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黒アリ君と白アリちゃん

作者:壱弐参
冬童話2015の通常参加枠の作品となります。  って思ったら受付期間過ぎてましたw
 むかしむかし、ある所に働き者の黒アリ君がいました。
 黒アリ君にはとても仲の良い白アリちゃんがいました。

「やあ白アリちゃん、元気かい?」
「やあ黒アリさん、相変わらず働き者だねえ」
「白アリちゃんも沢山働くじゃないか」
「周りの皆も頑張ってるからね、負けられないわ」

 黒アリ君は「うんせ、うんせっ」と言いながら、重そうな荷物をお(うち)へ持って帰りました。
 白アリちゃんも同じ様に「うんせ、うんせっ」と言いながら、重そうな荷物をお(うち)へ持って帰りました。

 黒アリ君の家では、三人のお兄さんアリ達が、食べ物を色々な場所へせっせと運んでいます。
 白アリちゃんの家でも、三人のお姉さんアリ達が、食べ物を色々な場所へせっせと運んでいます。
 どちらの家でも黒アリ君、白アリちゃん程ではないですが、働き者がいて、二人はとても助かっていました。

 しかし、一番下の弟と妹は全く働く事をしません。来る日も来る日も食べて飲んで寝てを繰り返しています。



 困った黒アリ君と白アリちゃんは、ある日偶然出会い、二人で話し合いました。

「僕の家に働かない弟がいて困っているんだ」
「私の家にも働かない妹がいて困っているのよ」
「どうしたら良いと思う?」
「どうしたら良いのかしら?」

 二人が真剣に悩んでいると、遠くから赤アリさんが歩いて来ました。

「やあ赤アリさん、お久しぶり」
「やあ赤アリさん、お久しぶりね」
「やあ黒アリ君に白アリちゃん、久しぶりだね。こんなところでどうしたんだい?」

 黒アリ君と白アリちゃんは、弟と妹の事を赤アリさんに相談しました。
 赤アリさんはポンと手を叩きこう言いました。

「簡単じゃないか! その働かない弟や妹より、もっと働かないアリをそばに置けば良いんだよ。そうすれば、弟と妹はこうしちゃいられないと、働き始めるさ!」

 赤アリさんのアドバイスの通り、黒アリ君はお母さんの家から、皆からプー太郎と呼ばれているアリを連れて来ました。
 赤アリさんのアドバイスの通り、白アリちゃんはお父さんの家から、皆からプー子と呼ばれているアリを連れて来ました。
 なんと、しばらくすると黒アリ君の弟と白アリちゃんの妹は、プー太郎とプー子を見て働き始めました。
 弟と妹が働き始め、黒アリ君と白アリちゃんはとても喜びました。

 しかし、しばらくすると、黒アリ君はプー太郎を、白アリちゃんはプー子が気になり始めました。

 困った黒アリ君と白アリちゃんは、ある日偶然出会い、また二人で話し合いました。

「プー太郎が働かなくて困っているんだ」
「プー子が働かなくて困っているのよ」
「どうしたら良いと思う?」
「どうしたら良いのかしら?」

 二人が真剣に悩んでいると、遠くから赤アリさんが歩いて来ました。

「やあ赤アリさん、お久しぶり」
「やあ赤アリさん、お久しぶりね」
「やあ黒アリ君に白アリちゃん、久しぶりだね。こんなところでどうしたんだい?」

 黒アリ君と白アリちゃんは、プー太郎とプー子の事を赤アリさんに相談しました。
 赤アリさんはポンと手を叩きこう言いました。
「簡単じゃないか! その働かないプー太郎とプー子より、もっと働かないアリをそばに置けば良いんだよ。そうすれば、プー太郎とプー子はこうしちゃいられないと、働き始めるさ!」

 赤アリさんのアドバイスの通り、黒アリ君はお父さんの家から、皆からダメ太郎と呼ばれているアリを連れて来ました。
 赤アリさんのアドバイスの通り、白アリちゃんはお母さんの家から、皆からダメ子と呼ばれているアリを連れて来ました。
 なんと、しばらくするとプー太郎とプー子は、ダメ太郎とダメ子を見て働き始めました。
 プー太郎とプー子が働き始め、黒アリ君と白アリちゃんはとても喜びました。

 しかし、しばらくすると、またもや黒アリ君はダメ太郎を、白アリちゃんはダメ子が気になり始めました。

 困った黒アリ君と白アリちゃんは、ある日偶然出会い、またまた二人で話し合いました。

「ダメ太郎が働かなくて困っているんだ」
「ダメ子が働かなくて困っているのよ」
「どうしたら良いと思う?」
「どうしたら良いのかしら?」
 二人が真剣に悩んでいると、遠くから赤アリさんが歩いて来ました。
「やあ赤アリさん、お久しぶり」
「やあ赤アリさん、お久しぶりね」
「やあ黒アリ君に白アリちゃん、久しぶりだね。こんなところでどうしたんだい?」

 黒アリ君と白アリちゃんは、ダメ太郎とダメ子の事を赤アリさんに相談しました。
 赤アリさんはポンと手を叩きこう言いました。
「簡単じゃないか! その働かないダメ太郎とダメ子より、もっと働かないアリをそばに置けば良いんだよ。そうすれば、ダメ太郎とダメ子はこうしちゃいられないと、働き始めるさ!」

 赤アリさんのアドバイスの通り、黒アリ君はお祖母さんの家から、皆からバカ太郎と呼ばれているアリを連れて来ました。
 赤アリさんのアドバイスの通り、白アリちゃんはお祖父さんの家から、皆からバカ子と呼ばれているアリを連れて来ました。
 なんと、しばらくするとダメ太郎とダメ子は、バカ太郎とバカ子を見て働き始めました。
 ダメ太郎とダメ子が働き始め、黒アリ君と白アリちゃんはとても喜びました。

 しかし、やはり黒アリ君と白アリちゃんはバカ太郎とバカ子が気になってしまいます。
 何度も何度も同じ事を繰り返しますが、やはり、一番最後に働かないアリ達は働かないままでした。
 そしてある時、今まで働いていたプー太郎とプー子がまた働かなくなりました。
 その代わりにダメ太郎とダメ子が黒アリ君と白アリちゃんみたいに働き者になりました。
 黒アリ君と白アリちゃんはプー太郎とプー子の事で悩み、ダメ太郎とダメ子の事で喜びました。

「なんでプー太郎はまた働かなくなっちゃったんだろう?」
「なんでプー子はまた働かなくなっちゃったのかしら?」

 二人が真剣に悩んでいると、遠くから赤アリさんが歩いて来ました。

「やあ赤アリさん、お久しぶり」
「やあ赤アリさん、お久しぶりね」
「やあ黒アリ君に白アリちゃん、久しぶりだね。こんなところでどうしたんだい?」
 黒アリ君と白アリちゃんは、プー太郎とプー子の事を赤アリさんに相談しました。
 赤アリさんは腕を組みながらこう言いました。
「うーん、よく分からないね。ところで二人は仲が良いけど、結婚はしないのかい?」
「明日する予定なんだ」
「お(うち)も一緒になるのよ」
「おお、それはめでたいね! 結婚式には是非呼んでくれよ!」

 翌日、黒アリ君と白アリちゃんは、赤アリさんを招いて豪華な結婚式を挙げました。

 一緒に暮らし始めた黒アリ君の家族と白アリちゃんの家族。子供も生まれ、とても幸せに暮らしています。
 相変わらず黒アリ君と白アリちゃんは働き者でしたが、今度は今まで働いていたダメ太郎とダメ子が働かなくなりました。
 反対に、真ん中のお兄さんとお姉さんが、黒アリ君と白アリちゃんみたいに働き者になりました。

 黒アリ君と白アリちゃんはダメ太郎とダメ子の事で悩み、お兄さんとお姉さんの事で喜びました。

「なんでダメ太郎はまた働かなくなっちゃったんだろう?」
「なんでダメ子はまた働かなくなっちゃったのかしら?」

 二人が真剣に悩んでいると、遠くから赤アリさんが歩いて来ました。

「やあ赤アリさん、お久しぶり」
「やあ赤アリさん、お久しぶりね」
「やあ黒アリ君に白アリちゃん、久しぶりだね。こんなところでどうしたんだい?」

 黒アリ君と白アリちゃんは、ダメ太郎とダメ子の事を赤アリさんに相談しました。
 赤アリさんはポンと手を叩きこう言いました。

「そうなんだ、今日はその事で二人に会いに来たんだ! あの後、青アリ様に聞いたらわかったんだけど、グループの中では、必ず働き者と怠け者が出来るそうだよ」
「それはどうしてなんだい?」
「それはどうしてなの?」

 赤アリさんは腕を組みながらこう言いました。

「うーん、よく分からないね。けど、世の中にはとても不思議な事があるって事だよ!」
「いつか僕達も怠け者になっちゃうのかな?」
「それは心配ね」
「うん、だからこそ私も黒アリ君も白アリちゃんも気をつけなくちゃいけないね! この不思議な事を知っていれば気を付けられるよ!」

 赤アリさんが二人にそう言いました。
 怠け者にならないように、三人は「うんせ、うんせっ」と言いながら、重そうな荷物をお(うち)へ持って帰りました。
人の振り見て我が振り直せの教訓に、2・6・2の法則で物語を作って見ました。
名前が適当ですみません;;

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