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メタルの支配領域  作者: 我輩は猫である
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ジェノサイド パート4

 俺はトゥースを起動させた。そしたら、


「我が主よ。ご命令を」


 低い声で喋った。そう、俺はトゥースに人工知能を与えたのだ!そして、声を出せるようにして会話をすることを可能にしたのだ!!はっきり言って、ゴーレムの応用知識で人工知能の作り方があったことにかなり驚いたがな!


(会話が可能になっただけではなく、知能があるからこれからどんどん動きも良くなっていく。ただでさえ、スペックが高いのに高度な動きが出来るようになったら完璧だ!最強のゴーレムが誕生するぞ!)


 いやいや、楽しいな!これからどんどん新しいゴーレムも作って強くなっていくことを思うと楽しすぎる!


「主?」


 考えに没頭していて少し沈黙しているとトゥースが声を掛けてきた。


「すまん、すまん。少し考え事をしてた。それで、少しじっとしてくれ。お前の能力を確認したい」


 トゥースは頷くとじっとした。さてさて、起動しないと能力は確認できないからな。改造しまくった結果、どうなってるかな。クックック。




ステータス

名前:トゥース

Lv.1

種族:上位ゴーレム(マスター:メタル)

能力:進化金属の共有、天武の才、自己再生Lv.1、身体能力強化Lv.1

耐性:物理耐性、自然環境無効

称号:なし




 ・・・進化金属の共有はもしかしたらって思ったけど、それ以外は想像もしてなかったなぁ。つーか、俺が"破壊スル者"を会得してなかったら間違いなく俺より強いぞ!なんだよ、"天武の才"って!俺が欲しかったよ!あ、ちなみに能力はこんな感じだ。




進化金属の共有:"進化金属の統括"を持つ者に自身が見ているものを送る。"進化金属の統括"を持つ者の耐性を会得する。"進化金属の統括"及び"進化金属の共有"を持つ者と通信が可能。


天武の才:近接戦闘の技術の才、ありとあらゆる武器の扱いの才





 強すぎだな、オイ!まぁ、いいや。それより性能テストだな!能力は分かってもどれ程動けるか分からんしな!それにまだ近くにゴブリンたちもいると思う。まずはゴブリンを全滅させることにしよう!キモいし。


「うん。能力は確認できた。トゥース、次はお前の性能を確認したい。恐らくだがダンジョンの外にはまだゴブリン、二足歩行の生命体がいると思う。性能テストをゴブリンで確認しようと思うんだが・・・いいか?」


 人工知能で知性が出来たので命令ではなくお願いにした。上から命令されるだけなのは腹がたつだろうしな!まぁ、マスターが俺だから命令されれば逆らえないんだがな。


「了解。我も自分の力を試したい。ちょうど良い」


 おっ!結構乗り気だ!


「それじゃあ、頼む!そうそう、ゴブリン以外に何かいたら教えてくれ。今のところ、ゴブリンしか会ったこと無いし。期間は3日間だ」


「了解」


 トゥースは返事をするとすぐにダンジョンの外に向かっていった。

 さてさて、最初の1日は性能の確認をするとして、残りの2日はどうしよう。暇だし、趣味全開のゴーレムでも作るかなぁ。




~~~




 私は今、ゴブリンの巣が出来ていると言われる山に向かっている。私の名前はブロード・ラグリン。栄えあるグランドル王国、グランドル第3騎士団総隊長である。

 何故、私がここに来たか。それはゴブリンの大量虐殺だ。ギルドからの情報でゴブリンが過去に例の無いほど、大量発生したらしい。しかし、すぐにそのゴブリンは駆逐された。何者かによって・・・。国はギルドの情報が信用できるのか分からなかったが、もし本当だった場合、戦力になる。邪魔になれば殺せばいい。

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