疑問:気持ちが追いつけない?
大まかに進めながら細かいことで追加していったりと
後からあれもこれもとなる事もありそうで
実際そんな事もないかもしれない。
そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので
あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。
体にあった小説をお選び下さい。
「「えぇぇぇ!!今日でお別れ!?」」
「オワカレ?!」
「サヨナラ?」
「キュキュ!?」
「キキキー!!!」
スズがウーノ達の世界かもしれない、っていう世界をまずは見に行くと言って出たが、すぐ戻ってきた。
そして、このまま全員を帰らせると言った途端
みんなの声が3階に溢れる。
「あの世界はだいぶ時間の流れが速い。ここに一日でも滞在するより、早く戻った方がいい。」
「ええええ!そんな・・・」
「キュキュ・・・」
「うううう!早すぎるよ・・・」
「キーキ・・・」
悲しい。
こんな急だとは、さすがに思ってなかっただけに、みんなの声に同意してしまう…
でも、時間の流れが違うのなら、確かに長居をしてしまうと、もっと本来の世界の時間からは離れていってしまうんだもんね・・・
既にずれてしまった分は取り戻せないけど、このままずらし続けるのはよろしくないんだろうけど・・・それにしても急すぎる。
「もともと、世界が見つかり次第には、すぐに帰す予定だった。なかなか見つけられなかったのは申し訳ないけど、見つかったのなら早く帰った方がいい。」
「・・・・・・ミンナ・・帰ロウ。」
「・・・・・・ソウカ。」
「ワカッタ・・・・・」
「・・・うー。途中まで一緒に行ってもいい?」
「・・・さみしい。お見送りしたい・・・・」
「分かった。ウーノ達の世界の扉までだよ。」
結局はいつかあると分かっていた、仕方のない事ではあるとみんなも分かっているので、静かについていく。
そっか。
もうお別れなんだね・・・
なんだかんだで、ずっと一緒にいたから本当に寂しい・・・
もちろん私もお別れについていく。
そしてスズが扉の先を覗く・・・
焦げた匂いがする。
スズが止まった。
「和!」
「ん?」
そして急に振り返り、大声で和さんを呼ぶ。
え?
え?
何があったんだろう?
「な!!」
「水を!早く!」
何やら扉の外が騒がしい様子。
ど、どうしたの?
日向達と一緒に扉の外に顔を出すと…
緑のはずの森が、夕焼けみたいに燃えていた。
何?
火事!?
「スズ!私達も!」
「・・・分かった。遠くに行かないように。まずは火を止めよう。ドワーフの住居が燃やされてる。」
「△△△△△△△△△!△△△△△△!」
「△△△!△△△△△△!」
「△△△△△△△△△△△△!△△△!」
何か良く分からない声も聞こえる。
「梓。私も手伝うから私の近くにいて!」
「分かった!」
イザベルも火を止めるのを手伝ってくれるようで、日向達と一緒に外に出るのをついて行く。
「△△△△△△△△△△△!△△△△△△△△!」
「△△△△△△△△△△△!△△△△△△!」
わ!
ドワーフさん。本当に小さい!
膝ぐらいの大きさの小さい人間の方が足元であたふたしてる。
どうして燃えてるんだろう?
とにかくここは森の中みたいだし、放っておいて森林火災が広がらないうちに早く止めなきゃ・・・
「ウーノ!ドワーフ達をまとめて!」
「ワカッタ!お前タチコッチニ!!集まレ!」
「おや?どこから来たんだい?魔法使い?」
「「「!!」」」
和さんの指示にウーノの返事がある中、炎の向こうから知らない男の人の声が混ざる。
誰だろう?
知らない人間?
「誰だお前?」
「私はちょっとこの子達に用があってね。君たちこそ見た感じ、魔法使いなのにどうしてここに?」
「アイリス、ユリアス。そのまま火を止める事に集中。」
「「分かった。」」
スズの指示で、日向達はそのまま消火作業を続ける。
スズと和さんの方で、男には対応するみたい。
男は炎の向こう側、焼けた木の間に立っていた。
私もちょっと離れた場所で、そのまま火を止めているイザベルが動きやすい場所に移動する。
「おや?彼女は・・・そうか。・・・お前?ということは、もしかして3番目のwalkerか?」
「・・・私はお前を知らん。」
「それはそれは、あんなに話をしたのに忘れてしまったんですか?」
「…誰だ?」
「まぁあなたはあまり話したがらなかったですからね。あなたの右目は、また無くなってしまったんですか?」
「「!」」
スズは「誰だか知らない」と言っていたけど、今の男の言葉で――二人の空気が変わった。
「記憶の移動に成功したか・・・。」
「まぁまだ失敗もあるようだがね。」
「ドワーフを連れていくつもりか?・・・エルフを殺して、ドラゴンも殺しかけておいて、一体何をするつもりだ?」
「ほう。そこまで分かってるですか。そういえば、ブライアンがあなたを探してましたね。よくあの迷宮から、ドラゴンも連れて逃げられましたね。」
「…とにかくここは引け。むやみに他の世界の種族を攫って殺すのも、どうかと思う。」
「それを私に言うのは、筋違いでしょう?」
「アディールの方か・・・。」
「まぁでもこちらとしても、こんな偶然にも、またあなたに会えたのは運がいい。」
「また会う可能性は高いと思っていた。」
「それはそれは。ですが、まずはこの世界からは早めに出る事をお勧めしますよ。」
「…どうするつもりだ。」
「恐らく、この世界は、そこまでもう長くないでしょう・・・。」
「お前・・・!!」
消火中の燃え残った火種が、急に男の方へ向かって矢の様に走る。
火の矢はどんどん数を増やし、男に向かって雨の様に降り注ぎ始める。
多分、この魔法は和さんなんだろうけど、ここからは表情は見えない。
「梓。ウーノや集まったドワーフ達と一度通路に入って。火はもう少しだし、日向達だけで大丈夫。」
「分かった。イザベル!」
「分かったわ。」
和さんが男に向かって攻撃し始めたのを後目に、スズがいつの間にか近寄ってきて小声で声をかける。
あの男が何者か分からないけど、邪魔にしかならない私達は、一旦言われた通りドアの方へ走る。
ドアは木に張り付いたような状態だった。
多分ここから出てきたと思う。
–キィ
「ウーノ!先に・・・」
「お前はこっちだ。」
「梓!!」
「私達が!」
ウーノ達やドワーフ達を入れていると、急に扉のある木のすぐ裏から、女の人が現れた。
誰?!
イザベルが私の前に立つ。
日向と秀人の声と共に、私の後ろから氷が飛んできて、女の人を攻撃する。
「ぐっ!」
–ボフッ!!
攻撃が当たったのか、女の人から急に大量の煙が舞う。
火からの煙じゃない。
白が視界を塗りつぶして、音だけが残った。
変に動くとイザベルとはぐれるし…
「イザベル!」
「梓!!」
扉はもうすぐそこだったんだから、こっちかな?
声に向かって近づいてきたイザベルを抱き上げ、扉の方へ転がり入る。
「アズサ!!イザベル!」
「キュウ!!」「キュキュ!!」「キーキキー」
ウーノ達と一緒に通路の方へ入れた・・・みたい。
でも、外は・・・。
扉は開いたままだけど、女の人が入って来る様子はない。
だからといって、また外に出ても意味がないし・・・
外の様子はどうなってるんだろう。
氷や炎の音は相変わらず聞こえるし、日向達が多分あのまま女の人を、相手しているような感じがする。
すると、扉の外から何かが弾かれる音がした。
「キュ!?」
「アブナイ!」
急に何かが投げ込まれた。
ドアの中へ狐が飛んできた。
「…お前狐か。日向達をどこへやった?」
「ぐっ!!!知らん!っが!!!」
「イザベル拘束。手足を使わせるな。」
「!わ!分かったわ!!」
どうやら、スズが外から狐を扉の中へ蹴り込んだようだ。
…今の、危なかった。
スズは後から入ってきて、狐が動けないように足で抑えて、イザベルに拘束するように指示を出す。
「…本当に知らないのか?分かってるなら今すぐに言わないと…調べたあとに殺す。」
「ほ!本当に知らない!いくら私を調べたところで居場所は知らん!」
「…誰の、指示だ?」
「あ!!・・・・・・・ッぐ!!!あ!!」
全員の空気が凍る。
これはスズが怒ってる・・・
大声とか怒鳴ったりしない分、こんな低い声を初めて聞いた・・・
更にスズは、かなり乱暴に狐の腹を蹴る。
っていうか、日向達がどこかへ行ったの!?
・・・いない?
連れ去られた!?
「サーズ!私が見るわ!!」
「…頼む。和を回収してくる。一度扉を閉めるけど、そのままで。」
–バタン!
スズも急いで戻っていった。
いったい日向達は・・・
イザベルは、早速拘束した狐の前に立ち、静かに目を閉じた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あんた。あんたの一番最後に映ったあの男は誰よ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・名前は知らない。」
「・・・・あの男の隣にあったドアに、梓を入れろって言われたの?」
「・・・・・・そこの女だ。だが、誰も入れられないと・・・・帰れない。」
「ふん。どうせ帰れないわよ。・・・・あんた・・怪異なのね。狐ね。
・・・あんたもしかしてカルの仲間じゃない?」
「!!・・・・カル?・・・カルを知っているのか?」
「・・・そんな気がしたわ。いるわよこっちに。・・・ただあんた。仲間に会う前に殺されたくなきゃ、さっき相手にしてた二人の居場所を教えた方が良いわよ。」
「・・・・・・・・・・・・ドアの先は、・・・・・本当に知らないんだ。」
「・・・・ふーん。さっきのサーズの様子といい、どっちにしろよね。まぁこんなものね。
梓。下手に近づかないで。あんた達もよ!」
「わ!分かった。」
「オマエタチもっと下がれ・・・お前も・・」
「△△△△△△△△!!??」
「△△△△△△△△△△△△△△!?」
狐・・・。
カルさんの知り合い?
でも、日向達の居場所は知らない・・・
どうしよう・・・
スズ達も帰ってこないし、でもスズにもこのままでって言われてるから、動かない方が良いんだろうし…
「とにかくミランダに連絡!急がないと。俺は魔法世界にまず行く!日向達の居場所はスズで先に動けるか!?」
「分かった。イザベル。ミランダにカイルがすぐ行く事とそして、ブルース・フォーラスに跡をつけたから、追いかける事になると伝えて。」
「わ!分かったわ!梓!戻るわよ!」
「お前たちも一度すまんが戻って・・・」
「スズ!こいつらの仲間ガ・・」
「・・・・全員は無理だ。・・・お前たちが戻るかどうかを、今決めて欲しい。和達は先に戻って。」
スズはウーノに視線を合わせる。
「ココデ戻ルか・・・。このまま私タチと行クカ・・・。選んでホシイ・・。」
「△△△△△△?△△△△!!」
「△△△△△△△△△△△△!!??」
「△△!△△△△△!?」
「今決メナイと・・・二度ト戻レナイかモしれナイ。」
「△△△△△△△?」
「△△!△△△△!?」
「△△△△△△△△△△△」
ドアの前に残るスズとウーノ達、そしてドワーフ達を見送る。
今はとにかく急いで、和さんやイザベルと一緒に、元来た道を走る。
日向・・・秀人・・・
もしもお時間があるようでしたら
一文二文、はたまた評価頂けたら
ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。




