悪役令嬢あるあるその2
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「お前とは婚約破棄してやる!」
「...は?」
これは学園の卒業式後のパーティにて起こった出来事。
事の発端はわたくしの幼なじみの令息が下位の令嬢に恋をしたこと。そして何故かわたくしにお二人共異様に絡んで来ましたの。
ただの幼なじみなだけでわたくし婚約者ではありませんのに。お二人とも好きになさったらよろしいのに何故こんなにわたくしに絡んでくるのでしょうか?わたくしの知らぬ間に婚約者になっておりますの?お父様に聞いてみましょう。
「お父様、わたくしに婚約者はいますの?」
「突然どうした。婚約者はいるに決まっているだろうが」
「お相手は幼なじみの彼ですか?」
「いや違う。別のお方だ」
「そうですか。ありがとうございます。失礼します」
「あぁ」
わたくしに婚約者いらっしゃったのね。知らなかったわ。でも、幼なじみの彼では無いことが確認できたので良しとし、彼らはほっとくとしましょう。
お二人とも本当にわたくしを放っておいてくださらない。何故?わたくし婚約者では無いのに嫉妬は見苦しいだの、彼女はただの友達だの、彼女を寄ってたかって虐めるな等、いっぱい態々言いに来ますの。
わたくしは彼女の姿は知っていてもお名前も存じ上げません。虐めたことも嫉妬したことも勿論ありませんのに。証拠は無いのに言いに来るのは中々うざ...こほん、面倒ですわね。早く学園を卒業し離れたいですわ。
「婚約破棄だ!」
「...は?」
卒業式後のパーティに時は戻り、訳の分からないことを言い出したと思っていますと更に訳の分からないことを言い出しましたの。婚約しているだの、嫉妬がウザかっただの、彼女が真の愛する人だのと。
勝手になさったら?わたくし婚約者ではありませんし、嫉妬も勿論しておりませんし。もしかして、わたくしのことを婚約者だと勘違いなさってる?まさか...ね?
「あの、わたくしのことを婚約者だと勘違いなさってる?」
「お前は俺の婚約者だろ?」
「いいえ、ただの幼なじみですわ」
「は?嘘だろ?嫉妬していただろ?虐めていただろ?」
「いいえ、嫉妬は勿論虐めてもおりません。ただの幼なじみが異様に絡んできて迷惑しておりました」
まさかの勘違いをなさってるおりました。これで勘違いであると認識なさってくれましたわ。本当に良かった。
その後、彼からは勘違いから絡んでいたことを謝罪していただきました。真の愛する彼女は彼と婚約し結婚なさったわけではないようです。何やら、ゲームとは違う!おかしい!バグだ!と叫んでいたようで不敬罪が適用され罰を受けたと。それ以上は存じ上げませんのよ。
わたくしはわたくしの婚約者と順調に仲を深め、今では互いに愛し愛する仲ですの。勘違いを互いにしないようにしっかり会話をしているといつの間にか良い仲に。
皆様会話は本当に大切でしてよ。
悪役令嬢あるある物語その2、幼なじみ令息が勘違いでそもそも婚約者では無かったend。
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