だぞ!」
怒鳴り声が聞こえ目を開けるみんなが見ていた。
どうも自己紹介していたらしい。俺はだるそうに
「小神 零士」それだけ言って座った。
すると担任が「得意項目、親のことも言う!」と言った。
俺は親はいらねぇだろと思いながらも自己紹介をし直した。
「小神 零士、得意項目は武術で剣術はまあまあで魔法はまるっきしダメ。親はなし。以上」と言い座った。すると担任は満足そうに次の人に行った。
みんなの自己紹介が終えると担任の自己紹介が始まった。
「俺の名前は佐義 修司だ。階級は中佐だ。っと言っても5年も前に実戦からは離れて居るがな。何か質問はあるか!」
そう言い佐義中佐は周りを見てから
「それではしばらく休憩!」と言いその場を立ち去った。
俺は机にうつ伏せなり少し寝よと思った。
すると少し寝た頃に声が聞こえた。
「おーい、おーい」
少しねむそうに顔をあげると男が俺の横にいた。
「おっ!起きたな!俺は南 海太!よろしくな小神!」
元気な声でそう言うと俺の手を掴み握手した。
「ああ、よろしくな」
そう俺は言った。
少ししたら教室のドアが開き佐義中佐が戻って来た。
「今日はこれで終わりだ。明日は実技の練習があるから体操着忘れるなよ」
そう言い佐義中佐はまた何処かへ行った。
この学校は他の学校と違い普通の授業がない。
午前は実技練習、午後は演習となっている。
俺は少しため息を尽き体育館で渡された寮の鍵を持ち寮へと向かった。
初投稿で小説などはあまり書いた事がないので至らない点などが幾つかあるとは思いますがそこのところはお願いします。
あと改善点などありましたらコメントよろしくお願いします。