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世界は誰の夢か  作者: 光幽 擬名
第一部 第二章 境界に立つ者たち
75/80

答え:時代と人の趨勢(すうせい)に・・・

大まかに進めながら細かいことで追加していったりと

後からあれもこれもとなる事もありそうで

実際そんな事もないかもしれない。

そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので

あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。

体にあった小説をお選び下さい。

――答えも見えないまま、やがて2週間。


碌に食事もできない状態。

気絶した場合は、比較的長く時間が経過している。

なので失神する事も手段の一つにしているが、それもよくない状況なのは明らか。


それに、ここ数日は徐々に、今が夢なのか現実なのか判断できていない時もある。

寝ていると思ったら起きて。

起きていると思ったら寝ている。

普段は絶対に飲まないブラックコーヒーや辛いミントガムが無ければ、会社の仕事もままならない。


何か方法を考えないと…


「この辺、間に合いそうかー?」

「・・・・あ。はい!一応16時頃には送れるようにしますねー。先輩は午前に来てたメール返事しましたー?」

「あ。やべ」


いつもより作業に時間がかかってしまっている。

集中が全くできていない。

今は、とにかく文字を追う事に専念しよう。

この資料も、あの先輩に早めに確認してもらわないと、定時に帰れなくなる。


これが終われば、週末がくる。


そういえば、和から何か連絡が来ていた気がする・・・。

早めに返事をしないと・・・


その後も自分の作業に不安が残り、何度も見直して、その度に誤字脱字や微修正が見つかり、自分だけのチェックで一体何度見直してるんだろうか・・・


落ち着け


もうすぐ17時も近い・・・

既に遅くなることは途中で伝えたが、まだ終わっていない。

待たせている事は分かっている。


今日は残業しよう・・・


「先輩すみません!もう少しかかりそうなので、終わり次第メールしますー。先に帰ってくださいー。」

「いや。いいよ。こっちまで終わってるんだろ?こっちからは俺がやるよ。」


作業を引き継ぐ?

この先輩から初めて言われた気がする。


「え?大丈夫ですよ。もう少しですしー」

「…あのさ。お前顔色やばいよ。気が付かなかったけど、今日は早く帰って寝ろ。」

「・・・やばいですかねー?・・・すみません。じゃあ・・今日は甘えますー。」


 急に眼帯で出勤をした時は、多少は心配されているような視線を感じる事はあった。

しかし、特に作業自体には変わりなかったので、あんまりその後の指摘は無かったと思ったが、今さら心配されることになるとは・・・


だが、それだけ見た目にも出ているという事。

今日は甘えて帰らせてもらった方が、いいのだろう。


これはきっと、和にはとてもじゃないが、見せられる状態じゃないんだろうな。

先輩の気遣いを受けて、早々に帰ってどうにかしてでも、気絶でも失神でもしよう。

とにかく睡眠時間を確保しないと、今は頭も回らない。


「はぁ・・・。」


体感時間の長い帰宅を終え、どうにか玄関までたどり着いた・・・


玄関から・・・地下に・・・


あー・・・気持ち悪い


でももう流石に口からは何も出ないだろう・・・


食事をしたのはいつだったか・・・・

ヒナとヒデとも最近・・・・


何も・・・・・・・・・・・


なんか冷たい気がする・・・


熱い体には気持ちいい・・・


「スズ!!」

「・・・・」


視界がぼんやりしている。


ん?


和?


ヒナと・・・ヒデと・・・


「・・・・・何?」

「何じゃない!お前・・・・。地下室の扉の前で倒れてたんだぞ?」


「・・・・・あぁ。すまん。ちょっと睡眠不足。休んでくる・・・。」

「いや、まて!っておい!」


「「スズ!」」


体が鉛のように重い

なんで床がこんなに近いんだ?

とにかく床から立ち上がろうとしが、上手く立ち上がれない。


力が抜けて、再び床に腰を下ろしてしまった。

視界に和や、ヒナ達の心配する顔が映り込む。


「ん。すまん。ちょっと疲れてるんだ・・・大丈夫だから。」

「・・・・運ぶぞ。日向達は一旦戻ってていいよ。連絡ありがとう。」


和の声が近い。


ヒナ達が何か言っている気がする・・・


「・・・・・・・・・・。」


腕の力が入らない・・・。

あ。

駄目だ・・・


「和、はく・・・」

「!」


うっ・・・

運ぶ時の態勢でお腹が圧迫される。

一気に出てくる感覚が止められなかった。


–ビシャビシャ


「うっ・・・・おろして・・・っ」


和にかからないように外側を向いたつもりだけど・・

どうなっているのかが、分からない・・・


…気持ち悪い


「こっちに背中を預けて、このままなら吐いて大丈夫だ。ちょっと水をとって来る。」


・・・どうやら今はトイレにいるらしい


階段からの記憶がない・・・


そのまま吐ける状態だと分かり、我慢していた分がそのまま出てくる


「うっ・・・・・え」


それも疲れる・・・

でもまだ出そう

疲れる・・・どっちだ


「まだ出るか?」

「・・・・・・・・・らない。」


返事ができただろうか・・・?


–ドサ


なにかが落ちた音・・・

和が言ってる・・

なんて言ってる・・・?


白い部屋・・・


また夢か・・・


「まだここにいたのね。」


なんでイヴが・・・


夢に誰かが出てくるのは・・・・これは夢?


「そろそろ自分で出る方法でも、見つけてると思ったわ。」


…いや、出られなかった。

鍵はイヴが持っていたし、他に扉も見つけられなかった。


「こっちのこと見えてる?ねぇ?私はもっと苦しかったのよ?今も苦しいわ。」


そう。

じゃあどうすればいい?

好きにすればいい。


「もっともっと苦しんで。そして死んでくれないかな?ねぇお願い。」


そうか。


死ねばいいのか。


なら放っておけば、いつかは死ぬだろう。

そのうち死ぬだろう。

ほうっておけば


いつしぬんだろうか・・・


なにかきこえる・・・


もうすこし・・・


「俺はお前が死ぬのが嫌だ・・・怪我するのも極力・・・」


あぁそうだな。

だから、死なない・・・。

私はそんな選択はしない。

だから××。心配しなくていい。


生きる方法を探す・・・だから頼む・・・


そんな顔をするな・・・


「ねぇいつ死ぬの?」

「今度は長生きしてくれ・・・」


しにたい・・・・・・・

死にたくない・・・・・・


どっちだ?


「ははっ!お前も一応女なんだな。」


–バシ


「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ・・・・ここは?」


「大丈夫か?トイレで気絶したから、寝室に・・・」


「はぁはぁはぁ・・・・。どこへ行ったんだ?お前?・・・今さら・・」


「スズ?俺は・・・・・魔法世界・・に・・?」


「はぁはぁはっはっはっは・・・な・・はっ・んで・・戻って・・はっ・・こな・・・はっはっぁ・・かはッ・・う。」

「和!過呼吸になってる。ちょっとどいて。」

「はっはっはっはっはっはっうっはぁか・・・」


「スズ・・・。こっちを見て・・・・。尚弥だ。僕と呼吸を合わせて・・・・大丈夫・・・大丈夫だから・・・」


「はっはっはっはっはっ・・・はっ・・・あ。・・・っ」

「はー・・・・・・・・・・すー・・・・・・・・」


誰だ・・・・


はー・・・・


静かな声が・・・・・・聞こえる・・・


すー・・・・


誰だろうか・・・・


その音に耳が集中するのが分かる・・・


はー・・・・・・・・・・・・・


ここは・・・どこだろうか・・・・


・・・・・・・・・・・・


手が顔に触れる感触が――嫌い


–パシ


「ごめん。触らないよ・・・。おちついて・・・大丈夫だから・・・・。

眠い?・・・・・大丈夫・・・・。そのまま寝ていいよ・・・・・・。」


眠い・・・・?


・・・そうか


私は眠かったのか・・・


–ドサ



スズは眠ったようだ。

尚弥が駆けつけてくれてよかった。


「尚弥・・・。」

「・・・なんだろうなぁ。先週会えてなかったから、気になってたけどクマが酷いね。単純に睡眠不足ならいんだけどさ・・・。」


「・・・ん・・・んん・・」


さっき階段前で気絶してから、15分もせずに起きた。


そしてあの状態・・・。

またすぐに起きてしまいそうだ。


「深い睡眠に落としても大丈夫か?」


「・・・そうだね。睡眠不足も原因の一つではあるみたいだから、それで様子を見ようか。」

「・・・・・・」


睡眠状態を無理やり深く下げると、少し表情が落ち着いた気がする。

さっきは急に起きたと思ったら、手をはじかれ・・・

スズが言ってることが、ちゃんと分からなかった。

俺がいなかったことに怒ったのか?


――様子が違った。


とにかく普段のスズとはまったく違う様子で、こちらと目線が合わず混乱しているような。


「・・・また起きても良くないし、ちょっと部屋の外で話そうか。」

「あぁ・・・・」


寝室を出る。


「和も最近話してないんだっけ?」


「あぁ・・・」

「日向達にも聞いてみようか。」

「殆ど上がってこなかったそうだ・・・。」

「体調が悪いのは分かってたけど、少なくとも良くなっている傾向ではあったし、心配ないと思ったんだけどねぇ。」


「・・・・俺もあんまり・・・ここまでとは・・・。」

「この状態って、前にもあるの?」


「・・・・俺は見たことない。」

「長命な分、昔の記憶が交錯する事もあるかもしれないけど、その辺のそういう不安定感は、あんまり感じなかったんだよね。

最近なにかあったの?和が魔法の世界に戻ってる。ってのは聞いてたけど・・・。」


「分かんねぇ・・・・なんか、魔法とは何か違う・・・。でも、精神介入が入っている感じがする・・・。」


「…なるほどね。それは本人に聞いた方が良さそうだね。でもさっきの感じは、混乱していたみたいだし、一度眠って落ち着けばいいけど。」


「すまん・・・見るのが遅かった。」

「おい。お前が動揺してたら駄目だろう。少なくともお前は安心材料なんだから、落ち着きなさい。」

「・・・・すまん。分かった。」


・・・あんなスズを見るのは初めてだった。


2週間前も少しだけ話したが、その時も全く目を合わせた覚えがない・・・


多分、あの時から本人にも、自覚があったんだろうな。

正直、喧嘩の後という事もあったし、多少距離を置いておいた方が良いと思ってしまった・・・


それにさっき・・・多分・・・怯えられていた。


「落ち着け。お互いに忙しい状況だったことは分かる。

とにかくスズが起きても焦らせたりしないように気をつけて。

スズは基本落ち着いて整理できるんだから、落ち着きさえ取り戻せれば、本人がちゃんと説明できるはずだよ。」


「・・・・分かった。」

「僕は日向達と話してくるよ。梓さんはどうするの?」


「・・・スズがあの状態なら、ちょっと落ち着いてから迎えに行く。」

「そうだね。それが良いと思うよ。お前もちょっと休みな。」


「・・・あぁ。」

もしもお時間があるようでしたら

一文二文、はたまた評価頂けたら

ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。

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